
とお悩みの方いませんか?
そこで今回は、諸事情で期間限定一人暮らしをすることになったスタッフひまりが、「良い機会!」とイチから防災にチャレンジしてみたレポをお届け。
ほぼ何もないところから、最低限の防災環境を整えます。
ただ、仮住まいのため、なるべくお金をかけずに挑戦!
「防災の予算をなるべく抑えたい」という方も覗いてみてくださいね。
この記事の目次
そもそもこの家は安全?ハザードでマップチェック
「防災」というと防災リュックを買って非常食や防災グッズを揃えよう!となりがちですが、まずはこの家のまわりにどんな災害のリスクがあるのか調査します。
災害のリスクは、「ハザードマップ」(※1)で調べられますよ。
ハザードマップは自治体のホームページなどからも見ることができますが、役所に行けば無料で紙のマップをもらうことができます。
せっかくなので今回は、周囲の散策も兼ねて、区役所までもらいに行ってきました!
※1 ハザードマップとは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域やその程度、避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」のことです。

案内看板を見たら防災関連の窓口は3階にあるようだったので、エレベーターで向かいます。
上がっていざ、マップが置いてあるラックを探すと…ない!(汗)
そう、私が今回住むことになった地域の区役所では、防災関連の書類をもらうには、窓口の方に頼む必要がありました。

窓口の方に「ハザードマップが欲しい」旨を伝えると、奥から担当の方がマップとそのほかの防災関連のパンフレットを持ってきてくださいました。









※2 災害が起こったとき、自分の家に倒壊や浸水、焼損、土砂災害の危険性がない場合に、自宅で避難生活を送る方法のこと
…といった感じで、ご丁寧に色々教えていただきました。(今回は、短期間の滞在のため、住民票を移さずに暮らしています。)
この章の冒頭でも記載した通り、ハザードマップやパンフレットはインターネットでも閲覧可能ですが、対面だと気になったことや不安なことなど質問しやすいので、都合が合えば直接もらいに行くことをおすすめします!
初めて住む地域では特に、それまで知らなかった災害リスクを知るきっかけにもなります。
ちなみに今回は、自治体で出している防災系のパンフレットももらえました。
もしものときにに必要なことがわかりやすくまとまっています。↓

防災の第一歩まとめ
- 自宅周辺の災害リスクを知る
- どんな災害が起きたら、どうしないといけないのか(避難所に行くor 自宅で避難生活を送る)か考える
- 避難所に行かなければいけない場合は防災リュック、自宅で避難生活を送る場合は、家の備えを優先して行う
-

マンション民は在宅避難が当たりまえ!?もしもに備える防災グッズリストと行動マニュアル
マンションにお住まいの皆さま、「災害が起きてもマンションだから大丈夫」と思っていませんか? しかし、その考えは打ち破られることになるのです。 以前、いつもしも編集部のメンバーで「震災対策技術展2025 ...
続きを見る
-

ハザードマップの取説~ハザードマップとはなにか、活用法まで徹底解説!
台風の予報や警報が出るたびに耳にする「お住まいの地域のハザードマップを確認して、安全な場所に避難してください」というフレーズ。 地域の役所などから配布されて、ちらっと見たことはある気がするけれど、しっ ...
続きを見る
即死したら意味がない!「まず生き残るための備え」
我が家では在宅避難の備えが必要とわかったので、次はそちらを進めていきます!
まずは、とりあえず死なないための備えとして「家具位置の確認」を行いました。
デフォルトの間取りはこんな感じ。

家具は備え付けで小さめ、7畳くらいの1Kで、全体的にザ・一人暮らし用の物件!といった感じです。

さっそく、防災的に問題がないのか見ていきます。
ここに注目
- 「ベッドで寝ているときに体(特に頭)に物が当たらない」か
- 背の高い家具がドアを塞がないか
引っかかったのは最初のポイント、ベッドまわりの家具配置です。
就寝時が1番無防備な状態なのに、テレビが頭の上にあるのはマズいですよね(汗)
本来なら位置を変えるべきなのですが…間取りなど諸事情でどうしても移動できないため、耐震グッズで対策していきます。

賃貸ということもあり、今回使うのはDAISOで購入した「ジェルマット」!
1番命に関わるテレビを始め、冷蔵庫の上の電子レンジなど、ほかの家電の設置面にも貼っていきました。


次に、2点目の「背の高い家具がドアを塞がないか」を見ていきます。
この家の中で背が高めの家具といえば洗濯機と冷蔵庫。
しかし部屋から見てドアが内開きなので、ひとまず洗濯機はクリア!
冷蔵庫はややリスクがありますが、一人暮らし用で小さいので今回はとりあえずよしとします!
今回は借り物の家具なのと仮住まいだったためできませんでしたが、長期的に考えたら冷蔵庫や戸棚の転防止・開閉対策もしたいなと思いました。
ベッド周りの収納

寝るギリギリまで何かしていたい派なので、ベッドサイド用の収納グッズを作りました。
リモコンや本、スマートフォンなど、枕の周りに置きがちなアイテムがスッポリ!
就寝時に地震が起きた際、これらの物が自分に直撃するのを防げます。
見た目も整って一石二鳥♪
籠城して時を待つ!在宅避難の備え
部屋が整ったら、次に在宅避難での食生活について考えていきます。

