ズボラな私は息も絶え絶え?自衛隊員の夫による家庭内検閲!

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どこのご家庭でも、そのお家の特色というものがあるかと思います。

自分たちが当たり前と思っていることでも、他のお家からしたらそうでは無かったりしますよね。

我が家は現役自衛官の夫、私、子ども2人の4人家族。

『いつもしも編集部』のメンバーに家の話をすると驚かれることが多く、我が家の場合どうやら自衛官である夫の影響がかなり強いようです。

夫はプライベートにおいても、自衛隊の考え方を基本にしているところがあります。

それについて不満があるわけではないのですが、夫が自衛官であることが家庭にいい影響をもたらすこともあれば、逆に嵐を巻き起こすこともあるんです。

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我が家はママバッグの中身も自衛隊式

とある土曜日。家族で公園に行こうと、私がリュックに子どもたちの着替えや水筒など、必要な物を詰め込んでいた時のお話。

子ども2人分の水筒持ち歩くの重いなー。

リュックの詰め方にもコツがあるんだよ。重いものはリュックの1番上。そして体幹に近い背中側に入れると軽く感じるよ。

そうなんだ!重いものは下に入れてた。私逆のことしてたんだね。

自衛隊の訓練では重い背嚢(はいのう)を背負って行軍(こうぐん)することがあるからさ。どう荷物を入れれば重たくないかとか、歩きやすいかを考えてるよ。

ココでちょっと自衛隊メモ

背嚢(はいのう)…自衛官が訓練時使用するリュックのこと。
行軍(こうぐん)…徒歩で長距離を移動すること。

リュックの中の物を出し入れしてると、中身がぐちゃぐちゃに崩れちゃうんだけど、何かいいアイディアない?

それはなるべく細かくパッキングするといいよ。衣類はジップロックみたいな袋に入れて圧縮すればカサも減るし、同時に防水処置もできる。自衛隊でも必ず荷物の防水処置をするんだよ。荷物の判別に関しては、パッキングする袋の色でカテゴリー分けしておくとリュックの中で散らばっても分かりやすいんじゃない?

色別にパッキングするのはいいね!今日のところは家にある巾着袋で分けてみようかな。

どの袋に何が入っているかを夫婦で共有しておけば、どちらがリュックを持っていても子どもに対応できるから便利だね。こういった知識は我が家にあるもう1つのリュック、非常持出袋にも使えるんじゃないかな。なるべく重さを軽減したいし。

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雨の中避難することになるかもしれないから、中身の防水処置はしておいた方がいいよ。
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point

  • リュックの詰め方は重い物が上、そして背中側に入れる。
  • 荷物の整理は、なるべく細かくパッキング。
  • 中身の種類によって色分けした収納袋を使うと判別しやすくなる。
  • かさばる衣類はジッパー付きのビニール袋に入れると、圧縮できて同時に防水処置もできる。

ズボラ主婦、試練の時。明日我が家は検閲の日

そういえばその非常持出袋の中身は定期的に見直してるの?

さ、3か月前くらいにやったけど?(嫌な予感…)

そっか。そろそろまた家の中の断捨離もしなきゃなー。明日予定ないしやるか!

そ、そうだね。(明日は検閲か…)

夫はたびたび家の中に不用品が無いか、きちんと整理整頓されているか、などを確認します。

私はこれを「検閲」と呼んでいます。声に出してしまうと夫婦の間に波風が立つので、心の中でこっそりと。

ちなみに夫はもともと几帳面な性格なのではなく、

自衛隊に入ってから整理整頓の仕方は身についた。プライベートでも取り入れていいものだと思うからやってる。

のだそう。

夫がそのような意識を持っているのは素晴らしいことだと思います。家の中がきれいに整理整頓され、隅々まで清潔に保たれているに越したことはありません。

しかし、問題は仕事で留守が多い夫の代わりに、私が家の管理をしていること。私が細かいことを気にしない性格のズボラ主婦なので、検閲のたびに夫から指導が入るのです。

ついつい「今やらなくてもいっか。」という甘い考えから家中のいろいろな箇所が放置され、定期的にやってくる家庭内検閲によりそれが明るみとなり、その甘さを的確に指摘してくる夫の言葉は非常に耳が痛い!

もう、お説教の時間と言ってもいい。

そして我が家では一旦整理整頓すると言ったら、家全体が対象になります。

私は「そこまでしなくても…。」と考えただけで疲れてしまうのですが、夫曰く

局所的にやっても意味がない!自分たちが居心地よく生活するために、不要なものは1つも無い状態にして、俺は家全体の稼働率を上げたいんだから。 


初めて聞いたときは頭の中に稲妻が走りました。そんなこと考えていたなんて!

家の稼働率という今まで考えたこともなかったパワーワードに戸惑いつつ、ナマケモノである私は、毎回年末の大掃除に取り掛かる気持ちでこの検閲に立ち会っています。

わかっているけど捨てられない…増え続けるおもちゃと制作物!

まずは子どもたちの物からやっていくか!

