自宅療養に本当に必要な備えとは?コロナに家庭内感染してわかったリアル

2022年9月30日

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感染者数増加の波と減少傾向を繰り返しながら、終息していない新型コロナウイルス感染症。

今まで何とか乗り切ってきた「いつもしも」スタッフでしたが、災害級とも言われた2022年夏の第7波で、ついに家庭内感染自宅療養を経験しました。

というわけで、今回のテーマは
「家庭内感染と自宅療養に対する備え」
解説その他は、当事者として両方経験したえるふが担当します。

実際に自分が感染してわかったこと、必要だと思う情報を整理しながら、コロナ以外の感染症災害時の在宅避難への備えにもつながるようにお伝えしていきます!

先に自宅療養の備えをざっくり確認したい方はこちら↓を見てくださいね。

家庭内感染で困ったこと

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我が家の家庭内感染の始まりは、小学生の娘でした。

夏休み中のある日。朝は検温しても平熱だったのが、お昼過ぎに娘の体が熱いことに気づき、恐る恐る熱を測ってみると38.3度

世の中はまさに第7波のピークが始まった頃だったので、体温計を目にした瞬間にすべてを覚悟しました。

そこから嵐のような15日間がスタートします。

感染の経緯と主な症状

どこで感染したのか、心当たりはある?

オミクロン株は潜伏期間の中央値が2.9日(※1)ということを考えると、たぶん夏休み中の水泳教室かな。感染のリスクがあるから参加を迷ったんだけどね…。娘は、更衣室でマスクを取ってお友達と話したときじゃないかって。
水泳に限らず他の習い事や学童でもリスクはあるから、もうどこで感染してもおかしくない状況だったよ。
お子さんの症状はどんな感じだったんですか?
娘はもともと高熱を出すタイプなんだけど、コロナでも症状は殆ど発熱のみ。後から聞いたら、最初は頭痛や全身筋肉痛もあったみたい。確かに熱を出す前も足が痛いとは言っていたんだけど、それとコロナは結びつかなかったわ。
第7波では、喉の痛みを訴える人が多いって聞くけど?

喉は特に痛くなかったみたい。咳や鼻水もなくて、37度台~40度までの熱が上がったり下がったりで4日間続いたよ。娘は熱性けいれん(※2)の既往もあるんだけど、手持ちのダイアップ(※予防の坐薬)はもう使用期限が切れていて。でも結局、けいれんは起こさずに済んで良かった…

コロナ陽性だとわかったのはいつ?
発熱した翌日にPCR検査を受けて、病院から連絡があったのがさらにその翌日の夜。発症したのが日曜ですぐに発熱外来にかかれなかったから、これでも最短の日数だと思うけど、発症日を0日とすると2日目の夜に判明したことになるね。

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コロナに感染すると、とにかく最初に症状が出た日=発症日がいつかということがとても重要になります。陽性者の自宅療養期間や濃厚接触者の待期期間など、全てこの発症日を起点として数えるからです。また、通常は発症した日を0日としてカウントするようです。東京都福祉保健局のサイトには、オミクロン株の療養期間・待機期間の目安算定ツール(※3)もあります。

それで看病していて、えるふさんも罹ってしまったんだよね…。やっぱり感染力が強いんだね。
娘の発症から4日目の夕方に発熱しました…。インフルエンザのときは看病してもうつらなかったけど、コロナはダメでした(涙)。
ちなみに私の症状は娘よりも多くて、個人差が大きいと思うけど、やっぱり大人の方が比較的症状が重いような気がしたよ。

母と娘のコロナの症状

コロナ症状の経過(修正)

※日にちの経過によるそれぞれの症状です。実際は母は娘のday4に発症しました。

症状のピークは何日目?

