先日の記事で非常食になるおすすめ野菜を紹介しました。(読んで頂けましたか?)
今回はその応用編!備蓄野菜を使って非常時でも作れるもしも料理を5品実際に作ってみました。
簡単でわかりやすいレシピばかりなので、お子さんと作るのも良いですね。
忙しい日常の時短料理にもぜひお役立て下さい。
↓↓まだ読んでいない方はぜひ一読を↓↓
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この記事の目次
常温保存できる野菜を使ったサラダレシピ
はじめは常温保存できる生野菜、玉ねぎを使って玉ねぎと乾燥小エビのサラダを作ってみましょう。
血液をサラサラにしてくれる玉ねぎは、血行不良になりがちな被災時におすすめの食材です。
使う調理器具はポリ袋とスライサーのみ。断水時の洗い物を減らすため、まな板と包丁は使わずに調理しますよ~。
材料はこちら↓
めんつゆは希釈タイプを使います。
(ストレートタイプの場合は味が薄くなるため、適宜味を調整して下さい。)
まず玉ねぎをスライスします。
ヘタもスライサーでカットすれば、まな板と包丁は使わずに済みます♪普段の洗い物削減にも活用できますね。
point
玉ねぎは繊維に沿ってスライスすると辛みが強く出ます。(初めて作った時適当にスライスした結果、子供には食べられないレベルの辛さに…)
生で食べる場合は繊維を経つようにスライスするのがおすすめです。
お尻(根元)を上!と覚えておきましょう♪
スライスする時はこのようにポリ袋をお皿にかけて使うとやりやすいですよ。
スライスしたらめんつゆ、乾燥小えび、ごま油、かつおぶしを入れます。
かつおぶしの量はお好みでOK!今回はトッピング用に少し残しておきます。
全部入れたら袋の口を結んでよ~く揉んで…(味が染みやすくなります!)
最後にいりごまと残しておいたかつおぶしをトッピング。
玉ねぎと乾燥小エビのサラダの完成です!
さっぱりした生野菜サラダは、特に食欲の落ちやすい夏にオススメ♪
普段の食事でもそうめんに乗せたり、豚しゃぶの付け合わせなどにしても美味しいですよ。
”飲める野菜”、野菜ジュースでご飯を炊くレシピ
次は被災時の大切なエネルギー源、ご飯を炊いてみましょう。もちろん、炊飯器やガスは使いませんよ~!
水代わりに”飲める野菜”でおなじみ?の野菜ジュースを使った、栄養たっぷりのレシピです。
材料はこちら↓
ツナ、サバ缶などを入れれば動物性タンパク質も一緒に摂れます
次に調理器具と茹でる為の水を用意します。
今回は被災時を想定してポリ袋+カセットコンロで調理しますが、もちろん通常のガスコンロでも作れます。
それでは調理開始!
まずは下ごしらえから。玉ねぎサラダ同様、深めのお皿にポリ袋をかけ、材料をすべて入れます。
具材は汁ごと入れることで排水も出ず、栄養も一緒に摂れて一石二鳥♪
notice
水気が多い食材は少し水を切ってから入れるか、その分ジュースの量を減らしましょう!
(今回はマッシュルームが水多めだったので、半分ほど水を切って入れました)
袋の上から具材を混ぜるように軽く揉んだら、下からねじるように袋の中の空気を抜き、上の方で口を結びます。
しばらく浸水タイム!そのまま30分放置しておきます。
浸水を待っている間に鍋の準備をしましょう。
ポリ袋が入るぐらいの鍋を用意し、そこにひと回り小さめのお皿を入れます。
こうすることでポリ袋が直接鍋底に触れるのを防ぎます↓
お皿を入れた鍋にポリ袋が浸かる程度の水を入れておきます。
準備ができたらいよいよ火にかけていきましょう。
30分の浸水タイムが終わったポリ袋を、鍋肌に触れないようお皿の中央に置きます。
蓋をして強火にかけ、沸騰したら中火に落とし、そのまま30分加熱します。
(待ってる時間が長く感じますが、ここはじっくり時短せず待ちましょう!)
