世の中にあふれる防災グッズを調査していく中、いつもしものママスタッフたちは気が付きました。
重いグッズを運ぶもの、堅い床から身体を守るもの、排せつ物を流さずに捨てる方法…
そうなんです。
重くなった我が子を長時間運んでくれたアレ、頭から転ぶ我が子を守ってくれたアレ、おむつのにおいをシャットアウトしてくれていたアレがあるじゃないか!
ベビーグッズはもう使わないし今後も使う予定はないけど、実はまだ家にある…そんなママたちに朗報!ベビーグッズは非常時にも使えるんです。
ベビーグッズの第二の人生?防災グッズとしての使い方を詳しく見ていきましょう!
今まさに使用中の、現役乳幼児ママたちも必見ですよ♪
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この記事の目次
発想の転換!ベビーグッズは売る前にもしもに備えて
まずは、赤ちゃんとのお出かけに欠かせない、ベビーグッズの代表格から見ていきましょう。
ベビーカーで荷物や水を運ぶ
ベビーカーは、キャリーカートとしての能力は言うまでもなく、耐荷重量もお墨付きですよね。
乳児から使えるA型ベビーカーの耐荷重は15キロ程度。A型は、お下がりでもらったりレンタルで済ませる方も多いです。
一方、1人座りができるようになってから使うB型ベビーカーや、A型とB型のどちらの特長も併せ持つ新基準A型(AB兼用型)ベビーカー、海外製の丈夫なベビーカーには、20キロ超でも大丈夫なものもあり、長く使えます。
ベビーカーは、緊急避難時の利用はNGですが、避難生活が長期化した時にはキャリー代わりになります。
座面はボックス型ではないので、荷物を落とさないよう工夫は必要ですが、座面下の荷物置きを含めてたくさんの物資や水を運ぶことができます。
ハンドルに荷物用フックを付けてるママが多いと思いますが、フックに重い荷物をかけるとひっくり返ってしまい危険です。フックにかけるのは手荷物程度にしておきましょう!
【関連】緊急避難時、赤ちゃんは抱っこで
mama's voice
我が家は、最初にコンビのメチャカルシリーズ(AB兼用)を使っていましたが、下の子の妊娠と上の子の成長(重さ)で操作が難しくなり、片手で操作できるエアバギーCOCOに乗り換えました。
下の子はもう幼稚園で走り回っていますが、今でも車に積んだまま、ピクニックなどのときに荷物をこれでもかと積むのに使っています。
エアバギーにはベビーシートに付け替えられるバスケットがあって、ここ数年惹かれ続けています…
病院に連れていく時の担架代わりにも
体調を崩してぐったりしているときなど、ある程度大きくなった子どもを病院に連れて行くのはひと苦労です。
車がない場合や、車を持っていても駐車場から病院が遠い場合、ベビーカーで運んで連れていくという手もあります。
私も、小児科の待合室で、ベビーカーで眠る子どもの同級生を見かけたことがあります。当時は年少さんでした。ベビーカーで運べたらママも子どももだいぶ助かりますよね。
大きくなると、足がタイヤに引っかかってしまったりするので、使用する場合は怪我に十分に注意しましょう。
抱っこ紐はもしもの抱っこサポート
エルゴにベビービョルン、アップリカなどなど、肩・腰ベルト付きの抱っこ紐(Soft Structure Carrier/SSC)には多くのママがお世話になっていますよね。
いざという時に安全に抱っこして逃げるため、あまり使わなくなってからも抱っこ紐はしばらくは取っておくのをおすすめします。
抱っこ紐の耐荷重量は、ベビーカーと同様に15~20キロのものが多いです。
ですが、実際に活躍するのはだいたい2歳くらいまででしょうか。このくらいの時期に、歩きたい我が子と肩腰が死にそうなママの需要と供給が一致する印象です。
日常でしたら、しっかりと歩けるように成長した子どもを抱っこ紐に入れることはまずありません。
でも、
- 歩けないような怪我をしてしまったら?
- それでも避難が必要だったら?
