地震や台風などの災害がおきたとき、どう行動すればいいのか、知っていますか?
- 避難するときは何を持っていく?
- 電気や水道などが使えないときはどうする?
など、「もしも」のときは、「いつも」とは違うことをしなければなりません。
実際に災害がおきてもあわてないように、いつもの生活の中で試しておきましょう。
「もしも」のときにやることって?
大きな地震のあとや、津波・水害・土砂災害などがおきそうな場合は、まず安全な場所に避難します。
自分の身のまわりの安全をたしかめたら、おうちの人に自分が無事なことを知らせましょう。
災害のあとは、家でも避難所でも、電気やガス、水道などが使えないことがあるかもしれません。
そのようなときにどうするか、実際に試して知っておくことが備えになります。
避難するとき何を持っていく?
家にいるときに地震や水害が発生して、そのまま家にいることが危険な場合は、避難所に行く必要があります。
避難所に持っていくリュックは準備していますか?
どんなものがあったら避難所で安心して過ごせるか考えて、自分の防災リュックを作ってみましょう。
自分の無事を知らせるには?
1人でいるときに災害がおきた場合は、おうちの人に自分がどこにいるか、無事なのか、ケガはないかなどを連絡しましょう。
携帯電話やスマホを持っていなかったり、持っていても電話がつながらないときは、公衆電話や災害用伝言ダイヤルという連絡方法があります。
伝言ダイヤルは毎月1日・15日に無料で試すことができるので、練習してみましょう。
電気やガスが使えないときは?
大きな災害がおきると、電気やガス、インターネットが使えなくなることがあります。
電気やインターネットが使えなくなると、テレビを見たり、スマートフォンやタブレット端末で情報を調べたりすることもできなくなります。
テレビやインターネットのかわりに、ラジオで情報を聞くという方法があります。
また、電気やガスが使えなくなると、料理をしたり、食べものをあたためることもできません。
そんなときは、発熱剤やカセットコンロを使ってあたたかい食事をすることができます。
どちらも実際に試しておくことで、「もしも」のときにも落ち着いて行動できますね。
水道が使えなかったら?
地震などで水道管が壊れてしまうと、水道も使えなくなってしまいます。
水道が使えないと、いつものように手を洗ったりお風呂に入ったり、トイレを使うことができません。
1日の中で、どういうことにどのくらい水を使っているのか観察してみましょう。
水道が止まってしまったら、トイレのかわりに非常用トイレを使います。
非常用トイレには、水分を固める吸水ポリマーという粉が入っています。
その仕組みを知るために、吸水ポリマーの粉を使った工作で水が固まる様子を観察してみましょう。
実験や観察したことをまとめよう
実験や観察をしたら、
- なぜその実験・観察をしようと思ったのか
- 実験に使ったもの
- どのような実験・観察をしたのか
- どんなことがわかったのか(失敗した場合は、どうしたらうまくいくか)
などをまとめてみましょう。
ノートやスクラップブックなどに、実験に使ったものや途中の様子の写真を貼ったり、観察の方法などを書いていき、最後にわかったことを文章にします。
実験してみて思ったこと、感じたことも書くといいですね。