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確かえるふさんちは車を持ってないよね。発熱外来にはどうやって連れて行ったの?
運よく自転車で行ける範囲の発熱外来を予約できたので、自転車の後ろに乗せていったよ。本当はもう親の自転車に乗せる年齢じゃないんだけど、公共交通機関は使えないし、発熱・コロナ専用搬送タクシーもあるけど娘はタクシーも苦手だから仕方なく。
39度の高熱が出ている娘を炎天下に連れていくのはしのびなかったよ。
それは辛いですね…
症状のピークは何日目だった?
娘も私もピークは発症日の夜!インフルエンザの時も初日の夜は高熱関節痛にうなされて辛かったけど、私の体感ではインフルエンザより辛かった。娘も初日の夜はあまり眠れなかったみたいで、水を飲ませたり氷枕を替えたりと一晩中看病したんだよね。
とにかく全身が筋肉痛みたいに痛くて身の置き所がなくて、殆ど眠れずに半泣きでのたうち回ってました。
想像するだけでもキツそう。えるふさん自身はいつ陽性だとわかったの?
私は自力で発熱外来に行かなきゃいけなかったから、症状がピークの時はとてもじゃないけど自転車なんか乗れなくて。手持ちの解熱鎮痛剤を飲んで凌いで、なんと検査を受けられたのは発症から4日目
そんなにかかったんだ。
発症してすぐは辛くて動けなかったし、途中で土日を挟んだからね…。ただでさえ予約が取りにくい発熱外来は、土日の受診はほぼ不可能だったよ。家庭内感染でコロナだろうとわかっていたのに検査すらできない状態が続いて、もどかしかった。
8月上旬は、ちょうど感染者数もピークの時期だったものね。東京都では、緊急措置として医療用抗原検査キットの結果でも陽性者の登録ができるようになったんだっけ?
私が発症した当時は20代までだったの(涙)。その後、40代まで範囲を拡大したみたい。
さらに、9月26日からは発生届の対象者が限定されて、今は65歳未満で妊娠していないなど発生届の対象外なら自分でオンライン申請するようになったね。(※4)

隔離期間はどれくらいなのか

自宅療養者向けハンドブック

コロナって突然発症するよね。えるふさんも発症した日に仕事でやり取りしてたけど、普通に元気だったよね?
潜伏期間が約3日間と聞いたから、私も乗り切ったと思ってたよ。娘の発症から4日目の夕方に発症したから、私の場合は少し長くて4日間だったのかな。でも看病の途中で感染したのかもしれない。毎日ドキドキしながら検温して、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えているような気分だったわ。
他のご家族は無事だったんですよね。
娘が発熱してすぐに隔離して、他の家族は全員マスクして家の中でも距離を取ったり換気や消毒もしまくったんだけど、いつ誰が発症するかわからなくて、ずっとドキドキしてた。この精神状態が一番きつかったかも。
発症している娘だけでなく、他の家族も一日3回くらい熱を測って、家庭内感染はどのくらいの時間差で発症するのか調べては、ビクビクして過ごしてたよ。次に誰か発症したらどう対応するかも話し合ってました。
コロナの辛さって、もちろん症状もそうだけど、周囲や家族への配慮の負担も大きいよね。家庭内では感染を防ぐために色々対策しなきゃいけないし。
まさにそれ!4人家族が時間差で次々に感染すると、療養期間と待機期間だけで1ヶ月経っちゃうからね。今回も私が発症したことで、濃厚接触者の待機期間のカウントが一からやり直しになっちゃったから、予定のあった夫や息子に対して罪悪感もあったし。
いっそ家族全員が一度に罹った方が隔離も気にしなくていいし、ラクなんじゃないかって思ったくらい。看病は大変そうだけど。
自宅療養期間は10日(※2022年8月当時)だけど、その間ずっと家庭内で隔離してたの?
本当はそれが安心だと思うけど、途中で娘もずっと寝室にこもるのに飽きちゃったから、1週間くらいで家の中は解禁したよ。
調べたら、発症後7日くらいするとウイルスの排出が落ち着いてくるみたい(※5)。もちろん娘にもマスクさせて距離をとって、換気と消毒は何度もしてた。

我が家の家庭内感染対策はこちら

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2002年9月、感染して症状がある場合の療養解除の目安は、「発症日を0日として7日間経過し、かつ症状軽快後24時間経過していること」もしくは「7日目で症状が軽快していない場合、症状軽快時から24時間経過していること」となりました。無症状の場合はまた目安が異なります。
新型コロナウイルスに関する対応は短期間でも変更点が多いので、自治体のHPなどで常に最新情報を確認するようにしましょう。

