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子連れ避難に最適な防災グッズとは?リュックに詰めて背負ってみた

2020年2月4日

荷物用の量り

非常時に持ち出す防災グッズといえば「1次の備え」。

この記事では、

  • 防災グッズ、実際どのくらいの量と重さ?
  • 本当に非常時に持って避難できるの?
  • 子連れで避難するためのグッズの量って?

といった「1次の備え」のリアルについて検証していきます。

結論を先に見る

備えのリアルについては、持ち歩き用の「0次の備え」でも検証しています♪

1次の備えグッズリストと解説、それぞれの具体的な使い方については以下の記事をご確認くださいね。

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防災リュックに入れる防災グッズを自分で揃えてみる

いつもしもでは、1次の備えについて

  1. 身に着けるもの
  2. 防災リュック(1次)
  3. 季節袋

という備え方をおすすめしています。

このうち、防災リュック(1次)と季節袋の中身を実際に揃えていきましょう!

非常時に持ち出す防災グッズリスト

以下が、防災リュックと季節袋に入れるグッズリストになります。

1次の備えリストを開く

1次の備え_メインリスト

1次の備え_夏袋冬袋リスト

4人家族の母+小さい子ども2人分を実際に揃えてみる

まずは、ママ自身が身に着けるもの

並べてみると、ヘルメット・軍手・ヘッドライト以外は、日常的におなじみのものではないでしょうか。

1次の備え_身に着けるもの

続いて、防災リュック(1次)の中身をカテゴリ別に並べたものがこちらになります。

1次の備え_防災リュックの中身

リストからは見えにくい防災グッズの具体的な量ですが、パパママは子どもの分もある程度持つ必要があるので、子どもの年齢や人数にかなり左右されます。

ここでは、

「4人家族で小さい子どもが2人いるママ」

を想定して、

  • 簡易トイレ
  • 下着
  • ブランケット
  • 非常食、水

を多めに揃えてみました。

次が季節袋。

夏袋と、

1次の備え_夏袋

冬袋の中身はこんな感じです。

1次の備え_冬袋

子どもにも防災リュックを持たせる想定なので、季節袋の中の着替えは、身に着けるものと同様にママのものだけにしています。

▼子どもの防災リュック(近日公開)

備えた防災リュックの中身を全部並べてみる

さて、今度は、特に多い防災リュック(1次)の中身を全部並べるとどうなるか見てみましょう。

揃えた防災グッズは、用途ごとにジッパー付きバッグにまとめています。

1次の備えリスト_防災リュックの中身_パッキング

60×90㎝サイズのレジャーシートの上に並べてみました。本当は重ならないように置きたかったんですが、無理でした…

1次の備えリスト_防災リュックの中身_参考サイズ

並べながら「うわぁ…」と退きかけましたが、偏見かもしれないし!と隣の部屋で作業中のお2人にも聞いてみました。

これ、どう思います…?
…持てる気しないです…
ぱっと見は、意外にそこまで多い気はしないかな。…けど、よくよく見るとお水が重そう…
ですよね!!(やっぱり!)

【リュックの容量比較】揃えたおすすめ防災グッズを詰めてみる

とはいえ、ここで諦めてしまっては「いつもしも」の名がすたる!ということで、検証を続けます!

0次の時もそうでしたが、並べると圧倒されそうになるグッズたちも、バッグに収めてしまうと意外とボリュームを感じなかったりするものです。だといいな…

容量の異なるリュックにそれぞれ詰めてみて、どのサイズのリュックに、どのくらい入るのか検証してみます。

用意したリュックはこの3種類。

防災リュック容量比較

早速詰めていきましょう!

