停電したとき、あるいは夜間に避難するときなどのために、防災グッズとして欠かせないのがライトです。
この記事では、「いつもしも」のグッズ担当・ノマリが、実際に使って良いと思ったライトを、おすすめポイントと合わせて解説します。
まずは、
- 持ち歩きの防災ポーチにおすすめのミニライト
- 避難するときのために備えたい身につけるライト
を、あわせて5つご紹介!
今後も随時更新予定ですので、ライト選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事で紹介したライトは、いつもしも公式X(旧Twitter)でも紹介中です!
#いつもしもおすすめライト でチェック♪
この記事の目次
1. 子どもにおすすめの持ち歩きミニライト[EDC01|LUMINTOP]
まずは、普段から子どもに持たせたいミニライトです。
LUMINTOP(ルミントップ)のEDC01は、EveryDay Carryつまり毎日持ち歩くことを前提にしたシリーズの1つです。

(オフィシャルサイトはこちら)
商品名 | |
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色 | |
メーカー | |
価格 | |
大きさ | 6.6cm×φ1.52cm ※公式マニュアルによる |
重さ | 15g(電池別) |
充電方法 | 単4電池×1本 |
付属品 | キーリング、シリコン製ディフューザー、防水用Oリング |
選ぶときに意識したこと
子ども用のミニライトを選ぶにあたって、重視したのはこんな条件。
- 乾電池式
- 軽い
- 小さい
- カラビナ付き
- 操作しやすい
- 子どもが好きそう
モバイルバッテリーがあれば充電式のライトでも良さそうですが、もしものとき、どうしても充電はスマホ優先になりますよね。
非常時の充電のしやすさや、充電忘れのリスクを考えると、防災としては乾電池式のものがおすすめです。

また、「子どもが持ち歩いて使うこと」を考えると、好みやコンパクトさ、操作性は重視したいところです。
ライト自体はママが選びましたが、カラーは本人の希望でブルーになりました。
明るさ・光り方
光り方は3段階です。
ヘッド部分をゆるめるとOFFに、締め直すたびにLow→Mid→Highの順に切り替わります。
光り方 | Low | Mid | High |
---|---|---|---|
明るさ | 5ルーメン | 32ルーメン | 120ルーメン |
照射時間 | 36時間 | 4時間 | 30分 |
おすすめポイントはここ!
こちらのライトは、底面がフラットなので立てて使うこともできます。
置いたときに活躍するのが、付属のシリコン製ディフューザー(光を分散させる装置)です。
こちらを被せると、
だいぶコンパクトながら、なんと置き型のランタンになります。
さらに、このディフューザー、実は、
蓄光機能があるんです!
ライトを消しても、うっすら明るさが残ります。

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子どもにおすすめの防災グッズはこちら
2. ママにおすすめの持ち歩き多機能ライト[TOOL AA 2.0|LUMINTOP]
次は、ママの防災ポーチにおすすめのミニライトです。
子ども用と同じ、LUMINTOPの商品を選びました。EDC01よりひと回り大きいTOOL AA 2.0です。

(オフィシャルサイトはこちら)
商品名 | |
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色 | |
メーカー | |
価格 | ¥2,185(税込) ※2025年4月25日時点のAmazonセール価格 |
大きさ | 8.9cm×φ1.85cm |
重さ | 23.5g(電池別) |
充電方法 | 単3乾電池×1本/単3充電池×1本/14500リチウムイオン電池×1本 |
付属品 | ストラップ、シリコン製ディフューザー、マグネットテール、防水用Oリング |
※リチウムイオン電池とセットになったものもあります。
※2025年4月現在、上位モデルのTOOL AA 3.0も販売されています。
選ぶときに意識したこと
ママの持ち歩き用ミニライトを選ぶにあたって、重視したのはこんな条件。
- 乾電池式
- 軽い
- 小さい
- カラビナ付き
- 操作しやすい
- マグネットで付く
子ども用ミニライトとほぼ同じ条件▲ですが、重視したのはマグネット式であること。