やりましょう!

私と娘に緊張感が走ります。

8歳の娘はそろそろおもちゃ卒業か!?

まずは最近家の中で遊ぶより、友達と児童館で遊ぶことが増えてきた8歳の娘から。

いるか、いらないかを聞いていくからパッパッパッと答えること。リカちゃん人形!

いらない!
小学生女の子

ぬいぐるみ!

うーん。どうしよう。
小学生女の子

迷うんだったら残そう!捨てるのはいつでもできるから。次!おままごとセットは?

いらない!
小学生女の子

この前お店屋さんごっこしてたけど、本当に要らないの?

いらない!
小学生女の子

そして処分したおもちゃがこちら。

しかし、処分後―――

小学生女の子
やっぱりおままごとセット捨てなきゃ良かったかも。なんか寂しい…。

それなりに数も多く、小さい頃から遊んでいたおもちゃだったので、娘なりに愛着があったのでしょう。一瞬「買い直しか!?」と思いましたが、後日娘は洋服やアクセサリーを部屋に並べて、楽しくアパレルショップごっこをしていたのでいらない心配だったようです。

4歳の息子は赤ちゃん時代のおもちゃも処分

次は、最近だんだんゲームやYoutubeを見る時間が増えてきた4歳の息子。アクティブな母じゃなくてごめん。

よし、じゃあまだ遊ぶもの、もう遊ばないものを聞いていくから答えてね。アンパンマンのおもちゃはいる?いらない?

いらない!
幼児男の子

積み木は?

いらない!これもいらない!これももう遊ばないかな!
幼児男の子

ちょっとまてまてまて。恐竜のおもちゃは今朝遊んでたじゃん!

やっぱり4歳じゃまだ自分で判断できないよな。

息子のは私が決めるね。

そして処分したものがこちら。

最近遊んでいるおもちゃがブロック(時々ロボットや恐竜)に絞られてきたので、ブームの終わったアンパンマンは処分となりました。

あとは2人の子どもたち共通して、とにかく細かい物が多い!裏紙に書いた絵や、その時のパッションで作った工作や、買った翌日には床に転がっているガチャガチャのおもちゃなども処分。

ちなみにこの後子どもたちへ、夫から怒りの「ガチャガチャ禁止令」が発令され、私も子どもたちにせがまれるとついつい買ってしまうことを、柱の陰でこっそり反省しました。

そして小さいおもちゃが詰め込まれたゴミ袋を見て、娘が一言。

袋に入ると一気にゴミに見えるの不思議だよね…。
次々行くぞ!

母にとってはわが子の分身?学校・幼稚園で作った制作物

夫は子どもたちが学校などから持ち帰った制作物は、私と夫で鑑賞したあと制作秘話などを聞いてから即刻処分するという考え方。しかし例外はあって、子どもがまだ処分したくないと言えばとっておきます。その時とっておいた制作物を捨てるタイミングを、随時私が確認しなければならないのですが…。

子どもが作った物を捨てるのすごく抵抗あるんだよね。名前が書いてあって、「よくできました」シールが貼られてるんだもの。頑張って作ったんだろうなぁ、なんて思うとさ。

100歩譲って残しておくのはいいんだけど、きちんといつまでか期限を決めよう。あと、収納場所も。

いつまで残しておくのかと聞かれると…決められない!それに収納場所もない。どうしよう…。

整理整頓と規律は常にセットだよ。

よし、考え方を変えよう。この作品を作り出した創造力は子どもたちの頭の中にあって、この先も成長とともに昇華していくんだ!そして破壊から創造は生まれる

大げさだな~。答え出ました?

す、捨てます!

私が制作物を捨てられないのは、子どもたちの「今」に執着しているのかもしれません。子どもたちの成長はうれしい半面どんどん大きくなっていってしまう寂しさってありませんか?この時も若干心に痛みを感じながらも処分したのでした。

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point

増え続けるおもちゃや制作物は、整理する頻度や保管期間、保管場所などルールを決めて管理する!

家に届くダイレクトメール、手紙関係を全面的に見直し!

書類や手紙でパンパンになったウォールポケットを見て

これ、見直してる?

やってるよ!たまに。

最近いつやった?

…。

やってないよね?

そうですね(笑)

すべて日付を見て、いらないものはシュレッダーしよう!

ずっと保管したままになっていた日付が古い子どもの習い事の契約書や、年賀状保険会社からのお知らせなどを処分。

書類を処分する時に重宝しているのが、ダイソーで購入した手回しシュレッダー。日々ポストに投函されるダイレクトメールは住所の部分を切り取って、このシュレッダーでこまめに処分するようにしています。

4歳の息子はこの作業が大好きなので、よくお手伝いしてくれます。

point

小型シュレッダーが日々のダイレクトメールを処分するのに便利!手動なので子どものお手伝いにも。

収納スペースは箱の中身も明確化!

ここで焦点となったのは、非常食の入った段ボールと最近買い換えたため不要になった車用のチャイルドシート

この非常食セットの中身って賞味期限いつ?

