災害は、時間も場所も選んでくれません。
家には防災リュックが家族全員分備えてあって備蓄もばっちり!…だとしても、外出中に被災したらどうでしょう?
- 事態が落ち着くまでそこで待機しなければならなかったら?
- 交通機関が機能しなくなり、歩いて帰宅しなければならなくなったら?
そんな時に活躍するのが、持ち歩き用の防災グッズ、通称「0次の備え」です。
この記事では、もしもの事態に対応するためのいつもの備え=「0次の備え」について、持ち歩きたい防災グッズリストと、持ち歩きたい理由について詳しく解説します。
実際に備えたらどうなるか?はこちらの検証記事をチェック!
いつものバッグに入れてみた!女性向け持ち歩き防災グッズ
外出中に被災した時に活躍する、持ち歩き用の防災グッズ、通称「0次の備え」。 この記事では、 ほかの人は普段どんなものを持ち歩いてるか知りたい! 必要なグッズを揃えたとして、現実的に持ち歩けるの? とい ...
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常に持ち歩く防災グッズ: 0次の備えリスト
防災グッズを備えよう!となったとき、まず揃えるのは、ランタンや電池、非常食や水などではないでしょうか。
これらは、地震などの発災直後に持ち出す「1次の備え」、そして被災後の避難生活に必要な「2次の備え」になります。
check
- 備えの前に
備えの段階とは - 0次の備え
この記事で確認できます。 - 1次の備え
急いで避難するときに必要なもの - 2次の備え
被災後、落ち着いてから必要なもの
持ち歩き用の「0次の備え」は、防災グッズとして後回しにされがちですが、0次の備えあっての1次の備え、そして2次の備えです。
ぜひあわせてチェックしてくださいね。
防災ポーチを1から用意?女性の持ち歩きグッズにちょい足しでOK!
持ち歩き防災グッズの話になると、防災ポーチを手作りましょう!という話になることが多いかと思います。
でも、構えなくて大丈夫!そもそも、女性のバッグ、特に小さなお子さんのいるママのバッグはかなり0次の備えに近いんです。
常備薬や生理用品、バッグのポケットやポーチの隅に入っていませんか?
お子さん用に、除菌効果のあるウェットティッシュや救急ばんそうこうを持ち歩いていませんか?
ぐずった時用のちょっとしたお菓子が忍ばせてある人も結構いらっしゃるのでは。
それは、急に生理になったら、公共の場で子供がぐずって騒いだら、など、出先で役立つ、「もしも」のための備えですよね。
それが、持ち歩きの防災グッズ、つまりは0次の備えなんです!
普段の持ち歩きグッズを振り返り、その上で具体的に何を足していったらいいのか確認してみましょう。
ほかの人はどうしてる?
ママにおすすめ!0次の備えに必要な防災グッズリスト
こちらが、いつもしも版・0次の備えリストです。
スマホマークは、アプリで代用可能なものを表しています。
【Ver.1.0→2.0】update!
- バージョン情報追加
- グッズを追加
・スマートフォン・携帯電話 - 固有名詞を修正
・ホッカイロ→使い捨てカイロ
あわせてチェック
持ち歩き用防災グッズの使い方をチェック
いざという時に心強い持ち歩き防災グッズですが、せっかく必要なものを揃えていても、使えなければ意味がありませんよね。
カテゴリごとに、効率的な備え方や実際の使い方を具体的に考えながら見ていきましょう。
【防災ポーチ】軽さ重視がおすすめ!バッグを替えてもサッと入れ替え
まずは持ち歩き防災グッズを入れるためのポーチから見ていきましょう。
中身がセットになった防災ポーチも売られていますが、ママたちにとってはもともと家にあるものばかりだと思います。
すでに持っているものをいくつも購入する必要はありません。せっかくなので、ポーチから自分仕様の持ち歩きグッズを作ってみましょう!
百均ポーチやジップロックでもOK!
いつもしも編集部の皆に、持ち歩きグッズをまとめるとき、どんなポーチを使っているか聞いてみたところ、以下の結果になりました。
- トコさん:ジッパー付きバッグ
- えるふさん:百均のポーチ
- みよしさん:百均のポーチ
- ノマリ:雑誌の付録のポーチ
ポーチって、実際に買うと高かったり思うようなサイズや仕様のものがなかったりしますよね。
意外と種類とデザインが豊富な百均はねらい目です。
雑誌の付録も、ブランドとのコラボでおしゃれなものが多いですし、クオリティも侮れません。
防水がばっちりで、軽くてかさばらないジッパー付きバッグは最強です!