発熱外来につながらない

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発熱外来は、お子さんのかかりつけ医だったんですか?
それが、子どものかかりつけ医はちょうど夏期休暇中だったんだよね。で、自治体のHPで発熱外来をやっている病院を調べて、近いところから電話で問い合わせて、最終的に受け入れてもらったのが私のかかりつけの耳鼻科。子どもも受診したことはあったんだけど、そこはかかりつけ患者以外も受け入れているクリニックだったよ。
発熱外来があっても普段から受診している人のみ受け付けるって病院も結構多いよね。
聞いてはいたけど、とにかく電話がつながらないし、やっとつながっても今日の分の受付は終了しましたと断られてばかり。自分のときは、そもそも病院まで行く体力もなかったから、途中で諦めてオンライン診療を探しました。
ただ、オンライン診療の枠も争奪戦。最初の登録に保険証の画像をアップロードする必要があって時間を取られていたら、もうその日の受診枠が終了しちゃって。結局、娘と同じ耳鼻科の発熱外来で検査してもらえたよ。
そうなんだ…。オンライン診療だと検査はどうやってするの?
私が調べたところは、検査キットを自転車便で玄関先に届けてくれるから、接触しないように受け取って自分で検体を採取して玄関先に戻して、それを回収して運んでくれるっていうシステムだった。
なるほど。それは便利ですね。
大人でも子どもでも、本当に体が辛かったら無理して受診を急がなくてもいいのかなと思う。経口の抗ウイルス薬が一般流通するようになったとはいえ(※6)、インフルエンザみたいに必ず処方してもらえるわけじゃないし。受診するまで自宅で様子を見る場合は、解熱鎮痛剤のストックがあると安心だったよ。私は飲み慣れた市販薬を切らさない、子どもの解熱剤は1年以内に病院で処方されて余ったものを取っておくようにしてた。
発熱外来だけじゃなくて、遠隔診療(電話診療、オンライン診療)や往診も調べておけばよかったな。

point

発熱外来と言っても、かかりつけ患者以外も対応可能かどうかや小児や妊婦が受診できるかどうか、検査方法なども医療機関によって異なります。
また、診療時間や受診枠に制限があり、希望通りにいかないことも多々あるので、普段のかかりつけ以外にも第2、第3の候補を予めピックアップして情報をまとめておきましょう。体調の悪い状態で調べたり、あちこちへ電話をかけるのは、かなりの負担になります。
コロナ以外の感染症や子どもの急な体調不良時にも、これらの情報が役に立ちます。

家庭内感染を予防するポイント3つ

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結果的に我が家は4人家族のうち、最初に感染した娘と、娘を看病していた私のみが罹患し、あとの2人は感染しませんでした
我が家で感染リスクの分かれ目だったと思うことや、他の家庭のケースをいくつか聞いた結果から、家庭内感染対策を考えてみました!

家庭内感染を予防するポイント3つ

  1. 徹底した隔離・・・特に食事睡眠は必ず分ける
  2. こまめな換気・・・窓を開け、“換気”と名の付くものは全て回す
  3. 常にマスク・・・これを我慢できるかが分かれ目かも!?
それでは、一つずつ検証していきます!

①徹底した隔離

「そんなの当たり前でしょ!」と思うかもしれませんが、やはりこれが一番確実な対策です。

我が家の場合は、一軒家ということもあり、感染した娘と私は2階の端にある寝室にこもってトイレも2階を使いました。感染しなかった家族は1階を使い、トイレに関しては完全に動線が分かれた状態でした。

お風呂は、熱がある間は娘も私も無理して入らず、ホットタオルで体を拭くなどして凌ぎました。解熱した後は、一番最後に入って換気を徹底。消毒は特にせず、通常の入浴の後と同じようにお湯を流してスキージーで水滴を拭き取りました。

発症して一週間はほぼ寝室にこもり、移動は目の前のトイレに行くだけ。食事はドアの前まで持ってきてもらい、ティッシュやゼリー飲料のパッケージ、ペットボトルなどのゴミはビニール袋にまとめて口を縛り、ゴミの日まで放置していました。(※食事の際の生ごみは家族が処理)

一週間が経過した後も、療養期間中はリビングやキッチンへ行くときはマスクに消毒はもちろん、他の家族とは距離を取って必要最低限の家事のみでした。

ママ友から聞いた話ですが、子どもが罹った際、ひと部屋に徹底隔離して、共用のトイレは入るたびに消毒していたら感染しなかったそうです。隔離終了後、掃除のために入った子ども部屋は汚れてすさまじい状態だったそうですが…