14L:最小限!コンパクトなリュック

まずは、かなりコンパクトなリュックから挑戦。

防災リュック14L

「地震対策30点避難セット」のリュックを拝借。上記で揃えた、いつもしもオリジナル防災グッズを詰めていきます。

こちらの容量は14Lとのこと。外ポケットが一切ない、四角いタイプです。

▼防災セットを比べてみた(近日公開)

詰めてみた

それでは、詰めてみます

防災リュック14L入れる前

正直を言えば、もう見た目で無理感が漂っているんですが…めげずに詰めていきますよ!

防災リュック14L入れてみる_1

あれ、意外と入るかも?

防災リュック14L入れてみる_2

そろそろ限界です。最後にタオルをねじり込んで終了。

防災リュック14L入れてみた

意外と入ったな、という印象ですが、いかがでしょうか。

レジャーシートに残っているものが、入らなかったものです。

残ったもの

  • ジッパー付きバッグ
  • ブランケット
  • 着替え
  • 防災情報
  • 非常用クッキー
  • サバ缶
  • 文庫本
  • レジャーシート

何を残すかは、別で検討の余地がありますが、14Lのリュックではおすすめリストのものすべてを入れるのは難しいことがわかりました。

防災リュック(1次)の中身だけでこの状態なので、季節袋を足すのも当然無理です。

量ってみた

次に、詰めたリュックを吊りばかりで量ってみます

防災リュック14Lの重さ

だいたい9キロくらい。
斜め上から撮影したので目盛りが見づらくてすいません…
9キロって、なかなかの重さですよね。1歳前の赤ちゃんくらいでしょうか。

リュック自体の重さが560グラムくらいなので、中身の重さは約8.5キロです。

14Lの場合:まとめ


  • おすすめグッズすべては入らない
  • 重さは約9キロ
    …リュック約0.5キロ+中身約8.5キロ

14Lを背負ってみたところを見てみる

20L:ママの普段使いリュック

次は、20Lくらいのもの。正確な容量はわからないのですが、14Lよりやや大きくポケットも多いタイプになります。

いわゆるママリュック、ママがよく使う普通のリュックはこのくらいものが多いかと思います。

詰めてみた

早速詰めていきましょう

防災リュック20L入れる前

ぱっと見のサイズは14Lとあまり変わらないように見えたのですが、マチがあることと、素材が柔らかいせいでどんどん詰められます。

防災リュック20L入れてみる_1

全部行けるか?と一瞬期待したのですが、無理でした。

防災リュック20L入れてみる_2

やはり最後にタオルを詰めて終了。

防災リュック20L入れてみた

それでも、ほぼ全部入りました!

残ったのは…サバ缶のみ…と、レジャーシート。
なんだかシュールな画になってますね(笑

残ったもの

  • サバ缶
  • レジャーシート

実際に詰めてみると、缶詰は隙間に入れづらくて重いので、非常持ち出しには向かないなと実感します。

容量的にはまずまずの結果ですが、やはり防災リュック(1次)の中身だけでいっぱいなので、季節袋は入りません。

量ってみた

こちらも、14L場合と同様に量ってみます

防災リュック20Lの重さ

10キロくらいですね。やはり重いです。

丸く膨れあがったリュックがぐるぐる回ってしまって、非常に量りづらかったです…

リュック自体の重さは417グラムなので、中身は9.5キロ強になります。

20Lの場合:まとめ


  • おすすめグッズすべては入らない
    …あとちょっと!
  • 重さは約10キロ
    …リュック約0.5キロ+中身約9.5キロ

20Lを背負ってみたところを見てみる

35L:大容量!女性が背負う上限リュック

最後は35Lの大容量リュック。

防災リュック35L

こちらも、有名な防災セット「SHELTER」シリーズの1人用のリュックを使ってみます。

14L・20Lよりもひと回り大きいです。軽く柔らかい素材でできていますが、肩紐が幅広くチェストベルト付きでしっかりしたつくりになっています。

▼防災セットを比べてみた(近日公開)