…というわけで、今回は、「いつも」も「もしも」も役立つ物を中心に選びました!
量は、東京都保健医療局が発行している「関東大震災から100年目の節目に考える家庭での食糧備蓄」で「最低限の備蓄」とされている3日分を目安に考えていきます。
在宅避難に必要なのは、ざっくり言うと下記の物です。
- 水(生活用水含む)
- 食べ物
- 防災グッズ
水と食べ物から紹介していきます!
最優先で備えたい!飲み物系
まずは、生きる上で最重要の飲み物系から用意していきましょう!
非常用の水分といえば、全部水でやりくりしようとしがちですが、ある程度の量の水があればその他の水分で補ってもOKです。
今回ひまりが選んだ基準はこちら。
選んだ基準
- 普段の生活で飲むか
- 常温で保存可能か
- 栄養が摂れるか(水は除く)
さっそく紹介していきます。

- ミネラルウォーター
- 豆乳
- 炭酸水
- ゼリー飲料
(合計 約1,900円)
人は1日生活するのに3L(1Lは飲用、2Lは調理用)の水が必要と言われているので、必要なのは、私1人×3日分で9Lです。
今回は夏ということもあり、多めに用意したかったため、ペットボトルの水を箱買いし、500ml×24本で計12L備えました!

また、

という先輩スタッフ・トコさんを見習って、200mlタイプの豆乳も何本か購入しました。(ちなみに、もともと豆乳が好きなので1Lタイプは常に冷蔵庫にin)
栄養価も高く、マルチに使えるため、「いつも」も「もしも」も活躍します♪

ゼリー飲料は、小腹も満たされて水分も摂れるので、特に夏場におすすめの備え。
暑すぎて食欲がないときや、帰りが夜遅くなってしまったときに助かりました!
いつもしもの公式Instagramでは、スタッフのリアルストックゼリー飲料をリール動画にしているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
生きる活力に!食べ物
次に食べ物系。
下記の基準を踏まえて、スーパーで買い揃えました♪
選んだ基準
- 常温で保存可能
- 開けるだけor水のみで調理可能
- 自分が好きな物
- 栄養が摂れる物

- カップ麺
- シリアル
- ツナ缶
- 味噌汁の素
- 乾燥わかめ
- お茶漬けの素
- コーヒーの粉
- おやつ
(合計 約4,200円)

食べ物は、予算と保存スペースに限りがあるのと「まず冷蔵庫の中から消費する」ことを考えて、常温保存の物はやや少なめ。
ちなみに、冷蔵庫の中には、
- めかぶ
- 卵
- 豆腐
- キムチ
- レタス
- きゅうり
- 固形ゼリー
- 流水麺
(合計 約1,600円)
など、調理不要で美味しく食べられる食材を入れました。(料理苦手&ズボラなので防災関係なくいつも食べている食材たち…(笑))

また、心の栄養として、大好きなスナック菓子、コーヒーも備えました。
停電時の冷蔵庫対応
中の温度を極力上げないためのポイントは「なるべく開閉しない」こと。
十分に冷えている冷蔵庫であれば、停電しても2〜3時間くらいは冷蔵庫内の冷えを保てます。
また、保冷剤や冷凍食品、凍らせた冷蔵冷凍兼用ペットボトルなどを冷蔵室の一番上の棚に移し替えると、冷蔵庫の中の温度上昇を抑えられるので、覚えておくと便利です。
※移動させるために開閉を繰り返すと逆効果になってしまう可能性があるので注意してください!
-

ジメジメ暑い夏にピッタリの非常食は?選び方とおすすめ食材を紹介
暑い季節は何だか食が進まない…。 そんな経験は誰にでもありますよね。 普段でもバテやすい夏なのに、もし災害が起こったらどうなるでしょう。 ライフラインが途絶えればクーラーや冷蔵庫も使えず、心身の疲れか ...
続きを見る
最低限のものを厳選!グッズの備え
最後に、防災グッズを備えていきます。
引越し前の家から持ってきた防災グッズらしい物といえば「懐中電灯」と「LEDランタン」のみ。
「いつも」も役立ち在宅避難に必要な物を厳選して備えていきました!
選んだ基準
- 電気・ガス・水道などライフラインが止まっても使える物
- なるべく普段使いができる物
項目に分けて見ていきます。
生きている以上必須!トイレとニオイ対策

- 非常用トイレ
いつもしもに入社したての頃、防災グッズで何が1番必要かと、先輩スタッフの皆さんに聞いたところ

とおっしゃっていたので、少し値が張りますが、非常用トイレを購入。
たくさんメーカーがあり迷いましたが、いつもしものグッズ担当・ノマリさんの、

という言葉を思い出して、BOSの非常用トイレ50回分にしました。

使えるグッズを増やす停電対策

- 電池
- モバイルバッテリー
今回持ち込んだランタンは電池でも充電でも使えるタイプ、懐中電灯は電池タイプだったので、灯りのために電池の備えはほぼ必須!
モバイルバッテリーは、前から持っていた10,000mAhの物。
マルチに使える防災グッズ「スマートフォン」の充電用にしました。
スマートフォンは、ライトとして使えるほか、家族を探すときに写真を見せたり、ラジオや調べ物に使ったりできる、立派な防災グッズの1つなので、スマートフォンをお持ちの方は、モバイルバッテリーを絶対備えましょう!
-

