2026年7月、「いつもしも」として初めてのリアルイベント、防災ワークショップを開催しました。
この企画は、親子で楽しみながら防災に取り組んでもらい、同時に夏休みの自由研究としても役立てて欲しいというママスタッフたちの思いから実現しました。

こだわりポイント
- 親子で楽しく防災が学べる
- 自由研究が1日で完了する
- 親の準備や片付けが不要
- その場で記入して提出できるワークシート付き
今回は、非常用の簡易トイレなどを製造・販売されているメーカーの株式会社サンコーさんをお招きして、災害時のトイレの備えについて考えます。

パラコードのワークショップはこちら
この記事の目次
簡易トイレの展示も

前日のパラコードのワークショップに続いて2日目は、クイズをしながら”もしもの時のトイレ”について考えたり、実験や組み立てを通して簡易トイレの仕組みを学ぶワークショップです。
この日も、早めに到着してくれた親子には、サンコーさんの簡易トイレや「いつもしも」で紹介している防災グッズ、防災に関する本や漫画などを手に取って見てもらいました。

読書感想文の素材におすすめの本も並べていたのですが、子ども達だけなくママやパパも手に取ってくれていました。
こちらで紹介しています
定刻になったので諸注意をお伝えして、2日目のワークショップ、スタートです!
災害時のトイレについて考えてみよう

今回の講師は、災害時の簡易トイレなどを取り扱っている株式会社サンコーのスタッフさん。
workshop leader
株式会社サンコーのスタッフさん
防災士として、学童保育などで子ども達に向けた簡易トイレの実験や紹介をしています。
まずは「災害が起きた時には、私たちが普段使っているトイレはどうなってしまうのか」を考えることから、ワークショップが始まります。
なぜ水を流してはいけないの?
大きな地震が起きると、地下の岩盤がずれるなどの影響によって、地中に埋められている水道管や排水管などの水を通す管が破損し、断水することがあります。

水を流せなくなるということは、家の水洗トイレが使えなくなってしまうため、各家庭で簡易トイレなど水を使わないトイレを備える必要があるんですね。
トイレに関するクイズに挑戦!
災害が起きた時のトイレについて軽く学んだところで、早速クイズに移ります。
今回のワークショップでは、全部で7問のクイズに答えながら「もしもの時にはトイレはどうなるのか」を考えていきます。
トイレで地震が発生!その時どうする?

選択肢
- あける
- とじる
正解は1番の「あける」。

地震の揺れで建物が歪んでしまうと、ドアが開かなくなる可能性があります。
トイレにいる時に大きな地震が起こったら、閉じ込められないよう、すぐにドアを開けましょう。

選択肢
- 流してもいい
- 少しなら流してもいい
- 絶対ダメ!

先ほど習ったことを覚えていたようで、これもほとんどの子ども達が3番に挙げていました。

ハイ、ここテストに出ます!というくらい大事なポイントなので、事前に配ったワークシートにも水を流してはいけない理由を書き込みます。
家族に必要なトイレの数は?
続いて、避難所で困ることについて考えていきます。
大きな災害のあとに開設される避難所で最も困るのは、「トイレが足りなくなる・汚くなること」。
避難所では、他にもプライベート空間を確保できなかったり、雑魚寝になってしまうなどの課題もありますが、トイレの問題がより深刻なのは、我慢ができない、我慢してはいけないものだからです。

一度断水してしまうと避難所や自宅のトイレは使えなくなってしまうので、避難所に仮設トイレが設置されるまでの間や在宅避難では、簡易トイレを使用することになります。

サンコーさんが持参してくださった簡易トイレの数々

ここで、自分の家族に必要なトイレの数を計算してワークシートに書き込みます。
必要なトイレの数の計算式

当日のワークシートより
今回参加してくれたのは3,4年生が多かったのですが、スラスラと計算する子ども達。

例えば4人家族の場合、1日のトイレの回数は7回として1週間分の備蓄だと、必要なトイレの数は(4×7×7=)196個にもなります。


一気に1週間分を揃えるのは難しくても、まずは3日分からというように少しずつ揃えていきましょう。

簡易トイレの「白い粉」の正体とは
そして、「簡易トイレに入っている白い粉は何でしょう?」というクイズが続きます。


スタッフが実物を配り、ワークシートには頑張って漢字で書いてみました。

クイズを用いて災害時のトイレのことや、簡易トイレには、水分を固める粉が入っていることを学んだところで、次はその粉を使った実験へ移ります。

子ども達も大興奮!白い粉で何が起こる?

選択肢
- 1時間
- 10分
- すぐ!(1分以内)

ここで、机の上に置かれたペットボトルの水をジッパー付きのビニール袋に入れ、その中に凝固剤の粉をふりかけていきます。

凝固剤を入れると、500mLのペットボトル1本分の水がみるみる固まっていく様子に、子ども達は大興奮!



ゼリーのようにぷるぷるになった水を触るのがとても気持ちよくて、大好評でした。

ビニール袋を閉じた後も、ぷるぷるした水を触ってみたり袋を頭に乗せたりする子ども達が続出。


ちなみに、この固まった水が入ったビニール袋は、全員がお持ち帰り。

簡易トイレってどんなもの?組み立ててみよう

凝固剤を使った実験で一気に場の空気が温まったまま、今度は簡易トイレの組み立てに挑戦です。
その前に、最後のクイズ。

選択肢
- お家
- 避難所
- 車の中
これまでのクイズと違って、全ての選択肢で手を挙げる子も…!



実験で盛り上がったあとのラストのクイズは、子ども達の反応もグッとアガりました。
当日お配りしたワークシート、クイズの問題と答えはいつもしも with Kids に載せていますので、参考にしてくださいね。
ここからダウンロード
何分かかる?組み立てスタート!

組み立てにかかる時間を予想してワークシートに書き込んだら、いよいよ組み立て開始。
まず箱の裏にある説明書きを読む子もいれば、すぐに開けて中身を取り出す子もいました。

折りたたんであるダンボールを手早く組み立てて、4つの角に青い脚キャップをはめ込みます。


なんて言っていたスタッフさんも驚くほど、スピーディーに組み立てていきます。
黒い汚物袋を取り出したら本体に被せて、袋の上から水色の便座をのせれば完成。



組み立てにかかった時間は一番早くて2分半、多くの親子が3分ほどで組み立てを終えていました。

組み立てる前の予想とあまり変わらない時間で組み立てられた子が多かったようです。
完成した簡易トイレに座ってみた

スタッフさんの声かけを合図に、子ども達が座ってみます。


その言葉を聞いて、2人で座ってみる親子もいたりと、先ほどの実験にも増して賑やかでした。
最後に、簡易トイレを組み立てて座ってみた感想、地震に備えたお家のトイレの注意点などをワークシートにまとめます。



参加してくれた方々の感想

こうして、初めての防災ワークショップは2日目も無事に終了。
簡易トイレのワークショップには小学2年生から5年生までの6名が参加してくれましたが、日頃から防災に関心が高いと思われる方々が多かったのが印象的でした。
保護者の方々からアンケートで寄せられた感想の一部をご紹介します。



非常時のトイレは大事な備えではあるものの、あまり試してみる機会がないということもあり、貴重な体験ができたという感想が目立ちました。
サンコーさんのご厚意で、参加された方々には簡易トイレなどのサンプルを持ち帰っていただいたので、家庭での備えの一助になれば嬉しく思います。

今後も親子で楽しく防災に取り組めるコンテンツや企画を発信していきますので、お楽しみに♪


