先週、都内で開催された「防災産業展2024」に行ってきました。
会場内では、最新の防災技術・商品が多く紹介されていました。
災害時のドローン活用や個人用のシェルターなど、普段なかなか目にしない展示もあり、驚きの連続。
たくさんの企業・団体が、防災や災害支援のために動いてくださってるんだなぁと実感しました。
会場では様々なセミナーも開催されていて、防災の新たな視点を得るチャンス!
九州出身の私は、竹中工務店さんの「火山噴火に対する施設のBCP対策」が気になって参加させていただきました。
セミナーでは、これまで全く知らなかった降灰被害について聴くことができました。
- 灰は雪より重いので、建物に荷重がかかる
- 飛散した灰による、目や呼吸器の健康被害
- 水を含んだ灰は粘性の泥になり、滑りやすくなる
- 機材にこびりついたり隙間に入り込んだりして故障の原因に
- 交通インフラの停止・通信障害・断水などが起こる
上記はセミナーでのお話のごく一部ですが、これを見ただけで降灰がいかに厄介で恐ろしい災害であるかがうかがえます。
関東にいるとどうしても地震対策に意識がいってしまいがちですが、富士山が噴火した場合は関東一帯も降灰の被害を受けるそうです。
しかも地震や水害への備えだけでは、降灰への対応は不十分だとか。
とは言え、何もかもをいっぺんに、完璧にというのは現実的に難しいところ。
「できることから少しずつ」を続けていこうと、改めて決意させてくれた防災産業展でした。