詰めてみた

詰める前から余裕を感じますね。

防災リュック35L入れる前

さすがに大容量、あまり詰め方を工夫するまでもなく、シート上のものが消えました。

防災リュック35L入れてみる_1

シートも畳んで入れて、それでもちょっと余裕あり

防災リュック35L入れてみる_2

これなら季節袋など、避難直前に何かを足すこともできそうです。

防災リュック35L入れてみた

すべて入ったので、残ったものはありません。

残ったもの

なし

量ってみた

全部入れてみて、重さはどうでしょう。

防災リュック35Lの重さ

10キロくらい20Lのときとほぼ同じですね。ずっしりと重いです。

リュック自体も420グラムでほぼ同じ、中身もサバ缶とレジャーシートが増えただけなので、ほぼ同じ9.5キロ程度と考えて良いでしょう。

35Lの場合:まとめ


  • おすすめグッズがすべて入る
  • まだリュックに若干の余裕あり
  • 重さは約10キロ
    …リュック約0.5キロ+中身約9.5キロ

35Lを背負ってみたところを見てみる

おすすめの大きさは25~30リットル

3種類の容量違いのリュックに同じ防災グッズを詰めた結果、まず14L・20Lでは小さく、35Lではやや大きいことがわかりました。

季節袋を入れることを考えると35Lの余裕は捨てがたいのですが、女性には大きすぎるという印象です。ということで、おすすめの容量25~30Lくらいになります。

また、1次の防災グッズリストの中身を揃えるとだいたい9.5キロと、思ったよりずっと重くなることも判明。

今度は、

  • 背負ってみたらどうなるか
  • 軽くするにはどうしたらよいか

を検証してみます!

【リュックの形状比較】揃えたおすすめ防災グッズを背負ってみる

14L・20L・35Lの3種類のリュックに、おすすめの1次の備えを詰めて重さを量ってきたわけですが、結果的にいずれも9~10キロとあまり差がない結果になりました。

しかし、容量だけでなく材質や形も異なるリュック、いざ背負ってみるとかなり違いを感じます。

防災リュック(1次)としておすすめのリュックはどのタイプか、見ていきましょう。

14L:人気の防災セットのスマートなデザインリュック

まずは14Lのリュック。

防災リュック容量比較_14Lcheck

check!

  • 容量:14L
  • 重さ:559g
  • 形状:かっちり四角、外ポケットなし
  • 素材:しっかり厚くてかたい
  • 肩紐:太め、薄いがクッション性あり
    …幅6センチ、厚み0.7センチ
  • チェストベルト:なし

あれこれ詰めたあとで、背負ったところです。

防災リュック14L‗背負ってみた

持ち上げると一瞬ひるむほど重いんですが、背負ってみるとそこまで重く感じないのが意外でした。

こちらのリュックは紐がかなり短めで、背中にフィットする感じがかえって良いようです。
また、フロントにポケットがあるリュックが多い中、このリュックは形がかっちりとしたスクエア型で、マチもあまりなくフロントがフラットなのが特長です。ポケットの重みで背負ったときに重心が後ろに行かないのも良いのかもしれません。

実を言いますと、

部屋の隅に置いててもオシャレと評判のリュックね!でも見た目重視でしょ?あまり入らなそうだし…

と懐疑的でした。でも、背負ってみて手のひらを返します。これはアリです。

14Lの中身をもう一度見る

20L:よくあるポケット付きリュック

次に、20Lのリュック。

防災リュック容量比較_20Lcheck

check!