そんな「もしも」もあり得ます。
そのときのために、一番下のお子さんの体重が20キロ近くなる頃、だいたい6歳頃までは、売ったり譲ったりするのを待っても良いでしょう。
エルゴの正規販売代理店であるDADWAYによると、3年以上経過すると型崩れやパーツの強度低下などの経年劣化の心配があるとのことです(※1)。使用する際は、状態をよく確認してからにしてくださいね。
mama's voice
私が一番最近使ったのは上の子が5歳の時でした。
身長約110センチ・体重約18キロ(爆睡中)を抱っこした様子がこちら。
ベビー期とのギャップに思わず撮影した1枚です(笑
ですが、この時は本っ当に助かりました!サポートレベルでも、抱っこ紐があるのとないのとでは全然違いますよ!
「さらしでおんぶ」は最終手段!
いざという時、さらしでおんぶする方法もありますが、抱っこ紐があるなら抱っこ紐の方が安心です。
以前、試してみたら、子どもにあまり見たことのない微妙な顔をされました(笑
背負われている側として、さらしおんぶはあまり良いものではないようです。
災害時のお風呂はベビーグッズで節水
災害時、特に断水が長期化すると、お風呂が問題になってきます。特に夏場は、汗の匂いやべたつきが気になりますよね。
そんなときにもベビーグッズが使えます!
おしりふきはからだふき
1次の備えでも2次の備えでも、赤ちゃん用のおしりふきがおすすめとご紹介しました。
商品名が「おしりふき」でも、特におしり専用ではないことは広く知られていますよね。入浴できない時に、身体を拭くのに使いましょう。
大人用のからだふきももちろん販売されていますが、子どものいる家庭では子どもと一緒に使えるものを備えておく方が安心ですね。
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ベビーバスは大きなバケツ
次は、ベビーバス。空気を入れるタイプのベビーバスでは難しいですが、丈夫なものであれば大きなバケツとして使うことができます。
おすすめは折り畳み式のベビーバスです。かさばらないので、ベビーバスを卒業してからも、水遊びに使ったり靴の付け置き洗いに使ったりできますよ。
ベビーバスだと、底に栓がついていて排水が楽なのも大きなメリットです。
子どもの事故防止!お風呂のお湯は溜めておかない
断水の可能性がある時、お風呂に水を溜めておくのは防災としてよく知られていますよね。
ただし、いつもしもでは、安全面から日常的に湯舟に水を張っておくことはおすすめしていません。
【関連】残り湯は小さな子どもにはリスク大
消費者庁でも、子どもの家庭内での事故防止策として、入浴後は浴槽の水を抜き、鍵をかけるよう注意喚起しています(※2)。
高層マンションにおいては、地震の際に大きく揺れて浴槽の水がこぼれ、浴室や脱衣所・廊下まで水浸しになったという声もあります。
地震や台風による断水の場合は非常用トイレを
また、衛生面から入浴後の残り湯をそのままにしておくこともおすすめしません。
溜めておいた大量の水をどう使うかと言えば、生活用水ですよね。もちろん飲用には使えません。生活用水としても、最長で1日置いた残り湯は衛生的に問題があります。
汚れた水でも大きな影響がないのはトイレの排水で使う時くらいでしょう。
ですが、2020年現在は、大きな地震の直後は、排水管の安全が確認できるまでは、たとえ水が出る状態でも排水すべきではない、という考えが優勢です。非常用トイレを備えておき、使うようにしてください。
トイレの排水で使わない・使えないとなると、残り湯を溜めておくことはリスクの方が大きいです。
お湯を溜めておくなら、台風直前or地震直後or計画的な断水時に
では、浴槽やベビーバスに水を溜めるのは厳禁かというと、そうではありません。
活躍するのは、台風直撃予報があったときや計画的な断水のときなどです。
直前の備えとして、
- 事前に入浴
- 残り湯ではなく新たにきれいなお湯を溜めておく
という方法が良いでしょう。
きれいなお湯を溜めておき、身体をきれいにしたり、トイレに使ったりできます。
また、地震直後に溜めておくという方法もあります。断水は時間差で発生するので、災害直後しばらくは水が出ることが多いのです。
この場合、溜めておくならきれいな水の方が良いので、日ごろから入浴が終わったらすぐきれいに掃除しておくことが大切です。
