毎年、夏休みに保護者を悩ませる子どもの自由研究。
まだテーマが決まっていないなら、近年注目されている「防災」はいかがでしょうか?
ひと口に防災と言っても、防災に関連した工作や観察、実験、調べ学習まで、内容は多岐にわたります。
特に低学年のうちの自由研究は、どうしても親の関わりが避けられないですよね。それなら、むしろ親子で取り組めば防災教育にもなって一石二鳥!
家庭の防災力を高めることもできちゃいます。
ここでは、防災をテーマにした自由研究のアイデアとまとめ方、親の関わり方について解説します。
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この記事の目次
自由研究×防災のすすめ
(子どもではなく)ママたちの間でこのような会話が交わされると、夏休みが近いことを実感します。
日頃、子どもとママのための防災サイトを制作している、いつもしも編集部のママたち。
これまでも、子どもと防災公園に行ったり、アルファ米を作って試食したり、バケツの水でトイレを流してみたりと、防災に関連した様々なチャレンジに取り組んできました。
その経験から、自由研究に「防災」をおすすめする理由と、具体例を紹介していきます。
自由研究に適した内容とは
自由研究は、主に小学生以上の夏休みや冬休みに出される課題の一つです。
長期の休暇を利用して子ども自身が興味を持ったことに取り組み、その制作物や過程・結果をまとめたものを指します。
テーマはその名の通り自由なことが多いですが、以下のポイントを押さえておきましょう。
point
- 身の回りのこと
- 子ども自身が好きなことや興味のあること
- 日頃から疑問に思っていること
- 子どもが(ある程度は)自分の力でできるもの
大切なのは、子ども自身が興味を持ったことであるという点です。自由研究は親が手伝ってしまいがちですが、何をするか勝手に決めて指図するのは望ましくありません。
子どもが興味のないことだと、最悪の場合、親が全て進める羽目になり、親の宿題となってしまいます。
そうなると親もイライラしてしまい、せっかくの夏休みに親子関係が悪くなってしまうのは避けたいですよね。
あくまで子どもが興味・関心を持ったことから広げて、一緒にテーマを決めましょう。
防災を自由研究に取り入れるメリット
「いつもしも」は、ママと子どものための防災メディアです。
ママだけでなく、子どもの目線も大切にしたいという思いから、しばしばスタッフの子ども達(スタート当初は幼稚園~小学生)を巻き込んできました。
その結果、この4年間でスタッフの子ども達も防災に興味を持ち、楽しそうに取り組んでくれる様子を目の当たりにしてきました。
最近では、学校教育でも災害や防災に関する学習が増えていて、子ども達の方から「授業でやったんだけど、うちの防災リュックはどこにあるの?」などと聞かれることも多いです。
あまり防災に関心がないお子さんでしたら、ママの方から子どもの興味を惹くようなテーマを提案してみてもいいですね。
工作や実験をしたいお子さんなら、液状化の仕組みがわかる「エッキー」(※1)を一緒に作ってみたり、料理が好きなお子さんなら、アルファ米を使って火を使わないレシピを考えてみたりと、子どもが好きなことに防災を絡めることができますよ。
merit
小学校低学年(1~3年)の自由研究は、親も大なり小なり関わらざるを得ません。防災をテーマにした自由研究なら、親子で取り組むことで家庭の防災意識が高まります。
素直で好奇心旺盛な子どもだからこそ、この時期から防災に意識を向けることで、自分で自分を守れるようになることが期待できます。
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防災をテーマにした具体例
ここでは、一般的な自由研究の項目に「防災」を掛け合わせた例を紹介します。
防災をテーマにした自由研究の具体例
- 工作×防災=ペットボトルランタン、地盤液状化実験装置「エッキー」
- 手芸×防災=パラコードブレス、反射テープでランドセルカバーをアレンジ
- 料理×防災=アルファ米を使ったレシピ、ポリ袋クッキング、カセットコンロを使ってみる
- 観察×防災=毎日の天気の観測、雲の観察、雨の量を測ってみる
- 実験×防災=節水チャレンジ、バケツでトイレを流してみる、液状化の仕組みを実験
- 施設見学×防災=防災公園、防災体験施設や防災博物館などを見学したレポート
- 調べ学習×防災=ハザードマップを調べてみる、自宅周りの防災マップの作成
- ゲーム×防災=『マインクラフト』や『あつまれどうぶつの森』で防災ワールドを作ってみる
- その他×防災=自分の防災ポーチ、防災ボトルを作ってみる
以上は一例ですが、防災自体が身の回りのことに関連するため、自由研究のテーマとして設定しやすいです。
子どもの学年や興味次第で、工作など取り組みやすいものから調べ学習、レポートまで難易度も幅広く多様な選択肢から選べます。