家にたくさん用意している方も多いのではないでしょうか。
最近はかわいいイラスト付きのジッパー付きバッグもありますし、食品に使うシンプルなものと使い分けるのも良さそうです。
中身が見えるのもポイントですね。
もちろん、お気に入りのポーチの方が気分が上がる!という方は、ぜひお気に入りを使ってください。
防災ポーチを「持ち歩かなくてはいけないもの」から「持ち歩きたいもの」に変える考え方はとても素敵です♪
ポーチは複数持ちがおすすめ!用途や使用頻度でまとめよう
いつもしもでは、「防災ポーチ」と言っても、すべての持ち歩きグッズをひとつのポーチにまとめるべき、とは考えていませんので、ポーチは複数個用意してくださいね。
point
防災グッズだけをひとつにまとめてしまうと、かえって使いづらくなります。
非常時かつ断水時にしか使用しない簡易トイレと、子連れでよく使うウェットティッシュを一緒に入れておいたら、ティッシュをすぐ使いたいときにわずらわしさを感じますよね。
いつもしもでは、この「わずらわしさ」が、防災グッズを持ち歩く上での一番のハードルだと考えています。
用途や、使用頻度ごとに、自分の使いやすいまとめ方をしてみてください。
普段の持ち歩きグッズにちょい足しすることをおすすめしているので、ファッションに合わせてバッグを替えるとき、いつもの荷物と合わせてササッと移し替えられるのが理想です!
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【情報】最重要!持ち歩きに最適なモバイルバッテリーを探そう
外出中の被災となると、そもそも何が起こったかわからない、という事態も考えられます。
0次の備えでは特に、速やかに、正しい情報を継続的に手に入れることが重要です。
スマートフォン・携帯電話は、いまやライフラインの1つ。
停電しても慌てないよう、お手持ちのスマートフォン・携帯電話を維持するためのグッズ、そして使えなくなった時に代わりになるものを用意しておきましょう。
スマホ充電器を持ち歩くなら100g前後がおすすめ
お金をかけてでも揃えていただきたいのは、やはり充電グッズです。
モバイルバッテリーは、
- 自分のスマホを少なくとも1回はフル充電できる容量
- 軽くてコンパクト
を基準に選んでみてください。
サイズや形については、普段お使いのバッグに合わせると良いでしょう。
マチの少ないバッグなら薄型のもの、大きいトートバッグなら厚みはあっても小さいものなど、バッグへの収納のしやすさも考慮して選びましょう。
モバイルバッテリーについては以下の記事で詳しくご紹介していますので、選ぶときの参考にしてみてくださいね。
備えたいけどわからない!初心者ママ向けモバイルバッテリーの選び方
スマホに頼る機会が増えているいま、防災グッズとしても注目されているモバイルバッテリー。 店頭でもネット上でも、さまざまな種類のモバイルバッテリーを見ることができます。 選択肢が多くてありがたい反面、結 ...
その他充電器についてはこちら♪
ケーブルや電源タップも忘れずに
モバイルバッテリーだけ持っていても、充電用ケーブルがなくては意味がありません。
忘れずに持ち歩きましょう。ケーブル一体型のモバイルバッテリーを選ぶのも良いですね。
また、外出先で被災した場合、街には充電スポットがたくさんあります。
もしモバイルバッテリーが空になってしまっても、停電していなければ電源タップを使って再び充電できます。ぜひ合わせて持ち歩きましょう。
memo
電車や飛行機など、乗り物でも充電できる場所が増えてきたので、移動中にチェックしてみてくださいね!
先日乗った電車、各座席のひじ掛けの下にコンセント🔌が!使ったら盗電になる?と調べてみると、西武線の40000系という車両で、コンセント利用OK✨そろそろ充電したいタイミングだったので、持ち歩きポーチからモバイルバッテリーではなくusbタップを取り出して早速充電しました! #いつもしも pic.twitter.com/bwdMDOrtY1
— いつもしも◇子どもとママの防災 (@itumosimo) November 12, 2020
帰宅難民になったらどうする?他人事じゃない!ママが知っておくべき防災対策と決めておくこと
最近は自然災害が増えましたが、それに伴い「帰宅難民(帰宅困難者)」になる危険について注目されています。 ニュースで帰宅難民の映像を見ていても、どこか他人事だと思ってはいませんか? 働くママさんや、家か ...