  • 容量:約20L
  • 重さ:417g
  • 形状:マチ大きめ、フロントと両サイドにポケット
  • 素材:薄くて柔らかい
  • 肩紐:細め、厚いが柔らかい
    …幅4.5センチ、厚み1センチ
  • チェストベルト:なし

背負ってみると…

防災リュック20L‗背負ってみた

これはですね、先に結論を言います。

このタイプのリュックでこの重さは、おすすめしません。

ものすごく重く感じます。

まず、クッション性は多少あるものの、細くて柔らかい肩紐が肩に容赦なく食い込みます。

さらに、チェストベルトもないので、胸をひらかれる感じと言いますか、肩を後ろに持っていかれます。気を付けないと後ろによろけそうになるので、姿勢を保つだけでも気合がいります

リュックって、アウトドアブランドなどのしっかりしたものはなかなかのお値段だし、安いのか使い古しのママリュックでいいや、なんて思ってたんですが、絶対やめようと思い直しました…

また、マチがあってポケットがたくさんある方が容量も増えるし分けて入れられていいかも!と思っていましたが、入れすぎると重心が後ろに行ってしまってあまり良くないことがわかりました。

形が縦長でマチが少なめ、さらにチェストベルトの付いた、しっかりと厚みのある肩紐のリュックが良いようです。

20Lの中身をもう一度見る

35L:防災セットの大容量&縦長リュック

最後に、大容量35L。

防災リュック容量比較_35Lcheck

check!

  • 容量:35L
  • 重さ:420g
  • 形状:フロントに大小ポケット
  • 素材:薄いがハリがある
  • 肩紐:太め・薄いがクッション性あり
    …幅8センチ、厚み0.7センチ

中身に余裕があるとはいえ、女性が背負うにはなかなかの大きさのリュックです。

よっこらせーと声を出しそうにになりながら背負ってみました。

防災リュック35L‗背負ってみた

直前に試した20Lよりも若干ラクです。安定感あります。重さは20Lと同じだったので、リュックの仕様による違いですね。

しっかり重いので、後ろに引っ張られる感覚はもちろんありますが、チェストベルトをしたらだいぶ緩和されました。重いけどラク、という感じでしょうか。

35Lは防災グッズを確実に持ち出すには充分、とはいえ、女性にはちょっと大きすぎるという印象です。

安定感はあるものの、おしりまでバッグがくるせいか腰への負担が…私くらいの身長=160センチ弱なら、もう少し小さな30Lくらいがねらい目かと思います。

35Lの中身をもう一度見る

重さに強い、つくりのしっかりしたリュックを備えよう

以上、3種類のほぼ同じ重さのリュックを背負ってみた結果、背負いやすさは予想以上に重要と身に染みてわかりました…。

バッグの形状は、マチが少なめでポケットもあまり付いていない、フラットなデザインのものが良さそうです。厚みや硬さ、幅のある肩紐とチェストベルトはマスト!

さらに、バッグの種類は、タウンユースのものより防災用の作りのしっかりしたリュック、あるいは、チェストベルトがついたアウトドアブランドなどのリュックがおすすめです。

【リュックの重さ比較】おすすめの防災グッズを減らさずに軽くするポイント

ここまでは、揃えた防災グッズをそのまま詰めて、より良い状態で背負って避難するための方法を検証してきました。

しかし、根本的な問題として、10キロ近い荷物は、子連れママには重すぎます。

重さを減らす方法を考えてみましょう。

女性が持てる重さを考える

重い荷物を持つ女性

そもそも、女性が運ぶ荷物として適切な重さは、どのくらいなのでしょうか。

推奨される重さとは

防災リュックの重さとして、女性は10キロが目安と言われます。
体重の20%以下、多くても30%以下が望ましいようで、体重50キロの女性だと10~15キロですね。

一方、重い荷物を扱う職業について、厚生労働省の指針(※1)だと体重50キロの女性が腰を痛めることなく運べるのは12キロまでとすることが推奨されています。

では、防災リュックも10~15キロでよいかと言えば、そうではありません。

荷物も子どもも抱えていく

抱っこされる赤ちゃん

私たちママが避難するとき、それは子連れ避難であることが多いでしょう。

子どもたちとは、どのように避難所まで向かいますか?