停電になったら何すればいい?ママのための停電対応マニュアル
地震や台風などの自然災害はもとより、家庭内での電気の使いすぎや電線へ飛来物でも発生し得るのが停電です。 2022年は、電力需給ひっ迫のニュースが度々報じられ、電力不足からの停電への対応の必要性も明らか ...
続きを見る
衛生面でも重要!断水対策

- ウェットティッシュ(アルコール)
- ウェットティッシュ(ノンアルコール)
- 防臭袋
- 消臭スプレー
- アルコールスプレー
もし水道が使えなくなったら、手も洗えず、お風呂にも入れません。
そんなときでも、清潔を保ったり、ニオイを和らげられたりするグッズを揃えました。
ウェットティッシュは、アルコールありは手指やテーブル・グッズの消毒用、アルコールなしは顔を拭く用として、両方備えることで、拭く場所や用途の違いに対応できるようにしました!
クーラーなしに耐えられる⁉︎暑さの備え
実は、東京から北海道に引っ越したのですが、土地柄かエアコンがない物件がたくさん。(東京暮らしが長いとびっくり!)
私が住むところも、扇風機しかありません…。
滞在期間は6月〜8月前半だったので、最初のひと月は良かったのですが、7月に入ってから暑さが厳しくなってきました。

室温が30度を超えるのが日常のなかで、なるべく涼を感じるため、色々グッズを用意しました。
選んだ基準
- 電気・ガス・水道などライフラインが止まっても使える物
- ひんやり感が続きそうな物
ドラッグストアや100均をまわり、役立ちそうなひんやりグッズを探してきましたよ!

- 冷感ミスト
- 冷感シート
- おでこに貼る冷感ジェルシート
- 保冷剤
- 氷枕(ジェルタイプ)
- ネッククーラー
- 氷(食べる用・冷やす用)
- 魔法瓶
冷感ミストはとにかく効きそうな1番強いタイプにしました。
見た目通りのひんやり感です!
地肌には冷感ボディーシート、衣類には冷感ミストでダブル対策!
暑さを強く感じた時以外にも、着替えや、出かける前のタイミングで使用していました。
保冷剤は、ケーキ屋さんなどでもらえる小さめの物から、クーラーボックスに入れるような四角い大きめの物まで、とにかくたくさん入れて、ぬるくなったらどんどん取り替える方式。
小さいタイプはタオルで巻いて、それを首に巻く、大きいタイプはそのまま脇に挟むなど、大きさによって使い分けていました。
氷はたくさん用意して、そのまま食べたり、魔法瓶に入れて飲み物を冷やすのに使ったり、ビニール袋に入れて保冷剤代わりにしたりなど色々なやり方で活用!

もしものときは、「冷蔵庫でまた冷やす」ということができないので、完全にライフラインが止まった場合の暑さ対策は、まだまだ勉強していかなければ、と思いました。

いつもしもの公式Instagramでは、ひまりの暑さ対策とリアルな様子を公開しているので、気になる方は見てみてください!
-

夏に備えたいおすすめ防災グッズ!停電中でも使える暑さ対策グッズって?
年々厳しくなる暑さの中、もし停電してクーラーや扇風機が使えなくなったら…? 在宅避難でもそのしんどさは容易に想像できますが、避難所となる体育館などは、さらに熱がこもりやすい環境です。 備えたら放置しが ...
続きを見る
挑戦してわかった防災のリアル
長いようであっという間の数ヶ月。
ほぼイチから防災をしてみて、気づいたことを下にまとめました。
賞味期限切れは避けたい!食料の買い過ぎに注意
せっかく買った食品なのに忙しくて食べられず、賞味期限を切らしてしまうことも…。
防災的にある程度の量は必要ですが、大量に買い込むのはやめようと思いました。※賞味期限切れの食材もおいしくいただきました。
滞在初期より安心感UP!必要なものと知識を持つだけで変わる
水&食糧の備蓄と非常用トイレが家にあるとないとでは大違い!
近くに川がある物件だったので最初はビビっていましたが、調査でもしものときも自宅で生活できる条件の部屋であることがわかり、備えをちゃんとすることで被災後も暮らせるイメージが湧き、不安が減りました。
真夏にクーラーなしは本当にキツい!停電対策の大切さ
起こりうる「真夏の停電」の辛さを身をもって実感。
暑さが酷ければクーラーに頼ることができていた生活はどれだけ恵まれていたのか…札幌の暑さでこれなら東京では死者が続出してもおかしくないかも…と思いました。
冷蔵庫に頼らない暑さ対策をもっと研究していきたいです。
まずは知ることから!持続可能な防災ライフを
自分に必要な備えを知り、その備えを続けていくことが大事だとわかった2ヶ月間でした。
これから防災を始めたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。










