ママ防災士 リサの【いつもしも】~台風19号

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土界谷家イラスト

こんにちは。
2人の子供を育児中のママ防災士、土界谷リサです。
このコラムでは、防災士として感じる事や防災への意識など、ママ目線も交えてお話します。

2019年9月の台風15号で大きな被害が起きましたが、翌月の台風19号ではもっと大きな被害が出てしまいました。
最近の台風は、雨の勢いも風の強さも昔とは違って強くなったと感じませんか。被害が出た時小さいお子さんがいると、なおさら不安になりますよね。

今回は、台風19号でママ防災士としておこなった対策やエピソードをご紹介します。

旦那と私、防災意識の温度差

ダンナにイライラ
ニュースやSNSでも「台風19号は大型だから気をつけて!」という情報がたくさん発信されていました。

防災士の私でも実際どんな被害が出るか分からないので、停電や断水、ガスが止まったら…と考えて災害に備えるための準備をはじめました。
防災士としての知識、3.11で被災した実体験を思い出しながら、防災グッズを台所や玄関に並べていると…旦那が、

「…そこまでやらなくてもいいんじゃないの?」

と一言。

災害なんて起きないよと言いたげな一言にイラッときてしまいました。

私たち夫婦の間には、防災の意識に温度差がかなりあります。被災してもなるべく子どもたちに負担をかけないよう準備しているのに、防災士である私でも無関心なことを言われると

「家族のために頑張っているのに!なんであんたは協力しないのよ!」

と全部投げ出したくなります。
今のままでは、災害から家族を守れるのは私だけかもしれません…。(旦那へ防災教育することが今後の課題です)

子どもがいれば防災対策も変わる

災害の備えとして、食料・飲料・生活必需品は最低3日分必要とされています()が、防災士としては常に7日分保管するようおススメしています。さらにお子さんがいる場合は+αが必要です。

台風で外に出られない時、自宅や避難所で数日間過ごすのはかなり大変です。
我が家では、2歳の娘用のお菓子を数日間分、0歳の息子には2019年3月から解禁となった液体ミルクをストックしています。
液体ミルクの賞味期限は6ヶ月~1年のため、古い物から消費して使った分はすぐ追加するようにしています(ローリングストック)。
お菓子や液体ミルクを防災用備品としてしまっておくのではなく、

日ごろ使う物=備蓄

としておくことで賞味期限切れを防ぐことができています。

停電になったら電気が使えないので、電気を使わないお気に入りのおもちゃを用意しておくことも大切です。小さいお子さんなら、絵本やシール、お絵かき帳、パズル、レゴブロックなどでしょうか。

我が家の2歳の娘でさえYouTubeに夢中で、見られないと分かったら大泣きしてしまいます。
タブレットの充電が切れて見られなくなった時、娘が

「見れない!!ギャー!!」

と叫び声を出して大暴れ!本当に停電してしまったときのことを考えると怖いです。

しかし、娘はアンパンマンのがんばりましたシールをあげるとご機嫌になるので停電したらアンパンマンシールなどのキャラクターシールは大活躍するでしょう。

また、母子手帳やお薬手帳、保険証・医療証といった大切な物は、一箇所にまとめ、避難する時は持ち出すことを家族で話し合っておきましょう。
我が家は、母子手帳や医療証などを一箇所にまとめていますが、旦那はイマイチ何が必要なのか分かっていない様子で毎度何が必要か聞いてきます。
避難する時は、結局私が最終チェックする羽目になりそうなので覚えてほしいものです…。

店舗から消えたパンたち

防災の備え我が家では、非常食7日分を自宅で保管をしているので、今回の台風で特に買うものは無いと思っていました。しかし、“今までに経験したことのないような強風”だとニュースで見て、買い忘れがないか夕食の買い物がてら近所のスーパーへ行ってみることにしました。

スーパーは、台風に備えてカップ麺や水を買い込んでいるお客さんで大混雑していました。
店内を歩いていると、菓子パンコーナーが空っぽ!パンコーナーのスペースは広いのに、何ひとつ残っていませんでした。
菓子パンの賞味期限は非常に短いので備蓄用の食糧は別のものを用意したほうがいいでしょう。

最近の防災用食糧は乾パンだけではなく、缶詰パンや炊き込みご飯など美味しい防災食がたくさん販売されているので自分好みの一食を探してみてください。

震災のときもそうでしたが、

「もう買えないかもしれない」

という不安から必要以上に何でもかんでも買ってしまい、お財布の紐が緩みがちになってしまいます。
災害は被害の大きさが分からないため、備えようとするといくら物を買っても足りなく感じてしまいます。まずは、ガイドライン()を見て、必要なものを備えておくと安心でしょう。

台風当日、災害レベル5の警報でビックリ!

台風19号は、私が住んでいる都内でも警報レベル5になり最大級の警戒をするよう呼びかけがありました。警報レベル5とは、命を守るための最善の行動が求められる最上級の警報であり、既に災害が起きているということです。

スマホからは警報レベル5を知らせる警報音、外からは町内放送で避難を呼びかけるアナウンスが流れていて、今回の台風がいかに危険だったかが分かります。
しかし、警報レベル5でも我が家は高台にあり浸水しないだろうと考え自宅に残ることにしました。

災害の時でも、避難所で子どもが騒げば周りに謝らなければならないし、0歳児には授乳のためのケープを準備したり周りの人のことを考えたりすると、警報が鳴ったからすぐ避難所へ!という気持ちにはなれませんでした。

幸いにも私の住む地域に大きな被害はありませんでしたが、避難する必要があるかは慎重に考えなければなりません。

ママ防災士として、災害に対する情報や対策は常にチェックしています。
台風が過ぎたあとは、ニュースや役所HPで災害状況のチェックをし、「あの時買っておけばよかった」と思った物はすぐ購入します。
時間が経てば経つほど関心は薄くなってしまうので早めに行動して対策忘れがないよう気をつけています。

何が違う?地震と台風の防災対策

台風は地震と違い、災害がくるまでに時間があるので、それまでに準備をすることができます。

防災用品が古くなっていないか、ライトやラジオの電池が切れていないか、自宅や避難場所が浸水する可能性は無いのかなどを確認します。
浸水するかどうかはハザードマップで分かるので「ハザードマップ+地域名」で検索してみてくださいね。

我が家を買った時も、浸水する可能性がないか調べてから購入しました。日ごろの生活でも防災意識を忘れないようにしています。

台風はいつ来るのか分かるので準備しやすいですが、直前になってから準備しようとしても意外とバタバタしてしまうものです。
私の旦那は災害に対する意識が強いわけではないので、私一人が家中を走り回って大変でした。防災は家族みんなで協力したいものです。

災害は家族みんなで乗り越える!

防災意識を持とう台風1つに対しても防災準備はたくさんあり、防災用品も各家庭で必要なものが変わってきます。
ママ一人で準備するのは大変なので、家族の間で防災について話し合い、いざ災害が起きても慌てず行動できるようにしてくださいね。

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土界谷リサ

土界谷リサ

宮城県仙台市出身、都内在住。2児の母で、夫・長女・長男と4人暮らし。東日本大震災で被災。防災知識を身につけるため防災士の資格を2014年に取得。出産を期にイラストレーター・広告漫画家・デザイナーとして活動。

2019年11月5日

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