お子さんの特性にもよりますが、ざっくり分けるとこのような感じではないでしょうか。

  • 0~2歳:必ず抱っこ
  • 2~4歳:抱っこする可能性が高い
  • 4~6歳:手ぶらなら手をつないで自分で歩く
  • 6歳~:自分の荷物を持って自分で歩く

必ず抱っこする場合、お子さんが1歳なら、あるいは、まだあんよが安定しない2歳前後なら、お子さんの体重だけで10キロ超えてしまいますよね。

幼稚園入園前の3歳くらいでも、いざとなったら抱っこで行く可能性が高いのではないでしょうか。

抱っこすることになっても、避難できる重さ、それがママの防災リュック(1次)の重さです。

忘れちゃいけない、いつもの荷物

いつものバッグの中身

また、避難となったら非常持出袋ひとつで逃げろ!とよく言われますが、家に居るときにいざ避難!となった時、人は本当に防災リュックだけで避難するでしょうか?

避難グッズの記事を執筆していて初めて思い至ったことなのですが、自分がどうか考えると、少なくとも、スマホはもちろん普段使いの財布を置いていくとは思えません。

「避難できるか」が課題なので、備えっぱなしの防災リュックの重さを気にするだけでは不十分です。普段の持ち歩きグッズの中から、いざという時に自分が持ち出すものの重さも考慮に入れておいてください。

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持ち歩きバッグがコンパクトな方は、0次の備えをそのまま持って行ってもOKです。避難中も持ち歩くバッグとして使ってください。

リュックと一緒に持って行くには大きい・重いバッグの方は、

  • スマートフォン、携帯電話
  • 財布
  • ハンカチ
  • ティッシュ

あたりを、1次の備えのミニショルダーに急いで移して持って行くことを想定してくださいね。

普段使いの財布もそのまま持っていくと重いので、余計なポイントカードなどをごっそり置いておけるよう、整理して入れておくと良いと思います!

特に重いのは水!グッズを減らす時の優先順位とポイント

キッチンスケール

軽量化するにあたり、そもそも何が重いのか、そしてどう軽くしていけばいいのか迷いますよね。

必要なグッズの数は極力減らしたくないので、

という三段階に分けて、順番に考えていきます。

軽いものに変える

まずは、ものを減らすことなく重さだけを減らせそうなものを考えていきます。

情報

東京防災の重さ

東京防災などの防災マニュアルは、内容の充実度は高いものの、やはりかなり重さがあります。

いつもしも編集部に配布された東京防災は396gでした。

もっと簡略化されたもの、例えば自治体や防災啓蒙団体のHPなどに掲載されているものを数枚の紙にプリントアウトするなどで軽量化できそうです。

いつもしもでも、オフラインで参照できる防災マニュアルを近日公開予定です!

▼防災マニュアル(近日公開)

精神安定

精神安定グッズは、他と比べるとどうしても優先順位は下がります。

大人用の本は、愛読書や気軽に読めるものなど内容を重視をしたいところですが、軽量化を考えるのであれば、なるべくページ数の少ないものを選んでみてください。

また、遊び用のトランプも、重さが気になる方はお絵かき用の薄いノートやぬりえなどに変えるなど工夫すると良いでしょう。

非常食

詰めてみた、のところでも感じたことですが、缶詰はやはり重くかさばる▲ものです。
パウチタイプで、日持ちする好みのものがないか探してみましょう。

単純に軽いものに替える以外にも軽くする方法はあります。例えばパン缶アルファ米を比較した場合、そのものの重さはパン缶の方が重いのですが、アルファ米は食べるためにひと袋につき180ml程度の水が必要です。

パン缶185g > アルファ米115g

パン缶185gアルファ米115g水180g295g

単純にものの重さだけを比較するのではなく、それを使うために必要なもの全てと合わせて比較するようにしましょう。

ラジオ・ランタン・防犯ブザー

多機能ラジオの重さ

防災用には、多機能ラジオとしてライトやブザーの役割も併せ持っているものをよく見かけます。
いつもしもでは、性能の面から個別にリストアップしていますが、とにかく軽くしたい場合は検討してみてください。