②こまめな換気

徹底した隔離の次に大事なのがコレかもしれません。真夏で猛暑が続く時期でしたが、エアコンをつけたまま1時間に1回は窓を開けてリビングを換気していました。
感染した娘と私がこもっていた寝室では、気休めかもしれませんが途中から空気清浄機もつけていました。

トイレやお風呂も、換気扇は常につけっぱなしの状態だったと思います。

ただ、夜は窓を閉めてエアコンをつけていたので、この時間が最もリスクが高かったのかもしれません

娘が感染して寝室にこもってからも、夜は私も看病のために同じ寝室で寝ていました。空気清浄機は一番リスクの高い発症初期は忘れていて、つけていませんでした。

point

普段、同じ寝室で寝ていた夫は翌日からリビングに布団を敷いて寝ました。この布団セット、実はインフルエンザの経験から購入しましたが、備えていて助かったものの一つです。

2人分の療養期間が終わった後は、換気を徹底して寝具(シーツやタオルケット)を交換し、部屋の掃除や消毒をしてから元の生活に戻りました。

③常にマスク

マスクの感染防止効果は種類によっても賛否両論ありますが、やはり一定の効果はあると思います。

娘が罹患した頃は猛暑だったこともあって、不織布ではなく冷感マスクなどをつけていたのですが、発熱してすぐに他の家族は家の中でも不織布マスクに切り替えました。本人は受診の際を除いて、高熱で辛そうだったためた隔離した部屋の中ではつけさせませんでした。

発症した日の夜、大人は娘と同じ寝室で寝ましたが、マスクをしたままだった夫は感染を免れました。私はというと、マスクをしたまま寝るのは苦しくて途中で取ってしまいました。

同じく子どもがコロナに感染した医師のSNSでも、感染対策として1日中高規格マスクをつけているとあったので、特に感染者と同じ部屋で寝る場合はマスクが必須だと思います。

実は我が家も子どもがコロナ陽性になりました。同じ部屋で寝るときも、マスクを二重にしていたからか私にはうつりませんでした。ただ、さすがに苦しくて、翌日からは1枚にしました。

宿泊療養施設という選択肢も

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とはいえ、家庭内での感染対策はやっぱり難しい。トイレが1つの家も多いし、子どもがもっと小さかったら隔離なんて不可能だったと思う。もともと、もし大人のどちらかが感染したら、他の家族にうつさないために宿泊療養施設を希望しようと思ってたんだよね。
今回は検討しなかったの?
子どもが先に罹ったからね…。私が施設に入っちゃうと、子どもの面倒も全く見られなくなるし。他の家族に感染させるリスクもあるけど、ひたすら隔離部屋にこもっていれば大丈夫かなと思って。もし私が先に感染していたら希望したかも。
宿泊療養だと、家庭内感染を気にするストレスはなくなるけど、子どものことは心配だよね。特にパパのワンオペだと(笑)
子どもは1人で泊まらせることは難しいから、自宅療養一択だと思うけど、中学生以上だと1人で宿泊療養施設に入るケースもあるみたいだよ。実際に周りでも、中2の男の子が1人で宿泊したって聞いた。
中学生で!そうか、最低限の身の回りのことはできる年齢だし、食事は提供されるから無理ではないね。
お母さんとはスマホで連絡を取って、回復してきてからは暇だからってゲームの時間を延長してもらったりしていたよ。

宿泊療養を検討する例

  • 持病があり、自宅での療養に不安がある
  • 自宅に基礎疾患のある家族や妊婦高齢者がいる
  • 住宅事情などで家庭内の感染対策や隔離が難しい

注意

宿泊療養施設への申し込みは、陽性判定が出てからになります。そうすると、まず発症して発熱外来にかかる、もしくは検査キットで判定して陽性者登録するまでに時間がかかってしまうと、施設へ移るのも遅くなってしまいます。
また、第7波では感染者数の増大により宿泊療養希望者が殺到し、申し込んでも入所できない場合もあったようです。

周りに宿泊療養を経験した人は結構いました。身内では、会社のクラスターで感染した義兄が宿泊施設に入所し、姉や甥っ子たちは感染を免れたとか。子どもの学校の先生などでも宿泊療養経験者がいました。
我が家は第8波夫が宿泊療養を経験しましたが、とても有難いシステムでした。(2022年12月追記)