以前にエコイベントでもらったLEDの2WAYスティックライト。懐中電灯にも作業用ライトにもなるので #防災 用として枕元に置いています。スリムなので、普段持ち歩く #防災ポーチ にも入る大きさです💡
ただ、子ども部屋に置くと高確率で遊んでしまいそうなので、迷うところです💦#いつもしも pic.twitter.com/VbB80Y56on— いつもしも◇ママと子どもの防災 (@itumosimo) September 30, 2021
こちらのTOOL AA 2.0には「マグネットテール」というパーツが付いていて、ヘッド部分の逆側(=テール部分)で電池交換のときに外すボタンのパーツと交換ができます。
詳細は、後ほどおすすめポイントで解説▼しますね。
明るさ・光り方
光り方はストロボ(点滅)機能を含めて5段階ですが、使用する電池によって明るさが変わります。
この商品は、いわゆる単3電池やエネループなどの充電式の単3電池のほか、単3電池とほぼ同じサイズの14500リチウムイオン電池も使うことができます。
Low | Mid | High | Turbo | Strobo | |
---|---|---|---|---|---|
■単3乾電池 | |||||
明るさ | 3.7ルーメン | 28ルーメン | 140ルーメン | 220ルーメン | ー |
照射時間 | 60時間 | 11時間50分 | 49分 | 21分 | ー |
■単3充電池 | |||||
明るさ | 3.7ルーメン | 28ルーメン | 140ルーメン | 220ルーメン | ー |
照射時間 | 60時間 | 12時間30分 | 2時間33分 | 43分 | ー |
■14500リチウムイオン電池 | |||||
明るさ | 16ルーメン | 85ルーメン | 360ルーメン | 650ルーメン | ー |
照射時間 | 37時間 | 6時間9分 | 79分 | 33分 | ー |
切り替え方は、テール部分のパーツによって変わります。
ボタンパーツの場合
ボタンの全押しでON/OFF、半押しでLow→Mid→High→Turboの順に明るさが切り替わります。
ストロボは、光り方を問わず、点灯中に素早く6回半押しすると起動する形です。
マグネットパーツの場合
マグネット使用時はボタンが使えないため、ヘッド部分をゆるめて切り替えます。
ゆるめるとOFFに、締め直すたびにLow→Mid→High→Turboの順に切り替わります。
ストロボを起動したいときは、光り方を問わず、点灯中に素早く6回回転(ON/OFF切替)してください。
check!

(公式サイトのマニュアルより)
ストロボの起動方法については、実は英語バージョンと日本語バージョンで説明に違いがあります。

改めて英語バージョンのやり方で確認したところ、説明の通りに起動できたため、この記事では英語バージョンの説明を採用しました。
おすすめポイントはここ!
前述した▲通り、こちらのライトを選んだ最大のポイントはマグネット式であることでした。

金属製のレンジフードに下向きにつけて照らすと、手元はかなり明るくなります。
これなら、停電時でもガスが通っていたら料理できますよね!
ヘッドライトやネックライトも良いですが、料理に関しては特に、上に固定された明かりがあった方が作業しやすいと思います。
ほかにも、車の窓枠につければ、車載用ライトとしても活躍します。
マグネットによって、向きを問わず設置できるのはポイントが高いですよね。
クリップも付いているので、マグネットをつける場所がないときは、胸ポケットに挿したり帽子のツバに挟んだりすることもできます。
子ども用と同様に、もちろんシリコン製ディフューザー付き!

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3. 登下校やランニングにも!Panasonicのネックライト[LED ネックライト® BF-AF10P|Panasonic]
今度は、身につけて使えるライトを見ていきましょう。
こちらは、避難時におすすめ、Panasonicのネックライトです。

(オフィシャルサイトはこちら)
商品名 | LEDネックライト® BF-AF10P |
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色 | |
メーカー | |
価格 | |
大きさ | 本体:約幅30mm×奥行26mm×高さ50mm ネックホルダー:約φ215mm |
重さ | 約40g(パナソニックコイン形リチウム電池含む) |
充電方法 | リチウムコイン電池CR2032×2個 |
付属品 | リチウムコイン電池CR2032×2個 |
※2025年4月にリニューアルモデルのBF-AF15Pが発売されました。
選ぶときに意識したこと
こちらは、子どもの非常持ち出し用ライトとして選びました。
探したときの条件はこちらです。
- 電池式
- 軽い
- 小さい
- 操作しやすい
- 子どもが身につけやすい
- 持ち歩きやすい
手持ちのライトとの違いは、「身につけられる」こと。
手放しで使うことを前提としているライトを探して、ネックレスタイプのこちらを選びました。
シリコン製のネックホルダーに、小さなライトがはめ込まれている形です。
明るさ・光り方
こちらのネックライトは、ON /OFFのみで至ってシンプル。
ライト部分の、首にかけたときの身体側(ロゴの裏)にボタンがあるので、シリコン越しにグッと押し込みます。
ボタンは少し固めなので、親指でしっかり押し込んでくださいね。
明るさ | 約13ルーメン(参考値) |
---|---|
照射時間 | 約15時間 ※パナソニックコイン形リチウム電池使用、20℃時 |
同じパナソニックの商品には、調光や点滅ができるモデルもあるので、気になる方はこちらをチェックしてみてくださいね。
おすすめポイントはここ!
おすすめポイントは、なんといっても身につけやすさ。
ネックレスのように首にかけるだけで完了です。
長さの調整も、スライドするだけなので小学生にも簡単!