また、自由研究は最初から最後まで子どもに任せきりにできないことが多いため、親がどのように関わるか、それは可能なのかも気になるところです。
理想は「子どもが8割、親が2割」くらいを目安に、子どもの興味を惹きそうなものを探してみてくださいね。
【小学校低学年(1~3年)】自由研究×防災のまとめ方
親の関わりが最も求められるのは、小学生の自由研究です。
特に、入学して間もない1年生、まだ教科学習も少なめの2年生など、低学年は親の手伝いが必須と言えます。
この時期の自由研究は、出来栄えや完成度よりも、子どもが意欲的に取り組めることを意識しましょう。
低学年におすすめのテーマ
小学校低学年の一般的な自由研究として、よく見かけるのは工作です。
工作系は子どもが楽しんで作れること、新学期に学校へ持って行くと注目を集めやすいというのもあるのか、子ども達にも人気です。
親としても制作物を作るだけなので、手伝いが少なくて済みそうというメリットもあります。
前述したテーマのうち、低学年におすすめなのは下記になります。
低学年におすすめのテーマ
- 工作×防災=紙の食器、新聞紙スリッパ、ペットボトルランタン
- 手芸×防災=反射材でランドセルカバーのアレンジ
- 料理×防災=アルファ米を使ったレシピ、カセットコンロを使ってみる
- 観察×防災=毎日の天気の観測、雲の観察、雨の量を測ってみる
- 実験×防災=節水チャレンジ、バケツでトイレを流してみる
- 施設見学×防災=防災公園、防災体験施設や防災博物館などを見学したレポート
- 調べ学習×防災=自宅周りの防災マップを作ってみる
- ゲーム×防災=『マインクラフト』で防災ワールドを作ってみる
- その他×防災=自分の防災ポーチを作ってみる
工作以外に、観察日記や簡単な実験も自由研究らしいですね。
2~3年生になると「まち探検」などの校外学習を行う学校もあるので、防災関連の施設を訪れて体験したことや感想をまとめるのもおすすめです。
テーマの次は計画を立てる
子どもと話し合ってテーマを決めたら、次は準備に取りかかります。
この準備とは、自由研究の計画(プラン)を立てることです。
たとえば、「雲の観察日記」を自由研究のテーマにしたら、雲の観察をどう進めるのかざっくり決めておきます。
具体的には、いつ、どこで、誰と、何を、どのように 観察するかというプランです。
上記は観察の場合の例ですが、実験なら必要なものをどうやって揃えるか、調べものなら誰に何をどうやって聞くかなど、内容によって決めておくことは異なります。
まとめに必要な基本の項目とは
大手の教育情報サイトでは、自由研究をまとめる際に入れておきたい基本の9項目を挙げています。
自由研究の基本の9項目
- タイトル
- 研究のきっかけ
- 予想/調べたいこと
- 方法・道具
- 結果
- わかったこと
- 感想
- 参考にしたもの
- 日付・名前
実際に取りかかる前に、親はこれらの項目(特に②③④⑥⑦)を念頭に置いて計画を立てるのを手伝いましょう。
雲の観察日記なら、観察する日にちや時間を決めておくことは、まとめる際にも必要になってきます。
④⑤⑥は、可能なら写真を撮っておくと後で役立ちます。
写真を多く貼ることになったら、ノートやスケッチブックよりも模造紙▼などの大きな紙にまとめると良いかもしれません。
具体的なまとめ方の実例【基本編】
ここでは、ジャンル別にまとめ方の例をいくつか紹介します。
工作・手芸
工作や手芸は、制作物を提出すればOKと思いがちですが、作る過程を簡単にまとめておくことをおすすめします。
memo
- 作品のタイトル(最後でも可)
- 作ろうと思ったきっかけ
- どういうところを工夫したか
- 参考にしたもの(写真などを添付するのも◎)
- 感想・反省点
上記のような項目を制作レポートにしたり、材料や作り方をスケッチブックやノートに書いて作品に添付すると、自由研究らしくなります。
学校によっては、自由研究の課題を提出する際に子どもに書かせることもあります。
工作系は、ワークショップに参加して作ることもありますが、保護者が同伴して制作中の写真を撮ったり材料をメモしておくなどして、後でまとめに使えるようにしましょう。
notice
低学年の場合は、保護者の同伴が必要なワークショップがあります。自由研究にするなら、同伴できるものがおすすめです。
料理・観察・実験
自由研究のテーマの中でも、この3つは手順やまとめ方に共通するところが多いです。
たとえば、防災グッズでもある「カセットコンロを使って料理をする」というテーマにした場合、基本の9項目▲のうちに次の項目を中心にまとめます。
memo
- 作品のタイトル
- 研究のきっかけ
- 方法・道具・材料
- 結果
- わかったこと
- 感想・反省点
- 日付・名前
結果の欄は、写真を貼ったりイラストを描いたりすると伝わりやすいです。実験なら、結果を表にまとめたり、写真に補足説明を書き入れてもいいですね。