療養期間10日間は意外と長い

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第7波の感染拡大を受けて、短期間のうちに色々な変更があったね。
陽性者の登録もそうだし、自宅での療養期間も10日から7日に短縮されることになったよね。感染した場合、症状への心配以外にも社会生活や濃厚接触者への影響もダメージの一つだと思う。
インフルエンザの出席停止は発症後5日間かつ解熱した後2日を経過するまでだし、濃厚接触者なんて概念はなかったものね。
感染しなかったお子さんへの影響もありましたか?
ちょうど夏休み中だったから学校は休まなかったけど、部活動は欠席したよ。あと、途中で私も感染して濃厚接触者の自宅待機期間がさらに延長したので、合宿に参加できるかどうかも気を揉みました。家庭内でさらに感染が広がったらと心配で。
自分も体調悪いのに、そういうストレスがかかると余計にキツいよね。

症状が回復してくるとひまになる

一方で、先に感染した娘は私が具合が悪くなったあたりから入れ違いで回復してきたので、退屈しているのをなだめるのも大変だった。寝室とベッドの上だけで過ごさせていたので、YouTube漫画ぬりえお人形遊びで何とか乗り切ったかな。この時ばかりは制限なしです。背に腹は代えられない。
うちも同じく!症状は軽かったけど、元気になってからの方が大変だったような。
あと、まだ私が感染していなくて1階で過ごしていた時、2階の娘に何かあれば呼んでとキッズケータイを持たせたら、しょっちゅう電話が鳴って「つまらないからあれ持ってきて!」「お腹すいた~」と呼び出されました…
ゲームやアマプラ(※Amazonの有料サービスの一つ、Prime Video)は?
ゲームは基本的に上の子の物だから感染防止のために使わなかったよ。アマプラは私のスマホで見せられるけど、療養中も電話したり調べたりで結構使うから貸すのが面倒で。とにかくこれ以上感染を広げないようにと神経質になっていたので、隔離部屋に持ち込める物も限られたのが痛かった。

えるふさんもひまでしたか?
私の場合は日が経つにつれて新たな症状が次々に出てきたから、ひまだと感じる余裕はあまりなかったけど、それでもスマホの英語学習アプリや昔の本を引っ張り出して読んでたかな。
宿泊療養の場合も、後半はひまだからリモートで仕事するって聞くよね。
ひまだと感じられるのは回復してきた証拠だから、ホッとするんだけどね。

療養中の食事はどうなる?

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ところで、えるふさんが療養している間の家族の食事や家事はどうしたの?確か旦那さんはあまり料理しないんだよね…?
インフルエンザの時もそれで苦労したって言ってたね。
残念ながら料理のスキルはあまり進歩はなく…。でも、コロナ禍で在宅勤務が増えて自分で昼食を準備するようになったので、少しは(レトルトの)レパートリーが増えたかも。冷凍の餃子やチャーハン、パスタのローリングストックがあったので、それで作ってくれたよ。やっぱりローリングストックしていて良かった!
インフルエンザの時の教訓が活かせたんだね。
あとは自治体からの支援物資のおかげ。もし大人が2人とも感染したら、症状が回復するまでは調理不要のものだけでやりくりするしかなかったね。私が感染したことで、生鮮食品は療養中に消費期限が切れちゃったし。
お兄ちゃんは料理できるの?
上の子は中学生だけど、せいぜいご飯を炊くのとお湯を入れるカップラーメンくらいで、まだ調理は無理かな~(教えてこなかった親の責任も感じつつ…)
結局、家族全員が感染してもしなくても、家庭にコロナが持ち込まれると大変さは同じかもしれませんね。

第8波で何が変わった? 2度目の感染レポ

抗原検査キットイメージ

(※以下の第8波についての記述は、2022年12月時点の追記です)

2022年夏の第7波では感染を免れた家族が、第8波でコロナに罹ってしまいました。

今回も最初に発覚したのは中学生の息子でした。朝、起こしに行くと既に「熱があるかも…」と自覚症状があり、測ってみると38.3度の発熱。後に学校でクラスターが発生していたことがわかり、学級閉鎖となりました。

息子の発症の2日後には夫が朝から「寒い、寒い!」と異様に寒がっていると思ったら、案の定発熱。家庭内感染でした。

2度目の感染と自宅療養を通じてわかった第7波との違い、特に大きく変わった手続きのフローと追加で備えたほうがいいものをレポートします。

発生届の対象外なら検査は不要?