ラジオはイヤホンとセットで
災害の度にその存在が見直されているラジオ。
ですが、いくらコンパクトなものがあるとはいえ重さがありますし、持ち歩くのはなかなか困難ですよね。
いつもしもでは、1次の備えとしてラジオをおすすめしていますが、0次ではラジオアプリの備えをおすすめします。
雑踏の中でも確実に聞けるよう、イヤホンもセットで備えておきましょう。
ラジオだけでなく、なるべく無理のない備えを実現するため、アプリがあるものはアプリで代用してください。
そして、スマホへの依存度が高まってしまう分、さらに充電に余裕を持っておくようにしましょう。
天気アプリやニュースアプリの防災情報をチェック
非常時にどう行動すべきか、いざとなると冷静に考えられないものですよね。
家族と連絡を取るべきだとわかっていても電話が繋がらなくてできないなど、行動すべきことはわかっても手段がわからないことも多くあります。
そんなときにテキストとなる情報が手元にあると安心です。
いざという時どうすれば良いかがまとめてある防災情報を、すぐ参照できるようにしておきましょう。
(参考:NHKニュース防災)
気象・災害情報のサイトやアプリには、被災時のノウハウが合わせて確認できるものもありますので、普段お使いのサイトやアプリがあったら探してみてくださいね。
事前にお住まいの地域や職場を登録しておきましょう。
また、防災情報と銘打ったもの以外にも、非常時に役立つアプリがたくさん存在します。
いつもしも編集部のおすすめアプリも参考にしてみてください。
紙やオフラインの情報、家族の写真も
慣れない場所や、家から距離のある場所で被災してやはり不慣れな道を通るとき、その道が安全かどうか確認する必要があります。
帰宅ルートとハザードマップはすぐ確認できるようにしておいてください。
よく外出する場所から自宅への徒歩ルートや近くの避難所は、事前に確認しておいてくださいね。
ハザードマップの取説~ハザードマップとはなにか、活用法まで徹底解説!
台風の予報や警報が出るたびに耳にする「お住まいの地域のハザードマップを確認して、安全な場所に避難してください」というフレーズ。 地域の役所などから配布されて、ちらっと見たことはある気がするけれど、しっ ...
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スマホに頼る場合は、ネットワークが使えない場合に備えて、オフラインでも参照できるようにしましょう。
スマホの充電に余裕があってもなるべく省エネできるよう、紙媒体で持っておくのもおすすめです。
万一子どもとはぐれてしまった場合や、別々に避難した家族と待ち合わせるときなどには、家族写真があると便利です。
画像フォルダには沢山あるかと思いますが、1枚でもプリントアウトしたものを持ち歩くと良いでしょう。
ペンを1本と小さなメモ用紙も
筆記用具は、例えば家族の避難先をメモするのに使ったり、汎用的に使えるのでペン1本でもぜひ持っておきましょう。
また、子連れ外出中に被災した時に、万一はぐれた時にも確実に会えるよう、迷子札代わりに子どもの身体に名前と親の連絡先を書いてから移動する、ということもできます。
油性ペンが理想ですが、普段使いを考えるとボールペンがおすすめです。
ちょっとした書付を残せるようなメモ用紙も持っておきましょう。
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【衛生用品】帰宅困難者であふれる帰路を想定して安心の備えを
常備薬、救急ばんそうこう、生理用品、ハンカチ、ティッシュ、ヘアゴムなどの髪を束ねるものは、防災に限らず持ち歩いている女性は多いですよね。
是非そのまま、切らさないようにだけ意識してみてください。
その他、防災用を意識していただきたいものをご紹介します。
粉塵を避ける
マスクや目薬は、時期によっては常備している方が多いかもしれませんが、防災用に是非通年で備えておいてください。
memo
2020年現在は、コロナ禍の新しい生活様式として、マスクをするのが当たり前になっています。
お子さんたちもマスクをして登園・登校し、さらに予備を園バッグやランドセルに入れているのではないでしょうか。
大人も、外出時に身に着けるものとは別に、持ち歩きバッグにもう一つ予備を入れておきましょう。
都市部で被災した場合、街中は帰宅難民で溢れ、満員電車並みの混雑になると予想されています。
マスクは人混みでの感染症の予防になりますし、また、建物の崩壊などで粉塵が発生する可能性がありますので、目薬やヘアゴムもあると良いでしょう。
ゴミ袋にも買い物袋にも!なんでも入れたい万能袋
ジッパー付きバッグやビニール袋(持ち手つき)は、何にでも使えますので、是非1枚ずつでも持っておいてください。
普段から、濡れたものを入れたり、荷物が増えた時にも役立ちます。
持ち手つきなら、エコバッグを忘れても代わりに使えるというメリットも!
