2026年7月、「いつもしも」として初めてのリアルイベント、防災ワークショップを開催しました。
この企画は、親子で楽しみながら防災に取り組んでもらい、同時に夏休みの自由研究としても役立てて欲しいというママスタッフたちの思いから実現しました。

こだわりポイント
- 親子で楽しく防災が学べる
- 自由研究が1日で完了する
- 親の準備や片付けが不要
- その場で記入して提出できるワークシート付き
今回は、最近スマホのストラップやバッグチャームなどでも注目されている防災グッズのパラコードを使って、ペットボトルホルダーを作ります。

この記事の目次
開始前は防災グッズをチェック
開場は10時15分からでしたが、余裕を持って早めに到着してくれた子もチラホラ。
受付の際、保護者の方には、いつもしもの簡単なご紹介と防災グッズ[0次]備えリスト、発災直後の注意、アンケートなどをお配りし、子ども達には、ランドセルや防災ポーチなどに入れて持ち歩ける「おたすけミニブック」を全9色の中から好きな色を選んでもらいました。

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受付を済ませた後は、並べてある防災グッズを見たり、写真を撮ったりする子も。
やはり日頃から防災に少なからず興味を持っているお子さんや保護者の方が参加してくれたようです。
ほぼ全員が揃って着席したところで、開始前の諸注意と、万が一ワークショップ中に大きな地震が発生した場合の避難経路をご案内して、いよいよスタートです!
パラコードのつくりを解明!
パラコードのワークショップの講師は、いつもしもの防災グッズ担当で防災士でもあるノマリさん。
workshop leader
ノマリ
いつもしもの防災グッズ担当・防災士。
防災の仕事を通じてパラコードにハマり、休日も子ども達とせっせと編んでいる。
好きな編み方はブーツレース編みで、次はパラコードでバッグをカスタムする予定。
まずは「パラコードってどんなもの?」という説明からワークショップが始まりました。
パラシュートに使われているひも
そもそも「パラコード」とは、パラシュートコードの略。


ワークショップ当日のスライドより
最近はスマートフォンに付けるストラップやバッグに付けるチャームとしても見かけるパラコード。
参加者の中には、パラコードを使ったグッズを既に持っている子やママもいました。


子ども達からは、

という声も上がりました。
ここで短いパラコードを1本ずつ配り、細いひもが入っている部分を触って観察します。


中の細いひもが出てきてしまったら、パラコードの真ん中のあたりから断面に向かってしごくようにすると少しずつ引っ込むのですが、つい触ってしまって細いひもが出てしまう子もいました。


編んだパラコードの長さってどのくらい?

続いて、パラコードで編まれたブレスレットやペットボトルホルダーには、どのくらいの長さのパラコードが使われているのかをクイズを通して学んでいきます。


これから作るペットボトルホルダーに使われているパラコードの長さを予想して、事前に配ったワークシートに書き込みます。

正解は、あらかじめ編んであるペットボトルホルダーを子ども達が自分で解いて確かめます。

解いたパラコードを自分の身長と比べて、長さを推測していました。



防災グッズとしての活用法
今回のワークショップのタイトルにもある通り、パラコードはもしもの時にロープとして使うことができる防災グッズでもあります。
災害が起きた時、具体的にどのように使うのかを子ども達と一緒に考えます。

すると、1人の男の子が手を挙げてくれました。


防災士でもあるノマリさんが、災害時のパラコードの使い方を詳しく解説していきます。
目隠しを作る
大きな地震や水害が起きた際、自宅にいると危険な場合は近くの小学校の体育館などに避難しますが、この避難所は普段その学校に通う子ども達や保護者だけでなく、知らない人も大勢集まります。
そのような環境で人目が気になる時は、ピンと張ったパラコードにブランケットなどの布をかけることで、ちょっとした目隠しやカーテンを作ることができます。


洗濯物を干す
次に、先ほどの男の子が答えてくれた、洗濯物を干すロープとして使う方法。
災害時は、着替えなどを持たず着のみ着のままで避難してくるということも考えられます。
避難所で下着だけでも洗濯したいという時など、パラコードを洗濯ロープのように使って洗濯物を干すこともできますね。
荷物をまとめる
避難所では、大勢の知らない人同士が同じ空間で生活するため、荷物の紛失や取り違い、盗難などのトラブルが起こることもあります。
自分や家族の荷物を他の人の荷物と区別するために、荷物をまとめてパラコードで括ったり、チャームを編んでリュックなどに付ければ、自分の荷物の目印にもなります。

実は、ノマリさんがかけているスマホのストラップのパラコードは12m!