新型コロナウイルスに感染した場合、2002年9月25日までは医療機関を通じて保健所に発生届が提出されていましたが、現在ではこの発生届の対象者は以下のように決められています。

発生届の対象の方とは

  1. 65歳以上の方
  2. 入院を要する方
  3. 重症化リスクがあり、かつ新型コロナウイルス感染症治療薬の投与が必要な方、または、重症化リスクがあり、かつ、新型コロナウイルス感染症罹患により新た酸素投与が必要な方
  4. 妊娠されている方

つまり、発熱して感染を疑った時点で夫も息子も発生届の対象外でした。

とはいえ、周囲への影響等や症状が悪化する可能性を考えると、コロナかどうか検査して確認する必要があります。

夏の第7波では、一定の年代以外はコロナの検査と陽性者の登録は発熱外来を受診する必要がありましたが、第8波では医療用の抗原検査キットを用いてセルフチェックすることも可能になりました。

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新型コロナウイルスの抗原検査キットは、医療用医薬品、または一般用医薬品として国の承認を受けたものが必要です。国が承認した抗原検査キットは【体外診断用医薬品】または【第1類医薬品】と表示されています。

薬局やドラッグストアで購入する場合は、購入先の薬剤師に相談しましょう。(※7)

東京都では、症状がある人や濃厚接触者になった人は専用サイトから抗原検査キットを申し込むと無料で配布してくれたので、早速申し込みました。第7波のときは届くのに数日かかった記憶があるのですが、今回は翌日には送られてきて、とても助かりました。

往診や抗原検査キットを活用する

抗原検査キット

第7波で何が大変だったかというと、

症状がつらいときに発熱外来を探して電話をかけて受診し、PCR検査を受け、陽性の結果が出たら陽性者登録する

という一連のフローが所々で引っかかり、上手く進まなかったことです。

その経験から、第8波では息子は往診で診察とPCR検査を受け、夫は抗原検査キットでセルフチェックしました。息子は検査翌日に陽性という結果が出ましたが、もう症状が緩和していたのと行政サービスを申請する必要もないと判断して陽性者登録はしませんでした

家のベッドで寝たまま受診したときには40度の高熱が出てぐったりしていたので、往診をお願いして本当に良かったです。中学生ともなると、親が抱えて病院に連れて行くこともままならないです。

夫はこれ以上の家庭内感染を防ぐため、宿泊療養を希望したので陽性者登録を自分で行いました。

陽性者登録をしないと支援物資や宿泊療養の申請といった行政のサービスは受けられないのですが、発熱して具合が悪い中でスマホを操作するのはなかなか大変です。一方、高齢者の義母は症状はとても軽かったのですが、スマホでの登録に苦労したと言っていました。

実際の宿泊療養体験記

宿泊療養先我が家では、大人が最初にコロナに感染した場合は家庭内感染を防ぐためにも宿泊療養を申請しようと話していました。

結果的には2度とも子どもが感染して大人にうつったのですが、第7波では発熱外来を受診するまでに時間がかかり、陽性者登録するまでに日数を要したので宿泊療養は諦めました。

今回は夫が感染し、これ以上の家庭内感染を避けるために申し込んでみました。

宿泊療養体験記

療養中は毎日、専用のアプリに健康状態を自分でチェックして入力し、必要であれば看護師さんに体調の相談もできました。

健康チェック

周りの宿泊療養経験者からは「とにかく暇を持て余す」「長く感じる」と聞いていたようですが、夫は家庭内感染を気にせずゆっくり休めて良かったようです。途中からは自分のペースで仕事も再開できて、あっという間に感じたと言っていました。家庭内感染を防ぐ手立てとしても有難いです。

宿泊療養の持ち物

宿泊療養が決まったら、持っていくものを準備します。自治体のサイトや体験談なども参考にしながら決めましたが、実際には必要なかったものも。

特に食事に関するものは、療養先によってかなり事情が変わるかもしれません。夫の療養先ではインスタントの味噌汁やスープ、コーヒー、紅茶なども自由に飲めたため、結果的には不要でした。