方法や道具、材料などの工程も、まとめで使えるので写真に残しておきましょう。
ゲーム
子ども達に人気のゲーム『マインクラフト』や『あつまれどうぶつの森』などを使って、防災をテーマにした自由研究にするというアイデアもあります。
コロナ禍で外出自粛が呼びかけられていた2020年、対面しない形での普及・啓発活動の一環として、東京消防庁が「あつ森」を使ってSNSで防災情報を発信し、大きな反響を呼びました。
【お部屋のレイアウトを見直そう】
東京消防庁の調査では、地震によるケガの約3割~5割が、家具類の転倒、落下などによるものでした。
あつお君のように家具の配置や向きを変えることが、重要な地震対策の一つです。https://t.co/F0HXr6aoRZの動画も見てね#あつ森 #ボウサイ島 #家具転対策 pic.twitter.com/EielBgtg4W
— 東京消防庁 (@Tokyo_Fire_D) August 7, 2020
「あつ森」と同じように人気の「マイクラ」でも、防災という観点で子ども達が自由な発想で頑丈な建物を作ったり、畑を作るなどして食料の備え方を考えることができます。
制作した防災ワールドはスクリーンショットで撮影して印刷し、模造紙やスケッチブックに貼って9項目▲と一緒にまとめてみましょう。
check!
「マイクラ」で防災ワールドを作る自由研究については、いつもしも with Kidsでも詳しく紹介していますので、参考にしてくださいね。
マイクラで防災ワールドを作ってみよう|いつもしも with Kids
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自由研究のまとめにあると便利なグッズ
工作や料理、実験などで家にあるもの以外を使う自由研究は、材料費がかかります。
他のテーマでも、まとめる際には模造紙や画用紙、スケッチブックやノートを購入する必要があります。
外部のワークショップに参加する場合、参加費がかかるものもありますね。
一般社団法人日本能率協会が小学生の子どもを持つ保護者に行ったアンケート結果によると、自由研究にかける予算は「501円~1,000円」が33.8%と最も多く、最大でも2000円程度と考える保護者が多数のようです。(※2)
ここでは、いよいよ成果をまとめる段階で、おすすめのものを紹介します。
紙・ノート類
小学生に1人1台タブレットが配布され、ICT教育が進んできたとはいえ、自由研究をまとめて提出するには、やはり紙を用いるのが主流です。
紙・ノート類のおすすめ
- 模造紙・・・B1のポスターサイズがベスト
- 画用紙・・・A4~B4くらいの大きさがおすすめ(A3だとたわんでしまうことも)
- スケッチブック・・・ページ数が多いと最初の方だけ使って余ってしまうので、物足りなく感じるかも
- ルーズリーフ&バインダー・・・使う分だけ綴じられるところが◎
筆記用具
スケッチブックやノートはともかく、大きな模造紙に字を書いたことのない子も多いはず。
模造紙の場合は、鉛筆では見えにくいので中細以上の黒いペンで書くことになりますが、いきなりペンで書き始めるのではなく、鉛筆で下書きすることをおすすめします。
方眼や罫線が入っている模造紙もありますが、清書の前に何をどのあたりに配置するか決めたり下書きするには長い定規なども必要です。
筆記用具のおすすめ
- 長い定規(下書きや線を引くのに使う)
- 黒の中細~太字のペン(タイトルや基本の文章用)
- カラーペン(目立たせたい箇所などに青や赤など数色あると◎)
その他のグッズ
いくら下書きしていても、ペンで書くときに間違えてしまうことはあります。
模造紙の場合は、修正液や修正テープだけでなく、修正用の紙を用意しておくといいかもしれません。
また、学校に提出したり貼り出す際に模造紙の端が折れたり破れたりするのを防ぐため、裏側のふちにテープを貼って補強するのがおすすめです。
その他グッズのおすすめ
- 修正液、修正テープ・・・ペンで清書して間違えたときに使用
- 吹き出し用の色画用紙や修正用の白い紙・・・装飾や修正する箇所に使用
- 補強用のテープ・・・模造紙が折れたり破れたりするのを防ぐ補強のため
【小学校高学年(4~6年)】自由研究×防災のまとめ方
4~6年生の自由研究では、低学年に比べると親の出番はグッと減るかもしれません。
小学校高学年での親の出番は、材料を買い揃えたり写真を印刷するなど、子どもだけでは出来ない(慣れていない)作業を手伝うことがメインになります。
とはいえ、自由研究をどうやって進めるかという計画やスケジュールについては、現実的に可能かどうかを見て適宜アドバイスするようにしましょう。
高学年におすすめのテーマ
高学年になると、工作が減ってくる代わりに手芸や料理、調べ学習などが増えてきます。
5年生から家庭科の授業が始まることもあり、自由研究のテーマに選ぶ子どもが多いのかもしれません。