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ただし、集合住宅で受水槽方式の方(敷地内や屋上に給水タンクがある場合)は、災害直後の汲み置きは水の独占/買い占め状態になってしまうためおすすめできません。規約などで決まっているところもあるようなので、よく確認しておいてください。
断水時の身体拭きに沐浴剤を使う
スキナベーブなどの沐浴剤を使ったことがありますでしょうか。
せっけんには劣りますが、洗浄成分が含まれているほか、保湿効果もあります。断水時、ただのお湯に浸したタオルで拭くより衛生的ですよね。ふき取りや洗い流しも不要なため、介護現場でも同様の清拭剤が使われているそうです。
防災グッズとして敢えて購入するほどではないと思いますが、いままさに使用中という方は、被災時にほかの家族にも使えると覚えておいてください。
「1日1防災」で知られるイラストレーターで防災士のアベナオミさんも「断水中にあってよかったモノ」として赤ちゃん用沐浴剤を挙げています。(※3)
沐浴剤をいまさら使ってみた
ママスタッフたちに聞いてみたところ、実は誰も沐浴剤使用経験がなく…いまさらですが、試してみることにしました!
必要量の沐浴剤をキャップに注ぐと、ベビーパウダーのような優しい甘い香りがします。
白いお湯のイメージだったので、ボトルから出てきた液体が水色でちょっとびっくりしました。
お湯に入れ、手で優しく混ぜるとイメージ通りの乳白色の液体が完成!ここにガーゼを浸し、軽く絞って身体を拭いてみます。
被災時に自分だけ使うという選択肢はないので、乾燥肌な子どもにも試してもらうことにしました。
とりあえず、パッチテスト的に腕を拭いてしばらく様子見。大丈夫そうなのを確認してから、ひじの内側や顔などを順番に拭いていきます。
と、
香りが気に入ったのか、母からガーゼを奪い取って自分で拭き始めました。普段入浴剤を使っていないので、スペシャル感もあったようです。
その後も特に肌荒れはなく、ホッとしました。
肌との相性は確認する必要がありますが、香りだけでも癒されるので、もし残っていたら使ってみてください。
乾きやすくて柔らかい!ガーゼハンカチは断水時も便利
出産準備の時、ガーゼハンカチを何枚買いましたか?
ガーゼハンカチは、軽くてかさばりませんし、乾きやすいので非常時向きと言えます。水を含ませて身体を拭いたり、マスク代わりに使うのも良いですね!未使用のきれいなものがあれば、応急処置にも使えます。
mama's voice
我が家は、確か最初はアカチャンホンポで20枚入りを買ったのですが、その後いただく機会も多く、結局MAXで50枚くらいあったと思います(笑
下の子が吐き戻しの多い子だったので、汚れてかなり処分しましたが、今も新品が20枚ほどタンスに眠り、4枚ほどが現役です。
現役の4枚は、火傷した時に 身体をどこかにぶつけた時などに、保冷剤を包んで患部に当てるときによく使っています。
(↑2020.11訂正)
2020年1月に発表された研究によると、火傷したときに保冷剤を使うのは逆効果になる可能性があるため(※12)、注意が必要、とのこと。有効なのは、5分以内に20分間の流水で冷やすことだそうです。
デリケートゾーンの衛生に清浄綿
出産のとき、ガーゼと合わせて清浄綿をたくさん購入した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
清浄綿は、脱脂綿に下記のような薬液、もしくは滅菌精製水を含んで密封したものです。
- クロルヘキシジングルコン酸塩(グルコン酸クロルヘキシジン)
- ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)
これらの薬液は殺菌消毒剤ですが、清浄綿に使われているのはごくごく薄い水溶液なので、消毒効果はありません(※4)。あくまで、患部を清潔に保つために使います。
産後は、会陰切開や帝王切開の傷、赤ちゃんの顔を拭くときなどに使われますね。以前は授乳前の乳首も拭くように言われていましたが、2020年現在は拭くと乾燥してかえって良くない、ということに落ち着いているようです。
memo
新型コロナへの効果は期待できませんが、清浄綿は開封しない限り無菌の状態が保たれます。個別に密封されているので使いたい分だけ使えますし、使用期限も3年や5年と長期保存も可能!
