新しい備えの形として広まってきたローリングストック。
常に一定の量を保ち、賞味期限が切れないように続けることは意外と難しいと聞きます。
張り切って挑戦した我が家(記事はこちら)も、始めて数ヶ月でグダグダ状態になりつつあります。
そこで今回は、
- 食料品のローリングストックを始めてみてわかった難しさ
- ローリングストックを無理なく続けるための収納とは
- 実際に見直してみた 我が家の収納・管理実例(before→after)
について、(決して整理収納・管理が得意ではないズボラ目線で)本音を交えて検証していきたいと思います。
この記事の目次
意外と難しい!? ローリングストックの現実
備えっぱなしで放置しがちだった従来の備えに比べ、日常の中で使っては買い足しながら備えるローリングストック。
一見すると、効率的でムダのない理想の方法にも思えるのですが、意外と大変!という声もよく聞きます。
具体的にどんなところが難しいのでしょうか?
ローリングストックを実践している「いつもしも」のスタッフたちに聞いてみました。
食料品のストックは収納が大変
ローリングストックするものは、なるべく常温で保存ができ、賞味期限が長めのものが中心になりますが、案外多いんですよね。
特に、いつもしもでもオススメしているちょい足しアイテムはさまざまな種類があります。
あれば何かと便利ですし、ついつい買ってしまい気づけば沢山集まっていた、なんてことはありませんか?
ちょい足しアイテムは大きさも形もバラバラなので、収納にも困りがちです。
とりあえず適当な大きさのボックスにまとめて入れて放置していることはないでしょうか。(←これ、我が家です…)
こうすると、重なり合うので肝心の賞味期限が見えにくくなり、小さかったり薄いパッケージのものは埋もれてしまいがちです。
そこへ使いかけのものも混じってしまうとカオス状態。
何がどのくらいあるのかわからないと、備えっぱなしの状態と大して変わらなくなってしまいます。
収納場所も、普段から使うためにはキッチン周りやパントリーなどが理想ですが、形や大きさもバラバラでかさばるものも多いので、スペースの確保が悩ましいところです。
うっかり賞味期限を切らしがち
賞味期限が比較的長いものを揃えていても、時間はどんどん過ぎていきます。「まだ大丈夫だな」と思っていると、あっという間に数週間が過ぎていたなんてことも。(私だけ?)
ロングライフパンなどは賞味期限が購入時から数週間の場合もあるので、注意が必要です。
ローリングストック初心者の私も、以前に賞味期限が間近に迫っているレトルト惣菜を発見!しかも2つ!
慌てて1つは自分のお昼ごはんに、もう1つは夕食の一品として出してみました。
結局、ローリングストックはいつもの生活の中で続けていく習慣なので、新しい習慣を定着させるには工夫が必要だと感じました。
買い足すタイミングがわからない
備蓄食料がローリングストックとして機能するためには、ストックの量を一定に保つ必要があります。ですが、この「一定に保つ」ことがなかなか難しいもの。
毎日忙しくてゆっくり買い物する時間がない、子連れでの買い物(特に悪天候の日)は大変、ネットで買おうにも少量だと送料が気になったり…etcと、買い物は意外と気力と労力が要るものです。
使った分だけを買い足すので、日々の買い物で大抵は事足りるはずなのですが、複数のスーパーを使い分けているとお目当ての物がなかったり、生協などの宅配を利用していると、欲しいタイミングで手に入らないこともあります。
特に初心者は、この「買うタイミング」が掴めなかったりします。
買い足さなくても済んでいるのは、実は必要ではないのかもしれません。以前はよく食べていたけれど、飽きて食べなくなったということもあります。
好みの変化に合わせて、ストックも更新していきましょう。
ローリングストックを無理なく続けるための収納
ローリングストックを習慣にして上手に回していくためには、実は収納の工夫がとても大事です。
いつもしも編集部で、ローリングストックについて座談会をしたときも、防災グッズや備蓄食料をどうやって収納するかという話で盛り上がりました。
防災備蓄収納2級プランナーを取得したスタッフみよしさんのアドバイスは、
- 物を減らす
- 収納場所を増やす
- グループごとに分けて収納する
特に③については、次のように分けて考えると、いざというときに困らないとのこと。
収納グループの分け方
- いつも使うもの(ローリングストック)
- もしものとき、すぐに使うもの(1次の備え/防災リュック)
- もしものとき、少し落ち着いてから使うもの(2次の備え/備蓄)
ローリングストックするものは食料品だけでなく日用品もありますが、ここでは食料品の収納について解説します。
日用品のローリングストックについては、▼こちらの記事を参考にしてください。
日用品もローリングストック!防災グッズだけじゃない日常の備えリスト
いつも食べているものや日用品をローリングストックしておくことで、「もしも」の時も「いつも」に近い生活を送ることができます。 トイレットペーパーは被災時も必需品ですし、ラップや新聞紙など、いつも使ってい ...