おくすり手帳
おくすり手帳そのものというよりも、非常時に配慮が必要な場合の、対処法がわかるようにしておくのが目的です。
アプリもありますし、IDカードのメモ欄などでフォローできればそれでも良いかと思います。
トイレ問題
帰宅支援マップなどを見ると、トイレの位置も確認できます。
問題なく使えたらラッキーです。紙が足りなかった時に使えるよう、持ち歩き用ティッシュは流せるタイプだと安心です。
ただし、停電・断水などが起こると、トイレ自体が使えません。
一時滞在施設や災害時帰宅支援ステーションなどに立ち寄り、備蓄されている簡易トイレが使用できれば良いのですが、都市部では特に、数に限界があります。
そんなときのために、簡易トイレとティッシュに消臭袋、そして目隠しポンチョを持ち歩くと良いでしょう。
もし断水でトイレが使えなくても、簡易トイレがあれば、場所としてだけでも借りて用を足すことができます。
notice
目隠しポンチョについては、本当の緊急時にトイレ以外の場で使用するほか、
- 立ち寄った避難所で着替えるときに使う
- レインコートとして使う
- 防寒のためコートの下に身に着ける
など、コンパクトなわりに非常時の使い道が多様であることから、持ち歩きを推奨しています。
ただ、女性一人で人気のない場所に行くのは避けてくださいね。
市販の簡易トイレには女性向けに目隠しポンチョが最初からセットになっているものがあるので、まとめて買ってしまうのも良いでしょう。
家庭用に大容量のものを買った中から数回分取り出して、別にポンチョだけ購入して自分用にセットを作った方が安く備えられるかもしれません。
ここで強いのが、まだおむつのお子さんをお持ちのママ!
おむつ、何枚も持ち歩きますよね?おしりふきも、消臭袋もばっちりでしょう。
消臭袋に、広げたおむつをセット。
これだけでも、なんとかしようと思えばできてしまいます。
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ただ、簡易トイレの場合、
- 排泄用の袋
- 凝固剤
- 消臭袋
がセットになっていることが多いので、排泄用の大きめな袋と目隠しポンチョ、除菌タイプのウェットティッシュをちょい足ししてみてください。
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【身体保護】まず身の周りを整えてから行動
災害時において「見えない」ことは致命的です。
0次の備えのみ、手荷物ひとつで避難生活に突入する可能性もあります。
そんなとき、視力が悪い方はやはりメガネが必須です。
普段からメガネの方はともかく、コンタクトの方はぜひ持ち歩きましょう。
ただ、メガネって持ち歩くとなるとかさばるんですよね…丈夫で固いメガネケースはどうしても重くなるので、なるべくコンパクトに持ち歩きたい方は、クッション性のある布のケースなどを検討してみてください。
使い捨てカイロは、寒い時期にはぜひ余分に入れておいてください。
いつもの通勤では問題なくても、長時間寒空の下を歩くことを想定する必要があります。
手ぬぐいは、ハンカチ代わりに使ったり、頭にかけたり首に巻いたりと使い道が多様!
ストールでも良いのですが、手ぬぐいは何より薄くて軽い点がおすすめです。
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【安全確保】暗い夜道も安全に進むために
ライトは、少なくとも、よく出かける先から徒歩で帰宅した場合でも使い続けられる点灯時間のものを用意しましょう。
他の防災グッズにライト機能が付いているものも多いですが、歩いている時に手ぶらでも使えるよう、ホルダーやカラビナの付いたものをおすすめします。
ホイッスルと防犯ブザーは、閉じ込められたときに自分の位置を知らせたり、不審者をひるませたりするために備えましょう。
声よりも音が通りやすいですし、何かあった時、とっさに声を出すのは難しいものです。
ホイッスルは百均のものでも良いと思います。
百均のものは、値段が抑えられている分、コンパクトで無駄がないというメリットがあります。
防災用ホイッスルの音を比較してます!