5年近く経過している我が家の清浄綿でもこの通りです。
薬液を使わない滅菌精製水の清浄綿も含めて、もし余らせている方は、ぜひ防災備蓄として取っておいてください。
アルコール消毒よりも優しく、デリケートゾーンにも使えて便利ですよ。
mama's voice
子どもの擦り傷程度のけが(洗い流すほどでもない)や鼻血などの際に、汚れた肌をきれいにするのに清浄綿を使っています。産後余って取っておいたものです。
最近は患部を消毒するのは逆に良くないと聞きますし、アルコールが入った普通のウエットティッシュよりも適している気がします!
「トイレが使えない」が当たり前の赤ちゃんグッズに学ぶ
2020年現在、災害後、断水してしまったり上下水道管の安全が確認できるまではトイレを使わない、という考え方が浸透してきていると▲先にお伝えしました。
トイレを使わないのが当たり前な赤ちゃんと、その処理をしてきたパパママの経験を存分に生かして対処しましょう!
非常用トイレはおむつで代用できる
災害用にぜひとも備えていただきたい非常用トイレ・簡易トイレですが、家族全員7日分と思うとかなりの量になり、なかなか購入に踏み切れない方も多いと思います。
そこで使えるのが余ったおむつです。
非常用トイレは、主に
- 排泄用の袋
- 凝固剤
- 消臭袋
がセットになっています。
一見馴染みのない凝固剤ですが、実態は高分子吸水材(高分子吸収材・高分子ポリマー・吸水ポリマー)です。中には除菌成分や消臭成分が追加されている商品もありますが、主成分は吸水ポリマーになります。
吸水ポリマーは、それ自体の重さの約30倍以上もの水分を吸収できる合成樹脂です。
おむつや生理用ナプキンに使われていて、ママたちにはおなじみの単語ですよね。
おむつも、肌に優しい素材や漏れ防止ギャザーなど、いろいろ工夫が凝らされていますが、メインは吸水ポリマーです。(※7)
つまり、
- 大きめのビニール袋
- おむつ
- おむつ用消臭ゴミ袋
があれば、非常用トイレの代わりができます。おむつをしている子どもが居るご家庭なら、あるものばかりでは?
大きめのビニール袋は、中が見えないよう色のついたものが望ましいですが、透明でももちろん使えますので、一般的なゴミ袋で大丈夫です。
子どもが履ける形に成形されたおむつよりも、粉状の凝固剤の方がはるかにコンパクトなので、備蓄するなら非常用トイレの方が場所は取りません。ですが、おむつがあれば非常用トイレの立派な代用品になることは覚えておいてください。
お子さんがまだおむつならば、子ども用以外にもう1セット余分に備蓄しておくと良いでしょう。
※効果を実験しています!結果はこちら▼
渋滞中に大ピンチ!子どものトイレ対策は車にも
周りのママ友たちに聞いてみたところ、トイレ代わりに使えるかもと、非常用におむつやトイトレ(トイレトレーニング)用パッドをとっておいているママが多かったです。渋滞でトイレに行けないとき用に、車に置いているというママもいました!