前述したテーマのうち、高学年におすすめなのは下記になります。
高学年におすすめのテーマ
- 工作×防災=地盤液状化実験装置「エッキー」
- 手芸×防災=パラコードブレス
- 料理×防災=アルファ米を使ったレシピ、ポリ袋クッキング、カセットコンロを使ってみる
- 観察×防災=毎日の天気の観測、雲の観察、雨の量を測ってみる
- 実験×防災=節水チャレンジ、液状化の仕組みを実験
- 施設見学×防災=防災公園、防災体験施設や防災博物館などを見学したレポート
- 調べ学習×防災=ハザードマップを調べてみる、自宅周りの防災マップの作成
- ゲーム×防災=『マインクラフト』や『あつまれどうぶつの森』で防災ワールドを作ってみる
- その他×防災=自分の防災ポーチ、防災ボトルを作ってみる
同じジャンルでも、少し高度な内容や教科の学習に関連したテーマが増えてきます。
たとえば、4年生の社会科では「自然災害からくらしを守る」という単元があり、各地で起こる様々な災害について目を向けて、自分たちが住む地域で起こりやすい災害と、地域がどのように備えているかを学びます。
この学習に関連した自由研究におすすめなのが、「エッキー」です。
エッキーとは、自然災害のメカニズムを研究するかたわら、全国で防災科学教室やサイエンスショーを行っているDr.ナダレンジャーこと納口恭明さんが考案した液状化現象について学べる実験装置です。(※3)
Dr. ナダレンジャーの防災科学教室「液状化実験」
工作でありながら、液状化の原理や仕組みが視覚的にもわかりやすく学べますね。
高学年になったら計画も子ども主体に
テーマが決まったら、自由研究をどう進めるか子どもと一緒に計画を立てることをおすすめしましたが、これは高学年でも大事です。
低学年のときよりも高度な内容になる分、作業期間が長くなり工程も増えがちなため、なるべく具体的な計画を立てて手順を確認しておきます。
この計画は子ども自身に考えさせて、親は子どもの立てた計画が現実的に可能かどうかをチェックしてアドバイスする程度に留めましょう。
必要な材料は高学年なら子ども自身に買いに行かせてもいいのですが、やはり親が同伴した方が安心です。
具体的なまとめ方の実例【応用編】
高学年の自由研究も、基本的なまとめ方は低学年と同じです。
テーマがやや高度になる分、研究の結果やわかったことを多めにしたり、調べる部分を厚くしてもいいですね。
調べる過程で教科書や図鑑を参考にしたりインターネットを使った場合は、書籍の名前やWEBサイトのURLを参考資料として書いておきましょう。企業のホームページなどに載っているデータを利用したい場合は、自由研究の資料にしたいという旨の連絡を入れます。
企業へ連絡したり専門家に取材する場合は、保護者の方が電話のかけ方などを教えてあげてください。
memo
住んでいる地域の防災について調べる場合は、市区町村の防災課などに聞いてみましょう。自由研究で調べていることを話せば、電話などでも教えてくれます。ハザードマップについても、自治体に問い合わせるのが最も確実です。
料理・観察・実験
低学年と同様に、基本の9項目▲を入れてノートや模造紙にまとめます。
高学年の場合は感想だけでなく、「疑問に思ったこと」と、それに対して調べて「わかったこと」を書くようにしましょう。
ただ文章にするのではなく、写真やイラスト、吹き出しや囲みを入れると目を惹きますし、わかりやすく伝えることができます。
check!
液状化の実験については、いつもしも with Kidsでも詳しく紹介していますので、参考にしてくださいね。
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2020年に始まった新学習指導要領では、高学年の理科や社会で「防災・安全教育」に関連した学習が増えています。
その一環として、防災関連施設を見学してレポートを書いたり、自分の住んでいる地域の防災マップを作ってみるのも自由研究におすすめです。
check!
防災マップを作ったり防災関連施設を訪れる自由研究については、いつもしも with Kidsでも詳しく紹介していますので、参考にしてくださいね。
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夏休みを心待ちにする子どもの隣で、休み中の宿題、なかでも自由研究の進め方に悩んでため息をついてしまうママもいるのではないでしょうか。
どうしても親の関わりが必要になってくる自由研究ですが、防災をテーマにすれば、宿題と同時に親子で意識を高めることができます。
防災は、やってみて初めてわかることも多いもの。自由研究という機会に、ぜひ実際に「やってみる」ことを経験してみましょう。
きっと得られることがあるはずです。
せっかくの夏休み、親子で楽しんで過ごしながら、家庭の防災スキルをアップしてくださいね。