宿泊療養に持って行ったもの

  • パジャマ
  • Tシャツ
  • 下着
  • 靴下
  • メガネとメガネケース
  • タオル(大×1、中×2、小×2)
  • 体温計
  • 解熱鎮痛剤
  • 財布
  • 仕事用のPC&充電器
  • スマホ&充電器
  • ピンセット(なぜ…)
  • ヘアワックス
  • 化粧水
  • ふりかけ、ごはんのお供
  • 粉末のインスタントコーヒー、お茶、ドリップコーヒーなど
  • タンブラー

意外と充実してる!? 宿泊療養中の食事

夫が驚いていたのが、宿泊療養中の食事でした。

療養施設に入ったのが週末だったためか支給されたお弁当のおかずが豪華で、まだ体調が悪かったために残してしまったそうですが、その後も色々なおかずが入ったお弁当が日替わりで出てきて、弁当嫌いの夫でも飽きなかったそう。

宿泊療養中の食事

お弁当と一緒に提供されるペットボトルの水やお茶の他にも、インスタントの味噌汁やスープ、コーヒーや紅茶もお弁当の置き場所に用意されていて、自由に取ることが出来たそうです。

インスタント飲料

本当に体調が悪いときは、宿泊療養を申し込んだり、送迎ありとはいえ持ち物を準備して移動するのは大変かもしれません。我が家は皆、発症してすぐが最も体調が悪く、徐々に良くなっていったので、一番つらいときが過ぎてから宿泊療養に移れたのはむしろ良かったと思います。
ただ、発症して間もない頃が感染力も強いので、家庭内感染を防ぐ必要がありますが…

コロナだけじゃない!感染症シーズンへの対策

今回の家庭内感染と自宅療養の経験を踏まえて、次にやってくるかもしれない流行の波と感染症シーズンへの対策を考えてみました。

自宅療養で本当に必要なもの

実際に役に立ったものがこちらです。コロナに限らず、過去のインフルエンザやワクチン副反応の経験から備えていたものがすべて役に立ちました!

役に立ったもの

とはいえ、改善点もありました。たとえば、氷枕は数が足りなくて大きめの保冷剤で代用したら、袋が裂けて中身が漏れてしまいました。感染初期だったらかなり困ったと思います。

備えておきたいもの

娘の感染がわかってから、娘も他の家族も頻繁に体温を測るため、体温計もネットで追加購入しました。子どもが小さいときは保育園用におでこで測るタイプも持っていましたが、コロナ時代の今も一家に体温計は2つ必要かもしれませんね。

ママこそローリングストックするべき理由

ローリングストックイメージ

『もともと備えていたので助かりました~』と、ややマウントな発言をしてみましたが、もともと私はストックが大の苦手

常にギリギリを攻め、スマホも電動自転車も充電は1桁まで粘る私がローリングストックを始めたのは、2年前の冬、コロナが世界的に流行し始める直前にインフルエンザに罹ったことがきっかけでした。

当時、マスクの買い置きを迷っているうちにあっという間に店頭から消えて後悔したことをよく覚えています。

災害と同じように、感染症もある日突然、罹患します。コロナの場合は即自宅待機となりますし、コロナでなくても子どもや自分が感染症にかかると、いつもの生活にも支障が出てきます。

体調が悪い子どもを連れて買い物には行けないですし、短時間でも家で留守番させるのは心配。ましてや自分が辛いときに家事(特に料理)をするのはしんどいもの。ネットで買い物するという手もありますが、欲しいものが手に入らなかったり意外と日数がかかったり

そんなママこそ、ローリングストックするべきです。

実際に使ったローリングストック(食品)

  • 500mlのペットボトル水
  • ゼリー飲料
  • パスタ&パスタソース
  • レトルトカレー
  • パックご飯
  • カップ麺
  • 冷凍食品(餃子、チャーハン)
  • シリアル

特に我が家のように夫が料理できない場合でも何とかなる調理が不要なもの、もしくは簡単に済むものを用意しておきましょう。

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自治体からの支援物資の中身

ローリングストックと同じように助けられたのが、自治体からの支援物資でした。PCR検査を受けた病院に教えてもらった自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)に申し込んだ食料品のほかにも、陽性者登録すると住んでいる市区町村から自動的に送られてきました。
市区町村のサポートは知らなかったのですが、家庭内でいつ誰が発症するかわからない状態で、食料品の配送はとても有難かったです。