防犯ブザーは、できれば持ち歩いていただきたいのですが、これもなかなかゴツいものが多いんですよね…防犯アプリがたくさんあるので、0次ではアプリで備えることをおすすめします。
人気がない場所や暗がりに差し掛かった時などに起動しておき、すぐに操作できるようにしておきましょう。
とっさに操作できなければ意味がないので、起動後、スマホを振るだけで鳴るものや、画面を一度タップするだけで鳴るものなど、なるべく操作が単純なものが使いやすくておすすめです。
【関連】ママ向けおすすめアプリレビュー
安全ピンは、ストールなどを留めるのはもちろんのこと、ホイッスルやライトを顔の近くに留めておくこともできます。
あると意外と使えますので、備えておくと良いでしょう。
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【非常食】飴やラムネは長時間の移動や待ちの大切なエネルギー源
非常食と言うと大げさですが、小腹が空いたときにちょっとつまめるような、食べ慣れたお菓子や飴を持ち歩くと良いでしょう。
クッキーやビスケットなどの焼き菓子は、気付くと粉々になっているので(経験談)、箱入りのままや小分けのケースを使うのが良さそうです。
子どもがぐずったときにも使えるので、自分の好みと子どもの好み、両方揃えておくと良いですね!
水分は、水筒での持ち歩きをおすすめします。
発災直後にペットボトル飲料などを買えれば良いですが、自動販売機やコンビニもすぐに品薄になることが予想されるからです。
また、暑さ寒さが厳しい時期に被災した場合、水筒の保冷・保温機能は健康状態を保つのに効果を発揮します。
かなりスリムかつコンパクトな水筒も発売されてますので、防災を機にマイボトルを検討してみてください。
外出時の調乳用に、保温水筒を揃えて持ち歩いていた方も多いのは?
せっかくなので、卒乳後もママ自身やお子さんの水分補給に使ってくださいね!
ママだからできる備え!ベビーグッズは卒業したら防災グッズに
世の中にあふれる防災グッズを調査していく中、いつもしものママスタッフたちは気が付きました。 重いグッズを運ぶもの、堅い床から身体を守るもの、排せつ物を流さずに捨てる方法… そうなんです。 重くなった我 ...
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【貴重品】もしもの時、大切なひとに報せが届くように
貴重品も、基本的には持ち歩いている方が多いと思いますが、意識して追加していただきたいのは
- IDカード
- 緊急連絡先メモ
です。
万一ケガなどで意識を失ったときのため、住所や氏名、血液型、緊急連絡先がわかるIDカードを用意しておきましょう。
緊急用のホイッスルに小さく収納できるものもよく見かけますよね。
iPhoneの方ならメディカルID(※1)、Androidの方なら緊急情報(※2)の設定をしておくと、ロックを解除しなくても第三者が参照できる情報を設定できますので、こちらも併せて設定しておいてください。
事故や病気、あるいは熱中症で倒れた時などでも、応急処置をしてくれた方が対応しやすくなります。
また、特別なケアが必要な家族やペットがいらっしゃる場合、自分にもしものことがあった時のために以下の情報も設定しておくと良いでしょう。
- 特別なケアが必要な家族やペットが居ること
- かかりつけの病院などの連絡先
緊急連絡先については、ぜひ紙での用意をおすすめします。
メモ
連絡先を覚えている相手はどのくらい居ますか?
私は、正直なところ自分の実家と夫が限界です。
災害時一番頼りにするであろう、比較的近所に住む姉の番号や、子供の通う学校や幼稚園の番号は覚えていません。
持ち歩いている手帳に書いても良いですし、小さな紙にメモして財布に入れておくだけでも良いかと思います。
ぜひ緊急連絡先を、それも複数の連絡先を、スマホが使えなくても連絡できるようにしておきましょう。
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【精神安定】子連れの味方を小さく持ち歩こう
小さなお子さんを連れて外出されるときは、なにがしか暇をつぶせるグッズをお持ちかと思います。
最強ツール・Youtubeがお供!という方も多いかもしれませんが、かさばらない、ちょっとしたシールなども入れておくことをおすすめします。
メモ
SNSで、一時期「街でギャン泣きの子供を見つけたらシールを差し出せるおばさんになろう!」と話題になっていたのを見かけてから、私もシールおばさんの仲間入りをしています。
常に手帳や財布にシールを仕込んでいるのですが、自分の子どもにももちろん有効ですし、過去に3回ほどよそのお子さんを泣き止ませるのに成功しています!