パラコードを束のまま持ち歩くよりも、普段はストラップやチャームとして使い、もしもの時は解いて使うのがおすすめ。
ここで、これまで学んだ内容をワークシートにまとめます。

ペットボトルホルダーを編んでみよう

防災グッズとしてのパラコードの使い方を学んだところで、いよいよペットボトルホルダーを作っていきます!
今回は2種類の色のパラコードを準備しましたが、夏らしい黄緑と水色の組み合わせが圧倒的に人気でした。
ペットボトルホルダーは、ペットボトルを持ち歩く時や目印としてとても便利なのですが、実は編み始める前のいくつかのポイントが肝心。
最初に間違えてしまうと、やり直しになってしまうので慎重に進めていきます。
最大の難関は編み始める前!?

子ども達と一緒に材料を確認したら、まずはパラコードの両端に短く切ったマスキングテープを巻きます。
パラコードの中からナイロンの細いひもがピロピロと出てきてしまうのを防ぎ、このあとコードストッパーなどの部品の穴を通りやすくするためなのですが、既に沢山出てしまっていて巻くのに苦戦する子もいました。
マスキングテープを巻いてパラコードの先を尖らせたら、黒いコードストッパーの穴に通します。

ボタンを親指でグッと押した状態でパラコードを通すのですが、コードストッパーの向きやボタンを押し続ける力、パラコードを通す方向など複数の要素に同時に気を配るため、意外と難易度が高い作業です。
マスキングテープで尖らせてもパラコードの断面から細いひもが出てきてしまう子もいて、特に低学年の子には保護者の方のフォローが必要そうでした。
穴を通した黄緑orピンクのパラコードを折り返して逆方向からもう一つの穴にも通したら、両端が同じ長さになるように調整し、ストッパーをずらしてペットボトルのふたが通る大きさの輪を作ります。

続いて、キーホルダーを取り出して、パラコードの輪の部分を下にしてキーホルダーの丸い金具に両端を揃えて通すのですが、この時のパラコードの向きがポイント。


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正しく通っているかどうかは、↓こちらで見分けられます。

ワークショップ当日のスライドより

「平編み」でスタート
編み始める前の作業をクリアしたら、いよいよ編んでいきます。

平編みの編み方
最初に編み方をしっかり覚えれば、あとは右→左→右と、ひたすら繰り返していくのですが、だんだん楽しくなってきます。

子ども達も、黄緑かピンクで「4」を作り、水色で「十」を作って「4」の三角形の中を下から上に通す…と編んでいく作業に黙々と取り組んでいました。


今回用意したパラコードは、2色を繋げて途中で色が変わる1本にしたオリジナルなのですが、どうしても繋ぎ目の強度が落ちてしまうので、繋ぎ目の部分が編み込まれるようにすると安心です。

焼き止めして完成!
平編みを繰り返して、コードストッパーのところまで編んだら、講師のノマリさんに半田ごてで焼き止めをしてもらいます。




自分で編んだペットボトルホルダーを嬉しそうに見せてくれました!


編み始める前の段階を慎重に進めたため、予定の時間をややオーバーしてしまいましたが、全員がペットボトルホルダーを完成させました。
自分で作ったペットボトルホルダーと記入したワークシートは、持ち帰ることができます。
長さを確かめる際に解いたパラコードも持ち帰りOKだったのですが、帰宅後に早速2本目を編んでくれた子もいました。




いつもしも with Kids
参加してくれた方々の感想
こうして、初めての防災ワークショップは無事に終了。
パラコードのワークショップには小学2年生から5年生までの12名が参加してくれましたが、パラコードへの関心は性別に関係なく高いと感じました。
保護者の方々からアンケートで寄せられた感想の一部をご紹介します。



今回のワークショップは小学生(全学年)が対象だったので、低学年の子と高学年の子では難易度に差が出ることもありましたが、概ね好評をいただくことができました。
「楽しく防災を学び、自由研究にも役立てる」というコンセプトは、防災に少なからず興味を持っているママと子ども達に届いたようです。

今後も親子で楽しく防災に取り組めるコンテンツや企画を発信していきますので、お楽しみに♪




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