もうそろそろ…かな?いや、まだ大丈夫なんだっけ?

保存している水は?

水?古くなったから使ったような?それだったらまだ買い足してないかも…。

全然掌握してないな!

ココでちょっと自衛隊メモ

この「掌握(しょうあく)」という言葉はあまり一般的ではありませんが、「管理する」という意味合いで自衛官はとてもよく使います。自衛隊用語は硬くて、難しい言葉が多い!

非常食って普段使わないものだから、収納の奥に行きがちなのよ。その段ボール開けて中身1つずつ確認するのも結構面倒くさい。

水、まだあったよ。非常食は箱から全部出して今からリストにまとめよう

えぇ…今やるの?

今やらなかったらいつまでもやらないだろ?(笑)1つずつ品目と点数、賞味期限を言っていって。俺が箱の外側に書いていくから。

はいはい。(渋々)

これで明確化できたね。賞味期限が近くなったら消費するようにして、また補充しよう。あとは使わなくなったチャイルドシートはフリマアプリに出品だね。写真を撮るのと、説明書の有無を確認、シート・クッション類はすべて洗濯!
フリマに出品するのが面倒くさい時はどうしたらいいかな?
…わかった。(笑)それは俺がやるよ。

point

  • 収納スペースの箱は中身がわかるように工夫する!
  • 不用品はフリマアプリを活用するとGood!(ちなみに我が家は大きいものはジモティ。洋服はメルカリなどを使っています。)

検閲が終わった!と思いきや――まだありました。パンドラの箱が。

家の中またすっきりしたね。お疲れ様!

疲れたー。

飲み物を取りにキッチンへ向かう夫。

あ、そういえば冷蔵庫の中はちゃんと掌握してんの?

あーーー!!!

絶対いろいろありそうだな…。

そ、そ、そこは私の聖域でしょうが!

いえ、家族の共有スペースです。うーん、まずごちゃごちゃしてるよね。これだと冷蔵庫内が効率的に冷えないんだよな~。
あ、食品の袋の端が若干ドアのゴムのところに挟まってるのやめて。故障の原因になるから。

あ、はい。ついつい…。(もう面倒くさいから返事だけしとこ。)

同じもので封が開いた状態なのが2つあるぞ。

ごめんごめん。(あー…終わると見せかけてこの流れはキツい。)

これいつ食べるの?ちゃんと食材が使いきれるようにメニュー考えたりしなきゃ
何が今冷蔵庫の中にあるのかをちゃんと掌握していないと、賞味期限が切れて結局捨てることになるだろ?

そうだね。確かに。(「今日はその献立の気分じゃない」とかいきなり言うから計画通り消費出来ないんだろー!)

食費節約したいとか言ってるけど、フードロスしてたら節約にならないよね。

ソウダネー。(お腹すいたな。)

これは?いつ使うの?ちゃんと聞いてるか?目がビー玉みたいになってるぞ!

はは、聞いてるよ?(バレたか!もっとワザを磨かなければ…。)

その後も冷蔵庫の奥から引きずり出さる中途半端な調味料や期限切れの食材たち―――。

一事が万事とはまさにこのこと。

ホントですね。(失笑)

う~ん…逆に俺が細かいのかなぁ?

それは細かい!すごく!

いや?…全然細かくないな。こんなの全然本気じゃないもん。自衛隊はもっと細かいから。

あの、自衛隊基準なのやめてもらっていいですか?(困惑)

あと普段使ってるもの、掃除機、洗濯機、レンジとかもこまめに掃除しておいてね。そういうのやってる?

ハーイ。やっておくね!

そう言っていつもやらないんだよな~。

こうして、また今年何度目かの家庭内検閲が終わったのでした。

嫌々だった家庭内検閲もあるきっかけで新たな境地に

家の状況を把握するのはやっぱり大切なことだよね。

でも、そんなことしなくても生活はできると思う。

それは何かが起こってから対処する生き方になると思うけど、そんな場当たり的なやり方じゃなくて、先の不安や問題点を予測して事前に対処しておくんだよ。それに、この考えは防災にも繋がっているんじゃない?

…あぁ!そうだね。

自分の行いを振り返ると、地震対策として扉付きの食器棚を買ったのにいつも扉が開いたままになっていたり、備えてあるヒートパックを一度は使ってみなければと思いつつやっていなかったり。

あぁなんて怠惰なんだ、私!

被災する時は子どもたちも一緒です。そして我が家の場合、被害が大きければ大きいほど、夫は災害派遣に行く可能性があり家にいないという特性もあります。

私も開き直っていないで、いい加減自分のズボラさと向き合う時が来たのかもしれません。

夫による家庭内検閲の必要性を無くすことが、当面の我が家(私)の課題です。

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  • この記事を書いた人

まーこ

編集部所属。陸上自衛隊員の夫と子ども2人の4人家族。夫が仕事で家にいない時も多く、もしもの時子供たちを守れるよう防災について勉強中。