渋滞中の尿意は非常事態ですよね…こまめに休憩をとる・水分を摂りすぎないなど、ママが気を付けて過ごしていても、どうしようもない時はあります。
mama's voice
帰省などで長時間の車移動が多い我が家は、車に
- いす型おまる:トイレトレーニングで使っていたもの
- 消臭剤
- 凝固剤
- 消臭袋
- トイレットペーパー
- おむつ
- ブランケット:目隠し用
を積んでいます。
幾度かの惨事を乗り越えてここに落ち着きました。実は、つい最近も活躍したところです…
当てるだけの携帯トイレは、大人なら何とかなりますが子どもには難しかったです。狭い車内だと、さらに難易度も上がります。子どものためには、なるべくいつものトイレに近い形でできるものを用意することをおすすめします。
ただ、座ってさせるには、チャイルドシートから降りたりシートベルトを外したりしなければなりません。大人も席を立ってフォローする必要があります。一般道の安全な路肩に停車して使用してくださいね。
高速道路を走行中の場合は、安全面から、座ったまま使えるおむつをおすすめします。サイズが合わなかったり、一度卒業したおむつを履くのに抵抗がある様子の場合は、両サイドを割いて生理用ナプキンのように当て、なおかつ前後を手で押さえましょう。
また、おむつを脱ぐ・外すタイミングにも注意が必要です。
小学生くらいになると、おしっこの量もかなり多くなります。吸水ポリマーは優秀ですが、一気に吸わせようとすると少し時間がかかります。おむつを外すのは少なくとも10秒、できれば1分程度は待ってからにしましょう。実際、先のママ友から、おむつを当てるのは間に合ったのに、脱ぐときに…という話も聞きました。
子どもが「トイレ行きたい…」と自ら言い出した時はもう限界に近い時が多いですよね。
というのはママたちの切実な願いだと思いますが、災害時同様、いざという時に焦らないよう、車での移動時も備えを万全にしておきましょう!
車で移動中に被災したら?車にも非常食と防災グッズを備えて万全の防災を
地震や台風など自然災害のニュースが増え、いつどこで被災するかわからない時代になりました。 被災時の備えとして家に持ち出し袋等の備えをする方は多いですが、移動中に被災した際の備えをしている方は少ないかも ...
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トイトレ期に大活躍!ペットシーツは防臭効果も
ペットシーツは、子どものおねしょ対策や胃腸炎・嘔吐下痢対策にも使えると話題なので、ペットが居なくても備えている方は多いのでは?(※8)
ペットシーツもまた、おむつと同様に主成分は吸水ポリマーですので、非常用トイレ代わりに使えます。消臭剤が含まれていることが多いので、おむつより非常用トイレ向きと言えるでしょう。
mama's voice
我が家でもローリングストックしていて、今でもシーツの下に仕込んでいます。
布団はなんとかなりますが、マットレスやベッドフレームへの被害は最小限にしたいので、ベッドサイドを覆うように垂らしました。(幸い、めったに交換しないのでシワシワですが…)
胃腸炎の時は、
- 枕カバーの中に仕込む
- 頭~上半身の下をカバーできるようにガムテープでつなぎ合わせて敷く
- 嘔吐用のバケツの中に敷く
など、惜しみなく使っています。
おむつは非常用トイレの代わりになるか?家にあるおむつ・ペットシーツで吸水実験してみた!
理屈では非常用トイレの代わりになるはずのおむつやペットシーツ、でも実際使えなかったら意味がないですよね。
ということで、実験してみることにしました。
成人の1回の正常なおしっこの量は200ml~400mlと言われています。水分摂取量や汗のかきかたで変わってくるので、あくまで目安です。
夏から冬になると、一日の尿量は2~3倍に増加するそうで、1回の排尿量が100~150mlから200~300mlに増えることもあるそうです。(※9)
かなりバラつきがあるので迷いましたが、BOSの非常用トイレ用凝固剤が約500mlの尿を目安としている(※10)ので、500mlの水を吸収できるか試してみましょう。
使用したもの
- BOS非常用トイレセットの凝固剤
- メリーズおむつ:パンツタイプ M
- オヤスミマン:パンツタイプ ビッグサイズ以上
- メリーズおむつ:パンツタイプ ビッグより大きい
- みなさまのお墨付きペットシーツ 超吸収 ペットシート[ワイド]
- 空のペットボトル
- 水500ml
ノマリ家で実際に使っている・余っているものを集めました。
ペットシーツは▲先にご紹介した通り、現役で使用中です。
おむつMとオヤスミマンは使い切れずに残ったものですが、おむつビッグより大(15kg〜28kg)は防災備蓄用に敢えて購入したものです。下の子のトイトレも完了していますが、被災時などに環境が変わると必要になるかもと備えています。
実験方法
水500mlを用意し、各おむつ・ペットシーツに吸水させてみます。わかりやすいよう、水に色を付けました。
まずは凝固剤に吸水させます。
プルプルに固まりました。
最初はゆるゆると柔らかめですが、少し時間を置くと硬めのゼリーのようになります。
次はおむつで挑戦!