うちサポ東京①うちサポ東京②うちサポ東京③

うちさぽ東京からは、食料品のアレルゲンや原材料名の詳細なリストも添付されていました。市区町村の支援物資には飲料水と食料品の他にトイレットペーパーとティッシュも入っていて、どちらも食料品は、常温保存で半年以上の賞味期限があるものでした。
我が家も食料品や一部の日用品はローリングストックしていますが、実際に支援物資で数日間過ごしてみると、改めて気づくことが沢山ありました。

point

  • 脱水にならないためにも飲料水は必ず!
  • 症状がつらい時に口にできるもの(レトルトのおかゆゼリー飲料など)を備える
  • 子どもが好きな食べ物があると食欲が落ちたときに役に立つ
  • 支援物資は申し込んでから数日かかるので、最初の3日を乗り切る備えは常にストックするべき
  • ネット注文はスマホを操作するのも辛いほど体調が悪いと厳しい
  • 身内に買い物を頼むと思い通りにならないことも(※下記参照)
家族より支援物資のセレクトの方が気が利いている…というネットの声も多かったです(秘)。我が家も、夫に子ども用として冷凍パスタを頼んだら、子どもが嫌いな魚介類が入ったものを買ってきてしまいました。さらに私にはなぜか激辛担々麺!いつもは好物だけど、療養中の今じゃない…という謎のチョイスに困りました。(しかも本人はなぜかドヤ顔…)
今回の気づきをもとに改めて自宅のローリングストックを見直すと、在宅避難など2次の備えの参考になりました!

担々麺

実は大事な『情報』の備え

今回コロナに感染して改めて実感したのは、いざというときにアクセスする「情報」をリストにしておくことが大事ということです。

コロナ禍が始まって2年半の間、子どもの発熱は何度かあったので、コロナの場合に備えて発熱外来のある病院や相談センターの連絡先はチェックしていました。

が、それは自分のスマホのブックマークだけで完結してしまい、見える形にして共有するということはしていませんでした。

子どものかかりつけや地域の病院の情報なども、普段連れて行くのは私なので、こういう時に夫は頼りになりません。言えば動いてくれますが、指示待ち状態です…

もし先に私が感染し、他の家族に次々とうつっていたら、体調が悪い中で必要な情報を伝えることはできなかったかもしれません。

また、最寄りのかかりつけ医が臨時休業中だったことで、調べ直す必要もありました。第2、第3の候補や夜間・休日診療の病院はリストにまとめておくことをおすすめします。

繰り返しますが、症状が出てから調べるのはしんどいです…

往診やオンライン診療も対応エリアの範囲や初期登録が必要な場合があるので、念のため確認しておけば良かったと思いました。

まとめておくと役に立つ情報リスト

  • 自宅から近い発熱外来のある病院リスト(近い順に複数ピックアップ)
  • 往診・オンライン診療のアプリ
  • 地域の保健所の連絡先
  • 夜間・休日診療の病院リスト
  • 子どもの学校や職場などの連絡先
まだ使ったことはありませんが、キッズドクターのアプリを入れています。
特にコロナに関する情報は短期間で変わることがあるので、自治体のHPなどを確認してこまめにアップデートしておくことをおすすめします!

まとめ

ここ数年、私たちの生活に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルスも、パンデミック(世界的大流行)の終焉が視野に入ってきたと言われました。

最終的には完全にゼロになることはなく、エンデミック(一定期間で繰り返される流行)として「よくある感染症」の一つに収まっていくと考えられています。

幸い私も娘も今のところ後遺症らしき症状はありませんが、できれば感染したくなかったというのが本音です。

でも、罹ってしまったことを悔やんでも仕方のないこと。
むしろこの経験や教訓を、これからのいつもの生活や「もしも」の備えに活かしていきたいと思っています。

ローリングストックや必要な情報をまとめておくことは、防災にもつながります。
ちょっとした備えを意識することで、「もしも」のときも落ち着いて対処できるようにしておきましょう。

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えるふ

編集部所属。一男一女の母です。週末は必ず鍋かしゃぶしゃぶをするので、カセットコンロを使うのは得意!(誇れるのはそれだけ…)苦手なIT系も活用して、日常に備えを取り入れていきたいです。

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