ただし、かなりコンパクトなものでない限り、個別に持った方が軽いこともありますので、よく確認してみてくださいね。

衛生

おしりふきは、50~80枚入りのものが多いですよね。
おしりふきが必要な赤ちゃんがいらっしゃる場合は必要ですが、そうでない場合は、枚数の少ないものや全身用などの刺激の少ない大判のウェットティッシュを検討してみましょう。

量を減らす

これ以上軽いものに差し替えられない!となったら、次の段階に移ります。量を減らしていきましょう。

簡易トイレ

簡易トイレは、断水していなければ出番がない、でも断水したら必須!という、扱いが難しいグッズです。
ですが、最悪には備えておきたいもの。

使い慣れている方は少ないと思いますので、フルの備えでは少し多めに入れています。ビニール袋は枚数が増えると意外と重さがあるので、予備をギリギリまで減らしてみましょう。

また、なるべくトイレのタイミングを子どもと合わせる、ということも考えてみましょう。凝固剤は回数分必要ですが、排泄用の袋を少し節約できるかと思います。

ペットボトルの水の重さ

防災グッズの中で、断トツで重いのが水です。500mlのペットボトル1本で530グラム前後、2本で1キロを超えます

1次の備えでは、500mlを5本持つことを想定していますが、飲用のほかに調理用も考慮した上での量です。よって、非常食を見直した時▲にも触れましたが、非常食を水を使わずに食べられるものに変えることで必要量を減らせます。

それでも重いようでしたら、落ち着いた頃に自宅の備蓄品から補充することを期待して、さらに1、2本分減らすことも考えましょう。

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ものを減らす

そして、これが最後の手段です。グッズそのものを減らします。

情報

予備電池の重さ

たとえば、予備の電池。

ランタンやラジオなど、そもそも使用するために必要な分を、新品・未使用の1回分準備しておきましょう。その上で、予備は不要とする方法があります。
なるべく節約して、1,2日を乗り切りましょう。

着替え・夏袋・冬袋

そして、着替えです。
避難の際に雨でなければ、そして雨だとしても全身を覆えるレインコートを身に着けて行けば、即着替えが必要という事態は避けられるでしょう。雨の中避難した場合、避難所で脱ぐときに油断して濡れそうなので気を付けてくださいね。