一気に注ぐと吸水までに数秒かかります。このときのサイドギャザー、かなりいい仕事をしてます!
Mサイズの吸水結果です。前から後ろまで、ぱんぱんに吸っています。
Bigより大きいサイズは、少し前後の端に余裕がありました。
最後にペットシーツに挑戦です。
面積が広いので、こぼさないように気を遣う必要がありません。
充分な余白を残して終了しました。
結果
結論から言うと、すべて500mlばっちり吸水できたので、おむつもペットシーツも非常用トイレ代わりになる、と言えます。おむつMはギリギリ、残り4つはまだもう少し余力がありそうでした。
吸水前後の様子を、わかりやすく並べると、こうなります。
【吸水前】
【吸水後】
感想・考察
検証結果をまとめてご紹介します!
平均的な排尿量であれば、吸水的にはMで十分
多めに見積もって500mlで実験しましたが、今回実験した中で一番不安だったMサイズのおむつでも十分に吸水できていました。
もし多尿気味などで不安な方は、起き抜けやものすごく我慢した後だけ別のものを使う、などと使い分けても良いでしょう。
敢えておむつを買うよりは、非常用トイレ推奨
おむつよりも、凝固剤の方が小さく備えることができます。長期避難用の2次の備えは備蓄の量も多いので、備えがコンパクトなのは大きなメリットです。
また、おむつだけで吸水できなかった場合、非常用トイレが別にあれば、凝固剤だけ少し追加して固めきることもできます。
残っているおむつやおねしょパットは取っておき、不足分を非常用トイレで買い足す、という形をおすすめします。
いまでもときどきおねしょするときがある場合は、ペットシーツがおすすめ
ペットシーツは、「いつも」の夜尿対策にも、「たまに」の胃腸炎にも、「もしも」の非常用トイレにも使えます。
介護用のシーツも良いと聞きますが、ペットシーツを貼り合わせた方が、汚れた部分だけを取り換えることが可能なので、ペットシーツの方がコスパが良いでしょう。
凝固剤は吸水後かなり膨張する
おむつは凝固剤よりかさばるかな?という予想に反して、Mサイズのおむつと凝固剤では吸水後のサイズに大きな差はありませんでした(▲結果画像参照)。ビッグより大きいサイズのおむつやペットシーツは、さすがにひと回り大きかったです。
備え同様、ゴミもコンパクトになった方が良いのですが、逆に、おむつの方が周囲の布でポリマー自体が保護されていて安心感があるとも言えます。
排泄ゴミはかなり重い!持ち運びは最小限に
考えてみればごく単純な話ですが、500mlを吸水後の凝固剤やおむつは、500mlのペットボトルくらいの重さ=500g超になりました。
多めに見積もっていますし、毎回これだけの量のおしっこを排出するわけではありませんが、1人分でも2~3回分で軽く1キロを超えてくる可能性が高いと考えると、かなりの重さですよね。
かさばる&重いので、ゴミ収集が行われるまでは生活する中で匂いが気にならない場所かつゴミとして出しやすい場所に保管する必要があります。断水時に使わないお風呂場に置いておいたという声もありますね。
また、少しずつ運べるよう、大きな袋にまとめすぎないのもポイントです。
【関連】外出先で断水したときのトイレ問題
後日、もっと詳しい実験をやる予定です!