我が子が通っている放課後学童クラブでは、一時期、冬場にこちらのネックライトをつけて帰るのが流行っていました。
避難時だけでなく、子どもの登下校や習い事帰り、ランニングなどにもおすすめです。
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4. ねらって照らせる!ヘッドライト[LEDヘッドライト センサー付 ECLAT 240ルーメン LC-S24A7 08-0934|オーム電機]
身につけて使えるライト、首の次は、頭に装着するタイプのライトです。
オーム電機のセンサー付きLEDヘッドライトになります。

(オフィシャルサイトはこちら)
商品名 | LEDヘッドライト センサー付 ECLAT 240ルーメン|LC-S24A7 08-0934 |
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色 | ー |
メーカー | 株式会社オーム電機 |
価格 | ¥1,408(税込) |
大きさ | 幅58mm×高さ40mm×奥行35mm ※ライト部 |
重さ | 約61g(電池別) |
充電方法 | 単4電池×3本 |
付属品 | なし |
選ぶときに意識したこと
ヘッドライトといえば、防災リュックに入れるライトの定番ですよね。
スタッフも、防災リュックを本格的に用意するようになった頃、早い段階でヘッドライトを購入しました。

そこで、反省を踏まえて、買い替えるときに意識した条件がこちら。
- 乾電池式
- 軽い
- コンパクト
- できればセンサー付き
- 頭にフィットしてズレにくい
- 角度が調節できる
「センサー付き」と聞くとお値段が高そうなイメージですが、意外とお手頃価格の商品もあるんですよ。
また、首に無理がない状態で対象を照らすために、多少なりとも角度の調整ができるものが便利です。
明るさ・光り方
こちらの商品には、電源ボタンとセンサーボタンの2つのボタンがあります。
光り方は、電源ボタンで3種類、消灯状態からセンサーボタンを長押しすると、赤点滅もできます。
点灯中にセンサーをONにすると、そのときの光り方をセンサーでON/OFFできるようになります。
モード | 白色 _Low | 白色 _High | 赤色 | 赤色 点滅 |
---|---|---|---|---|
明るさ | 80 ルーメン | 240 ルーメン | ー | ー |
照射 時間 | 14時間 | 6時間 | 100時間 | 100時間 |
おすすめポイントはここ!
単4電池を3本使っているので、少し重量はありますが(約93g)、頭に装着してみるとそこまで気になりません。
ハチマキのように額に巻くだけではズレやすいのでは?と不安でしたが、幅広のバンドのおかげで、強い締めつけを感じることなくフィットしてくれました。
ライトの角度は0度〜下向き45度まで微調整が可能です。

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5. 気楽に身につけられて視認性も抜群!楽天のアームバンドライト[LED ARM BAND|生活雑貨グラシア]
身につけて使えるライト第3弾、首→頭のあとは、腕に装着するタイプをご紹介します。
楽天のショップで購入した、アームバンドタイプのライトです。

(販売サイトはこちら)
商品名 | LED ARM BAND |
---|---|
色 | グリーン ブルー オレンジ ホワイト レッド |
メーカー | 生活雑貨グラシア |
価格 | ¥500(税込) |
大きさ | 腕周り26〜58cmまで対応 |
重さ | 45g(リチウムコイン電池含む) |
充電方法 | リチウムコイン電池CR2032×2個 |
付属品 | テスト用電池 |
選ぶときに意識したこと
防災関係でライトといえば、懐中電灯・ネックライト・ヘッドライトがよく挙げられますよね。
でも、実は他にも便利なライトがあるのでは?と探した結果、見つけたのが腕につけるアームバンドタイプのライトでした。

アームバンドライト、またはランニングライトとも呼ばれています。
明るさ・光り方
アームバンドライトという名前ではありますが、面ファスナー(いわゆるマジックテープ)で留めるベルトタイプなので、脚やバッグなどにもつけられます。
光り方は、点灯・点滅の2段階です。
切替ボタンを押すたびに、点灯→点滅→消灯が切り替わります。
モード | 点灯 | 点滅 |
---|---|---|
明るさ | ー | ー |
照射時間 | 70時間 | 100時間 |
おすすめポイントはここ!
アームバンドタイプは、ここまで紹介したライトと比べて明るさでは劣ります。
ただ、面ファスナーで好きな部位に固定できるため、一度装着した後は取り扱いを気にすることなく過ごせそうです。

周囲からの視認性が抜群なので、視界を明るく照らすためというより、夜間でも安全に行動するために便利なライトといえます。
45グラムと軽いので、大きめの防災ポーチに入れるのも良いですよ。
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防災用ライトの理想は「ひとり1個、ひと部屋1個」
ひと口に「ライト」といっても、
- 持ち歩き用のミニライト
- 避難するときに身につけるライト
- 避難所で自分たちのスペースを照らすライト
- 在宅避難のときに部屋に置く室内灯がわりのライト
など、用途はさまざま。
そもそもどんなライトを用意すれば良いか迷ったら、「ひとり1個、ひと部屋1個の明かり」を意識してみてください。
たとえば、家に手持ちのライトが1つしかない場合、1人が持って移動したら、今まで居た部屋は真っ暗になってしまいますよね。
暗闇を回避するには、
「部屋に固定で置いておくライトが必要だな」
「それぞれが持って移動できるライトがあるといいな」
などと考えることができます。
このように、使う場所や状況を具体的に想定してみるとグッと選びやすくなりますよ!
こちらで紹介したライトの選び方も参考に、自身と家族に合うライトを探してみてくださいね。