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【収納の基本①】全体量を把握する
まず収納場所の前に、ローリングストックする食料品はどのくらいなのか、把握しておきましょう。
各家庭によって内容や量は異なりますが、以前に4人家族で検証して作成したリストが▼こちらです。
家族の人数が増えれば、ローリングストックの種類や量も増えます。
まずは全体量を把握してから、収納場所を考えましょう。
【収納の基本②】収納場所を決める
ローリングストックする食料品の収納場所は、基本的にキッチンとその周辺になります。
たとえばシステムキッチンの引き出しや食器棚、キッチンの上の吊戸棚などです。
水や食料品の収納場所の例
最近は、パントリー(食品庫・棚)を設置している新築の戸建てやマンションもありますね。
【収納の基本③】物の配置を決める
ストック用の水まで含めると、ローリングストックを1ヶ所にまとめるのは不可能なので、キッチン周りに分散して置くことになります。
備えっぱなしの長期保存の非常食ではなく日常的に使うローリングストックは、キッチンの中でもよく目に付く場所に収納しましょう。
収納に困りがちな水
ここで収納に困りがちなのが水です。
4人家族なら、必要な水の備蓄は一週間分で84ℓにもなります。
2ℓボトルなら42本! これだけの量を全てキッチン周りに置くのは現実的ではありません。
そこで、水の備蓄を
- いつも使うもの(ローリングストック)
- 防災リュックや長期保存用(1次の備え/2次の備え)
の2ヶ所に分けることにしました。
あわせてチェック
家ではウォーターサーバーを使っているので、サーバー用の12ℓボトルを5~6本と500mlボトルを48本ほど常備しています。(水の備蓄の詳細はこちら)
これを家で飲んだり調理に使う水と、外出時に持ち歩く水として使い分けており、災害時にはそのまま備蓄として使うつもりなのですが、ローリングストックとしては多すぎて保管場所を取るのが難点でした。
一部を災害用の長期保存水に切り替えようかと迷っていたところ、タイムリーにもポストにこんなチラシが。
これなら、ローリングストックの水の一部を長期備蓄用の水(2次の備え)として別の場所に収納できるので、キッチン周りのスペースを有効活用できます。
ローリングストックの食品
水以外のローリングストックの食料は、今まではなんとなくパントリー棚に収めていましたが、最上段は賞味期限どころかストックそのものが見えなくなってしまうので、忘れ去る可能性が高いです。(←先ほどのレトルト惣菜も上段に入れていました)
ましてや地震の際に上から重いものが落ちてきたら危険です。
なるべく下段から上段の順に、重いもの→軽いものという配置にしましょう。
【収納の基本④】 中身を「見える化」
ローリングストックを収納・保管する際に必要なことは、賞味期限を簡単に確認できるようにすることです。
賞味期限のないものであれば、用途や大きさ等で分けて収納ボックスにまとめれば済むのですが、食料品は日頃からパッケージを都度確認し、賞味期限を把握する必要があります。
ですが、ただでさえ慌ただしい毎日、一つひとつ確認するわけにはいきません。そしてママが把握していたとしても、家族は賞味期限など見ずに新しい方から勝手に食べてしまうかもしれません。(←経験アリ)
収納する際に出来る工夫としては、
- ストックの管理表を作る
- パッケージに賞味期限を書き込んだり目立たせる
- 賞味期限ごとにざっくり分けて収納する
- 収納ボックスに中身と賞味期限を書いたメモを貼る
などがあります。それぞれ比較・検討してみました。
①ストックの管理表を作る
最初にローリングストックする食品の品名やキープしておきたい個数を書いたリストを作成し、それを見ながら管理する方法です。
商品によって異なる賞味期限は付箋に書いてリストに貼り、消費したらはがし、新たに購入して補充する際には新しい賞味期限を書いた付箋を貼る、というサイクルにすれば、いちいち作り直さずに済みます。
リストの仕様などは各家庭に合わせてカスタマイズしましょう。
SNSなどではマグネットシートを小さく切って品名を書き込み、ホワイトボードや冷蔵庫に貼って動かして管理する方法もよく見かけます。
