我が家の下の子ももう3年生、寝かしつけの必要はありません。
自分の部屋に向かう子どもたちに「おやすみ〜」と伝えるだけで良いなんて!と当初はひどく感動したものです。
しかし、実は最近、読み聞かせを復活させました。
姉妹揃って本を読むのは好きなのですが、いわゆる名作と呼ばれる作品には、なかなか自分からは手を出しません。
一方で、ママ自身も、実はちゃんと読んだことがなかったり、すっかり忘れてしまっている作品があることに気づきました。
それなら、名作を読み聞かせれば一石二鳥!
…というわけで、最近読んでいたのが、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」です。
言わずとしれた名作ですので、あっさりとネタバレをしてしまいますが、主人公・ジョバンニの友人・カンパネルラは、別の友人をかばって川で亡くなります。
銀河鉄道を降りてから判明する、そのシーンに至った日、読後に子どもたちといろいろな話をしました。
「カンパネルラのしたことは立派だけど、真似はしてほしくない」ことを伝えたり、
「じゃあ、どうすれば良かったのか」をみんなで考えたり…
「銀河鉄道の夜」には、カンパネルラのほかにも、タイタニック号沈没事故の犠牲者と思われる青年と子どもたちが登場しますね。
偶然ですが、水難事故が増えるこれからの時期を前に、とても良い時間を持つことができました。
子どもたちは、内心「またママの防災トークがはじまったよ〜」と思ってそうですが(笑)、また隙あらば家族で防災トークをしていきたいと思います!