知らないおばさんがいきなり話しかけると警戒される可能性もあるので、上の子がいるときは彼女に託しています。
0,1歳の子だと口に入れてしまうのが心配なので、心でエールを送るのみにしていますが…。
シール以外にも、キャラクターのばんそうこうもおすすめだそうですよ♪
有事の際は特に子どもは不安定になります。
大人も余裕をなくしがちですし、ペタッと1枚、見えるところに貼って、一緒に災難を乗り切る手助けをしてもらいましょう。
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いつもしも的・0次の備えは現実的に持ち歩けるか
ここまでご紹介してきた持ち歩き用防災グッズ、それなりの数になりました。
これ、本当に持ち歩けるんだろうか…と不安になった方もいらっしゃることでしょう。
そこで、実際に詰めて確認してみました!
いつものバッグに詰めてみた
こちら、ノマリ私物のバッグです。大きさは、A5サイズのノートがぴったり入るくらい。
ご紹介した0次の備えグッズ、リストで見るとちょっと退きそうになりますが、1つ1つは大きなものではありません。
この通り、全部納めてもなお余裕があります。より軽いものを選べば持ち歩く負担も減らせますよね。
実際にどのように揃えて詰めているかは、以下の記事でいつもしも編集部が検証していますので参考にしてみてください!
季節や外出先に合わせて自分仕様にカスタマイズ
基本の持ち歩きグッズはリストにある通りですが、リストになくても自分に必要なものは自由に足していきましょう!
夏に持ち歩くもののカスタマイズ例
例えば、こちらはノマリが夏に持ち歩きグッズに足しているものです。
- 虫対策
虫よけ・かゆみ止めを追加 - 汗対策
汗を引かせる・拭くためのグッズを追加
髪をアップにするためのヘアクリップを追加
持ち歩く飴を果実系から塩分を含むものに変更 - 急な雨対策
不安定な気候に備えて傘や鎮痛剤を追加
冬に持ち歩くもののカスタマイズ例
冬の持ち歩きグッズにはこちらを足していました。
- 寒さ・乾燥対策
寒さ対策にカイロをプラス1枚、乾燥対策にネイルオイルやリップを追加 - 感染症対策
薬用のど飴と不織布マスクの予備を追加 - 暗さ対策
光の強いライトを追加 - 荷物の整理
バッグインバッグを導入、複数ポーチもまとめて入れ替え可に
栄養剤は、寒くなると体調を崩しやすいので入れています。
災害が起きて歩いて帰宅しなければならなくなったら、体調が悪いとか言ってられないので…休めるときはきちんと休むように心掛けた上でのお守りのようなものです。
自分にとって必要なものは何か、カスタマイズの参考にしてみてくださいね。
持ち歩き防災ポーチ、子どもの分も用意しよう
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ここまで、ママの持ち歩き防災グッズについてお話してきましたが、お子さんが1人で行動される年齢になったら、お子さんの分も用意しましょう。
お子さんが成長して行動範囲が広がった分、有事の際に合流することも難しくなってきます。是非お子さんと一緒に、ひとつひとつ確認しながら備えてみてください。
子ども向けの持ち歩き防災グッズについては、以下の記事で解説しています。
緊急連絡先メモとお子さんの助けになる情報を詰め込んだ、いつもしものオリジナル「おたすけミニブック」もダウンロードできますので、ぜひチェックしてみてください!
子どもには子どもの備えを!外出時に持たせたい防災ポーチ
子どもと離れているときに災害が起こったら。 多くのママパパが不安に思っていることですよね。 成長に伴い、子どもの交友関係や行動範囲は広がっていきます。眩しく頼もしく思う一方で、目が届かず心配事が増える ...
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まとめ
外出先で被災した時のための備えについてご紹介しました。
ずらっと並んだ必要なものリストを見るとやる気をなくしてしまいがちですが、女性の、更にはママのバッグは元々いろいろな事態に備えてあることが多いです。
1から備える必要はありません。自分が3からなのか4からなのか、はたまた7や8でもう0次の備え完成目前なのか、ご自分のバッグの中身の整理から始めてみましょう!