②パッケージに賞味期限を書きこむ
食品の賞味期限は必ず記載があるはずですが、商品によって記載箇所が違うので、毎回探す羽目になったり、書いてあっても見えづらいものも。
収納しながら賞味期限を把握しやすいよう、見てすぐにわかる場所に油性ペンで大きく書いてしまいましょう。
缶詰やパウチの袋など、直接書き込みづらいものにはマスキングテープが便利。
ラベリング用のマステもあります。
③賞味期限ごとに分類して収納
今あるローリングストックの食品を賞味期限ごとにざっくりと分け、それぞれに収納ボックスを作って入れます。量によって月ごとで分けてもいいですし、長くても2~3ヶ月単位でまとめましょう。
賞味期限で分けるので色々なカテゴリーの食品が一つの箱に混在することになり、よく使うものを探す際には少し面倒かもしれませんが、賞味期限の近い食品が一目でわかるので、管理しやすいです。
収納は分けずに、賞味期限ごとの管理表を作るという方法もあります。
また、月のはじめに近々賞味期限が切れるストックをピックアップして今月中に食べるボックスを作り、そこから優先的に消費するという方法も視覚的なリマインドになり、家族にもわかりやすいのでオススメです。
④収納ボックスにメモを貼る
日常のルーティンや行動の癖などを踏まえると、この中で一番自分に合っていると思えたのが④でした。
普段の食品収納の要領で種類ごとにまとめておき、付箋に収納している食品名と賞味期限を書いて、ボックスや引き出しなどの前面(よく見える場所)に貼ります。
そうはいっても、ストックすべての食品名と賞味期限を書くのは大変なので、収納ボックスの中で最も賞味期限が近い食品だけでも書いて貼っておけば、賞味期限を切らしてしまう可能性はグッと低くなります。
point
最も賞味期限が近い食品を消費したら、その食品の付箋は剥がしてボックスの中で次に賞味期限が近いものを書いて貼り直します。あとはその繰り返しです。
消費した食品の付箋を買い物リストやメモに貼り直せば、ストック補充の買い物に行く際にも必要なものがすぐわかります。
実際に見直してみた! 我が家の収納実例
ローリングストックを無理なく続けるためのコツや収納の工夫がわかったところで、我が家のパントリー棚の▼現状です。
突っ込みどころ満載の収納ですが、特に改善したいのは
- どこに何があるのかわかりにくい
- 家族によく場所を聞かれる
- ごちゃごちゃとして取り出しにくい
- 自立する袋ものが倒れて落ちやすい
- 賞味期限が目立たない、見えない
と、挙げてみればキリがないほど問題だらけの収納でした。
公開! 我が家のローリングストック収納 before→after
かなり問題のあるローリングストックの収納でしたが、「どこをどう変えたいのか」自分なりに色々考えて調べながら、一つずつ改善していきました。
そんな我が家の収納のbefore→afterが▼こちらです。
それでは、この変化の過程を具体的にお見せします。
【Step1】ローリングストックの量をチェック
まず、全体の量を把握するためにパントリーの棚のものをすべて出してみました。
水やお菓子、調味料等を除いた我が家のローリングストック(常温保存)の全量がこちらです。
以前決めたローリングストックの内容から、半年ほど経って多少変化しています。
新型コロナの影響で家族のテレワークが増えたため、一部のストックは減るのが早すぎて補充が追いつかないこともありますが、それでもローリングストックを始める前に比べたら各段に増えました。(撮影時は無洗米のストックは別の場所にあります)
普段からストックの入れ替えなど出し入れはしていても、すべての棚を奥のものまで出すことはなかったので、予想通り「こんなものあったっけ!?」というものがぞろぞろ出現。
使い切れないまま賞味期限がとっくに過ぎてしまったものを集めてみると、共通点がありました。
【Step2】それぞれのストックの住所を決める
賞味期限切れのストックの多さに我ながら衝撃を受け、大いに反省したところで、気を取り直して新しい収納プランを考えてみました。
最上段が使えなくなる分、全体の収納スペースは減りますが、ストックを断捨離してスペースが増えたところもあるので、何とかなりそうです。