避難には長靴は適しませんので、靴下だけは入れておくことをおすすめします。

下着の汚れが気になる方は、生理用品におりものシートを追加しておいてください。

また、夏袋・冬袋の中身もメインは着替えですので、こちらも省略することを検討してみてください。

防災リュック(1次)の重さパターンを考える

以上を踏まえて、メインの備えである女性の防災リュック(1次)について、以下の重さのパターンを作成してみることにしました。

防災リュック(1次)の重さ

※タップでそれぞれの解説に飛べます

グッズをあれこれ入れ替えながら検証していきます。

とにかく備える9.5キロ

まずはフルバージョン9.5キロ
最初に揃えたままの状態をもう一度見てみます。

1次の備え_防災リュックの中身

揃えたところをもう一度見る

リストを見ながら、とにかく家にあるものやすぐ買えるものをかき集めて詰めた状態だと思ってください。

しっかり備える7.5キロ

続いて、フルバージョンからマイナス2キロ=7.5キロになるよう検証してみました。

フルバージョンとの違い

1次詰めてみた_軽量化したもの

全てではありませんが、上記のグッズなどを軽いものに替えてみました。

自分なりに考えて軽いものを選択していかなければならないので、かなり手間はかかります

ただ、減ったものは水くらいで、後はグッズとしてはフルバージョンと変わらない品揃えをキープできている状態です。

軽さ重視の5.5キロ

今度はフルバージョンからマイナス4キロ=5.5キロです。

フルバージョンとの違い

1次詰めてみた_軽量化&減らしたもの

なんとか軽いものに替えるだけで済ませられないか挑戦してみたのですが、4キロ減らすとなるとさすがに難しかったです。

やむを得ず、グッズそのものを少し削りました

とはいえ、商品単位では削っても「おやつ」としてチョコだけは残したりなど、工夫しています。

結局全部でどのくらい?重さパターンとおすすめの人

さて、防災リュック(1次)を3パターンの重さで作成してみたわけですが、これらに、夏袋・冬袋、そして子どもの重さいつもの荷物すべてを足したものが、持ち出すものの重さです。

以下のような組み合わせを考えてみました。

持ち出すもの全ての重さ

ひとつずつ、内訳とおすすめの人と合わせてご紹介します。

赤ちゃんではないけど抱っこ必須なら合計5.5キロ

軽さを重視した5.5キロリュックのみのパターンです。

装備にやや不安はありますが、体力に自信のない方避難所まで距離のある方はこのくらいの重さに抑えておくことをおすすめします。

(単位:kg)
合計 リュック 夏袋 冬袋 おすすめのママ
5.5 5.5 - - - [1.5~2歳児連れ]
100%抱っこが必要なママ

用意したあと、実際に背負ってみて大丈夫そうなら、以下の簡略化した季節袋を入れてみてください。

コンパクト季節袋

  • 夏袋
    :虫よけ・かゆみ止め・塩分補給用の飴、可能であれば追加の水
  • 冬袋
    :保湿クリーム・カイロ

普段から重い荷物に慣れている私の意見だけでは説得力がないかも…ということで、みよしさんに背負ってみてもらいました。

5.5キロ分なら、14Lリュックに問題なく入ります。

1次の備え_5.5キロ分

このくらいだったらどうですか?
あ、このくらいだったらなんとか行けそうです!

1次‗5.5キロを背負ってみた

減らしたとはいえ、5キロ以上あるので決して軽くはないんですが、中身全部を見た時▲に退かせてしまったみよしさんからもOKいただきました♪

子どもは抱っこ必須、でも抱っこするにはそれなりに重くなっていて極力荷物を軽くする必要がある1.5~2歳児連れのママにおすすめの重さです。

赤ちゃんor抱っこの可能性がまだまだ高いなら合計7~7.5キロ

重さとグッズの質のバランスが一番良いのが7~7.5キロのパターンです。

いつもしも的にも一番おすすめしたいボリュームになります。

(単位:kg)
合計 リュック 夏袋 冬袋 おすすめのママ
7.0 5.5 - - 1.5
[0-1.5歳連れ]
100%抱っこが必要なママ
※その他=ミルク・離乳食
7.0 5.5 1.5 0.7 - [2-4歳連れ]
抱っこの可能性高いママ
7.5 7.5 - - - [4-6歳連れ]
抱っこの可能性があるママ
よく食べる子のママ
防災リュック(1次)5.5キロ+その他

1.5歳くらいまでは、ミルクや離乳食など赤ちゃん専用の重さのあるグッズが追加で必要になってきます。

抱っこ必須ですから、本当は5.5キロ以内に収めたいところですが、子どもがまだ比較的軽いので7.0キロを目指してみましょう。

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防災リュック(1次)5.5キロ+夏袋・冬袋

2~4歳の未就園児は、頑張れば歩いてくれるかもしれないけど抱っこの可能性も高い、長時間抱っこはキツい重さですよね。

状況を理解することも、我慢することも難しい年頃ですし、非常時でもイヤイヤ発動の可能性大!精神安定用のおもちゃや、水・食料・おやつはしっかり用意しておきましょう。

15キロ前後を抱っこ+7.0キロはキツい…と思いますが、7キロになるのは夏袋を詰めたときだけで、冬袋や季節袋の要らない過ごしやすい季節はさらに軽い状態になります。