30分経ったら火を止めます。
そのまま10分放置して蒸らしタイム。
最後に袋の口を切って軽く混ぜれば、野菜ジュース炊き込みご飯の完成です。
優しい味付でお子さんにもおすすめです
全部入れて炊くだけなので超簡単!アウトドアご飯にも良いですね。
野菜ジュースは飲むだけではなく、料理にも使えます。野菜別に何種類か用意しておくと味のバリエーションも広がりますよ。
notice
野菜フレークで作る、さくさくマッシュポテトレシピ
次は野菜フレークでサクサク食感が楽しいマッシュポテトを作ります。
見た目も味もボリューム満点♪腹持ちが良いので、これだけでも十分満足感が得られます。
野菜フレークは離乳食作りにも便利ですよね。お世話になったママもいるのではないでしょうか…?
しかもこのレシピ、本当に簡単です!驚くほどすぐ出来ちゃいます。
火も刃物も使わず作れるので、小さいお子さんと作ってみてはいかがでしょう?
材料はこちら↓
具材はお好みで何を入れてもOK!今回は味のアクセントにひと口サイズのカレーを入れてみました。
まずはポテトフレークに水を入れ、浸すように混ぜます。
(今回はポリ袋をかけ忘れてしまいましたが、被災時はお皿にポリ袋かラップをかけてから入れて下さいね)
ある程度柔らかくなったらツナ(汁ごと)、マヨネーズを入れ、さらに混ぜ合わせて滑らかにしていきます。
平らにならし、水を切ったうずら卵とカレーを乗せ…
上からコーンフレーク、パルメザンチーズ、パセリをパラパラ~♪
…したら、
なんと!もう完成しちゃいました!!!
か、簡単すぎる…(手抜きではありませんよ(汗))
カレーが苦手なお子さんにはケチャップもおすすめ!
乗せる具材によってアレンジは無限大なので、楽しみながら作ってみて下さいね。
非常食としてだけではもったいないので、普段の食事にもぜひ♪
その場合は軽くトースターで焼いたり、とろけるチーズでグラタン風にしても美味しく頂けますよ。
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あらかじめ茹でてカットしたほうれん草を冷凍しているので再加熱不要!自然解凍だけで食べられちゃいますよ。
材料はこちら↓
普通のごま和えより口当たりが滑らかで食べやすくなりますよ。
それでは調理スタート!
まずはほうれん草を凍ったままポリ袋に入れます。
練りごま、砂糖、醤油を入れます。
調味料が混ざるように軽く揉みます。(凍ったほうれん草に軽く擦り込むカンジでOK)
あとはほったらかしで解凍を待ちます。
季節によりますが、大体40~50分ほど放置するとこんな感じに↓
最後にすりごまといりごまを入れて完成!
時間はかかりますが、手順は今回の中で一番少ない簡単レシピになりました。
被災直後であれば冷凍庫の中の食材もまだ食べられます。
自然解凍できる野菜は非常食代わりにぜひストックしておくことをおすすめします!
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こちらはいつもしものグッズ担当、ノマリさんおすすめレシピです。
乾燥野菜は日持ちするだけでなく、生野菜よりも栄養価が高い点も優秀ポイント。
栄養不足になりやすい非常食にはもってこいの食材ですね。
材料はこちら↓
まず切干大根を洗います。非常時は節水の為、流水ではなく揉み洗いがおすすめです。
終わったら袋を絞るように水を捨てましょう。
洗ったらもう一度水を入れ、柔らかく戻していきます。
10分経つとこんな感じに。しっかり給水されていますね。
手で絞って軽く水気を切ります。あまり硬く絞りすぎない方が、ゆかりと味が馴染みやすいですよ。
point
この時に出た戻し汁は捨てないで!
戻し汁にはうまみがたっぷり入っています。
お味噌汁の出汁代わりにしたり、ご飯を炊く水に追加したり、と工夫して再利用しましょう。
絞ったらゆかりを入れ、軽く揉みます。
これで完成!
…なのですが、しばらく置いた方がほんのりピンクに色づいてキレイです↓。
料理は見た目も大事なので、余裕があれば放置タイムを設けて下さいね。
切干大根はしっかりと歯ごたえがあるので、満足感が得られます。
おかずとしてはもちろん、サラダ感覚でさっぱりいただける所もいいですね。
非常食野菜を使ったレシピおさらい
今回は非常食になる野菜を使ったレシピを5品紹介しました。
実際作ってみると意外と簡単で、しかも美味しくできました。
食材をストックしていても被災時の調理方法がわからない…。それでは備蓄しても意味がありません。
もしもの時でも迷わず調理できるよう、実際に作ってみて下さいね。