point
どんな家でも収納スペースには限りがあるので、ストックそのものを常に見直し、本当に必要なものに絞って少数精鋭にしておくことも必要です。
こうして新しい場所を決めたところで、収納グッズを買ってきました。今回は前から使っていたボックスと合わせて100円ショップで購入。
背の高いものに使う深型ボックスと、引き出し代わりにする浅めのボックスです。(←引き出しの方は棚の幅にちょうど収まる幅のものが見つからず…)
棚の高さは変えられるので、中身を取り出しやすい高さに調節しながらボックスを並べていきます。
意外と収納に困るのがカップ麺だったり…
途中、思うようにはまらなくて何度も棚の高さやボックスを変えたり、隙間のスペースに詰めたりと試行錯誤した結果、こうなりました。
改善したポイント
- なるべく1つのボックスに1種類だけ入れるようにする
- 個包装に賞味期限が書いてあるものは箱から出して収納する
- 背の低いor小さいものは引き出し用の浅いボックスに入れる
- 子ども達が自分で取り出すものは手の届く段へ
子どもも含めて家族に一目でどこに何があるかがわかり、ストックの存在自体が埋もれてしまわず、かつ賞味期限を把握しやすい収納を目指したので、いざ並び替えてみると理想通りにならないところもありました。
たとえば、最上段に重いものは置きませんでしたが、残りの段は上に行くほど軽いとは限らず、各段で同じような重さになっています。身長差を考えて大人が頻繁に使うものを上、子どもが自分で取り出したいものや割れ物を下にしたため、必ずしも軽いものを上段に収納することができませんでした。
【Step3】付箋やマステで中身と賞味期限を見える化
大量のローリングストックを整理して分類すると同時に大事なのが、とにかく中身の賞味期限を見える化すること。
おしゃれなラベルを作って見た目を美しく揃えることも考えましたが、ズボラで面倒くさがりな人(=私)にオススメなのが、マスキングテープに書きこんで貼る方法です。
缶詰など賞味期限がわかりにくいものに貼るのにも便利ですが、ラベルの代わりとしても手軽に書けて、はがし跡も残らないのでオススメです。
頻繁に貼り直す可能性のある賞味期限のラベルには無印良品の付箋を使いました。
ボックスに入らなかったカップ麺などは古い方を手前にして収納し、家族には手前から取るように伝えています。奥のものは取り出しにくいので、自然と手前からになるようです。
こうして整理&見える化した我が家のローリングストック収納。当初のプラン通りにならなかった点もありますが、家族には好評でした。
テレワーク中、ローリングストックを使って食事することの多い夫も、探し回ることなくスムーズに取り出していたようです。子どももすぐに理解していました。
子どもの方が物覚えが早いので、一定の年齢以上の子どもにはきちんと教えてあげると、すんなり物の場所を把握して自分で出したり片づけたりしてくれます。
うっかり賞味期限切れを防ぐには
なるべく効率的に収納して工夫しても、やはり人間ですから忘れてしまうことはあります。
忘れるリスクを最小限にするためには、定期的なチェックを家事のルーティンに組み込んだり、賞味期限を管理するアプリなどを活用するのがおすすめです。
月イチで見直す日を決める
いつもしも編集部のトコさんが実践しているのがこの方法。月末や月の初めに来月(もしくは今月)賞味期限がくる食品だけを集めて、ひとまとめにしておくという方法です。
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当たり前ですが、いくら賞味期限をしっかりチェックしていても、食べなければ期限は切れてしまいます。
フードロスを出さないためには、「賞味期限を把握して管理する」ことと、その食品を「食べきる」ことの両方が必要になります。
そのため「ここにある分は今月中に食べる!」と見える化してリミットを決めることで、自分へのリマインドになります。
キッチンの目につく所に置いておけば買い足すものもすぐにわかるし、量が多いと要らないのかも?と気づくようになりました。
この方法にしてからムダ買いも減ったし、賞味期限を切らすこともなくなりましたよ!