防災リュック(1次)7.5キロのみ

4~6歳の未就学児は、頑張って歩いてくれそうだけど、抱っこしてとも言いかねない、でももう結構食べたり飲んだりの量が増えてきた頃ですよね。

季節袋は、可能であればコンパクトバージョン▲を入れて、メインの中身を充実させるようにしましょう。

自分で歩ける子だけなら合計9~9.5キロ

そして、全部で9~9.5キロになるパターン。

(単位:kg)
合計 リュック 夏袋 冬袋 おすすめのママ
9.0 7.5 1.5 0.7 - [6歳以上連れ]
抱っこの可能性が低いママ
9.5 9.5 - - - 抱っこの可能性がない
自分で荷物を持てる子のママ
あるもので備えたいママ

背負ってみた▲のところで検証したときの重さに近いのですが、実際かなり重いです。

体力に自信のある方、避難所が近い方、急いで避難する必要性がなさそうな地域の方以外は避けた方が良いでしょう。

防災リュック(1次)7.5キロ+夏袋・冬袋

リュックの中身も季節袋もばっちり備えたいママにおすすめです。

自分で自分の荷物を持って避難できる、それもそれなりの重さでも大丈夫な、小学生以上のお子さんだけなら可能かと思います。

防災リュック(1次)9.5キロのみ

しっかり揃えたいけど時間がない方は、防災リュックのみでこのくらいの重さになる可能性が高いです。

中身の吟味は後回しでも良いので、とにかく一度背負ってみてくださいね。背負ってみて難しそうだったら、夏袋・冬袋すべて持っていくのは諦めましょう。

見直し前提の合計11.0キロ

最後は、全部で11キロになってしまうパターン。

(単位:kg)
合計 リュック 夏袋 冬袋 おすすめのママ
9.0 9.5 1.5 0.7 - あるもので備えたいママ

登山などで重い荷物を担ぎなれている方などでない限りは、難しい重さだと思います。

被災時にパパが居たら持ってもらう用、として用意しておくにはいいかもしれません。

ゆくゆくは見直してもう少し軽くすることを前提に、ひとまず揃えた場合の目安、と思ってください。

ママにおすすめ!安心できる備えの重さは7~7.5キロ

いろいろなパターンを考えてみましたが、子連れ避難するママに一番おすすめの防災リュックの重さは7~7.5キロです。

少々重いですが、必要なものが揃っていて安心です。

あくまで目安ですが、抱っこの可能性が高い場合は特に、7.5キロ以下に押さえるよう気にしてみてくださいね。

1次の備えおすすめの重さ

自分の家族の状況と照らし合わせて、防災リュックと季節袋、その他特に必要なものの組み合わせを考えてみましょう。

私の場合、

  • 避難所まで徒歩10分以内
  • 抱っこの可能性が高い5歳=14キロ
  • 抱っこの可能性が低い7歳の手を引く
  • ワンオペ率高い

という条件なのですが、いつもしもを始める前に備えていた防災リュックは中身が中途半端な上に7.5キロ以上もあったので、5.5キロ+季節袋のパターンで備えを見直すつもりです!


防災リュックのほかにも、実際に「やってみた」備えの検証シリーズはまだまだあります!
リアルなレポートに興味のある方はぜひ読んでみてください。

まとめ

子連れで避難するママにおすすめの、非常時に持ち出すリュックの容量、形状、そして重さを検証してみました。

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よくあるチェックリストを見ただけではわからない、意外な落とし穴がいくつもありましたね。

ご自宅の1次の備えを作る際や見直す際に、ぜひ参考にしてみてください!

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ノマリ

ノマリ

いつもしも編集部所属。静岡出身の2児の母です。南海トラフ地震に備えた厳しい避難訓練を受けて育ったので、机の下にもぐる速さには自信アリ。心配性で備え好きの性格を活かして、本当に使える防災サイトを作っていきます!

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