家族にもストックから何かを探すときは、まずここから見てもらうようにすると、新しい方から食べられてしまうことを防げますね。
アプリで賞味期限を管理する
収納を工夫していても、一日中賞味期限のことを考えているわけではありませんし、やっぱり忘れてしまう人には、リマインダーや賞味期限を管理してくれるアプリを活用するという手もあります。
さまざまな種類のアプリがありますが、今回は無料のもので、ローリングストックの賞味期限を管理しやすいかどうかという視点で調べてみました。
おすすめの賞味期限管理アプリ
- 賞味期限管理のリミッター(Limiter)
- Pantry Photo
- 写真でかんたん賞味期限管理:Limit
- まめパル
それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
賞味期限管理のリミッター
(引用:賞味期限管理のリミッターLimiter)
簡単な入力作業で自宅にある冷蔵庫内や常温保存の食品の賞味期限を管理できるアプリです。(iOS版のみ)
バーコードを読み取れば商品名とサムネイルが自動で登録されるので、入力の手間も省けます。
賞味期限以外にも、個数や保存場所、メモなども入力できます。賞味期限が近づくとプッシュ通知で教えてくれるので、うっかり切れてしまうことも減りそうですね。通知のタイミングも当日や1日前など5段階で設定することができます。
Pantry Photo
(引用:Pantry Photo)
そうはいっても賞味期限をいちいち入力するのは手間がかかるという人にオススメなのがPantry Photo。
その名の通り、冷蔵庫内やパントリーの写真を撮って保存するアプリです。買い物に行って、ふと「卵はあと何個残っていたかな?」という時にスマホで冷蔵庫の中の写真が見られたら便利ですよね。
基本的に、食品ごとではなく冷蔵庫の野菜室や冷凍室など場所ごとに撮影して管理します。毎日冷蔵庫を覗いている人なら賞味期限は大体把握しているはず、という前提のアプリなので、個々の食品の賞味期限というよりも、ストック全体の減り具合などをチェックしたい人に向いています。
写真でかんたん賞味期限管理:Limit
(引用:写真で簡単賞味期限管理:Limit)
食材の写真を撮って賞味期限を設定するというシンプルな2ステップのみ。複雑な操作や設定がないので気軽に始められるアプリです。
期限が近い食品から順に表示してくれるので、一目で把握できます。お知らせ機能を使えば、賞味期限の一週間前や3日前など都合に合わせて通知してもらえますよ。
食品以外にもクーポンやポイントなど期限があるものであれば使えるので、うっかり忘れてしまいそうなものや日用品も登録できるところが便利ですね。
まめパル
(引用:まめパル)
生協(パルシステム)を利用している人に便利な食材管理アプリです。注文した食材はお届け日に自動で登録され、次に届く商品もわかるようになっています。パルシステム以外で購入した食材も追加でき、食べ終わったらリストから削除すればOK。パルシステムを利用している人におすすめです。
食べ終わるとEGG(ポイントのようなもの)が溜まっていき、パンケーキの絵にトッピングが追加されていくのもゲーム感覚で楽しいし、EGGをパルシステムで使えるポイントに換えられるので一石二鳥ですよ♪
自分に合ったアプリを見つけて活用すれば、上手にローリングストックを続けられそうですね。
まとめ
ローリングストックを始めて備蓄が増えたことで、収納や賞味期限の管理が大変でしたが、自分なりに工夫して整理した結果、以前に比べストックの出し入れに手間取ることが減り、効率的になりました。
何より、家族からの「〇〇はどこにある?」「どれから食べればいいの?」という質問に答える必要がなくなり、日常のプチストレスが解消したことが一番の収穫かもしれません。
防災も毎日の家事も、自分だけが背負って完結してしまっては負担が増えるだけですし、備えにはなりません。一緒に暮らす家族の理解と協力が必要です。
そのためには、今回のローリングストックの収納・管理で実践した
- 必要な全体量を把握する(必要なコトを把握する)
- 物の場所や配置を決める(コトの分担を決める)
- 見える化する(家族で情報を共有する)
という3つのステップが大事だということ、そして防災以外の困りごとにも応用できると気づきました。
何をローリングストックするかと同様に、どうやって収納・管理するかもそれぞれの家庭で”正解”は異なります。
自分や家族にとって無理なく続けられる収納・管理方法を、ぜひ考えてみてくださいね。