▼非常用トイレ検証(近日公開)
おむつ用ごみ箱で臭いを密封
避難が長期化したときに問題になるのはトイレですよね。非常用トイレの備えは必須です。
ただ、もう少し先まで具体的に考えてみましょう。
非常時は、ゴミの回収も通常のようなペースでは行われません。もちろん、排せつ物、いわゆる「し尿ゴミ」は優先的に回収されますが、溜まっていく排せつ物のゴミを目にするのはなかなか苦痛です。
そんなとき、密閉出来て消臭効果のある容器があれば…はい、使ってましたね。個人的に一番おすすめしたい元ベビーグッズは、おむつ用ごみ箱です。
おむつ用のゴミ箱としては、密封できる蓋つきのゴミ箱を使っている方、おむつ専用のゴミ箱を使っている方、いろいろいらっしゃいますよね。
もちろん、残念ながら排せつ物の量も匂いも乳幼児期とは比べ物になりません。また、吸水ポリマーの役割はあくまで水分の吸収なので、うんちを固めることはできません。うんち対策としては、臭いを漏らさないことが重要です。
先に実験したように、小用ゴミ1回分で500mlペットボトルくらいの大きさになってしまうので、すべてをゴミ箱に入れるとすぐにいっぱいになってしまいます。おしっこゴミは別に保管し、おむつ用ごみ箱はうんちゴミを優先しましょう。
おむつ専用のゴミ箱は、スリーピングストックとしてはそこそこ場所を取ってしまうので、収納に比較的余裕がある方のみ、取っておくことを検討してみてください。取っておく場合は、ぜひそのゴミ箱に合った袋もセットで備えましょう。
mama's voice
我が家は日本育児のKorbellおむつポットを使っていました。可燃ごみは週2回なので、長くて3~4日この中に保管していましたが、特に臭いが気になったことはありません。専用袋についているベビーパウダーの香りが意外と強くて(昔の海外の化粧品的な香りです)、そちらの方が気になったくらいです。
親戚が、介護用にごみ箱を探していた時にもおすすめしました。
買ってて良かった防災グッズ!避難生活で実際に役立ったものリスト
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便座カバーで停電時もあったかトイレ
これはおすすめとまでは言い難いのですが、トイレで便座カバーを使っていないお宅は、貼る便座カバーを備えておくと冬場の停電時に役立ちます。
我が家は上の子のトイトレの頃に便座カバーをやめたのですが、冬場にちょっとしたトラブルで短時間停電した際、あまりの冷たさにトイレに行くのが億劫になりました。昔はそれで当たり前だったんですけどね…
それ以来、100均のシートタイプの便座カバーを備えています。
ベビーを気温差から守ったグッズが防災にも役立つ
赤ちゃんは体温調節がうまくできません。温めたり冷やしたり、敷いたり掛けたり、ママたちは様々なアイテムを利用しますよね。
せっかく揃えたアイテム、長く使っていきましょう。
夏に備えたいおすすめ防災グッズ!停電中でも使える暑さ対策グッズって?
年々厳しくなる暑さの中、もし停電してクーラーや扇風機が使えなくなったら…? 在宅避難でもそのしんどさは容易に想像できますが、避難所となる体育館などは、さらに熱がこもりやすい環境です。 備えたら放置しが ...
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薄手のおくるみやブランケットは持ち出しにも◎
小さい子どもが居ると、家の中が布だらけになりませんか?
おくるみにガーゼケット、夏用のクールマットにフリースブランケットなどなど、ベビー時代に使っていたものから冬場の自転車でのひざ掛けまで、種類はさまざま。幼稚園・保育園でも、お昼寝用に持って来るよう言われたりしますよね。
ベビー用のブランケットは大きさがほど良く、たたむとコンパクトで軽いので持ち出し向きです。使わなくなってからも、2次の備えに取っておくと良いでしょう。
カシウェア・リトルジラフ・ジェラートピケなどのちょっと良いベビーブランケットは、むしろママが使いたくなる柔らかさで、非常時の癒し効果も抜群です。
mama's voice
我が家の場合、出産祝いでいただいたaden+anais(エイデン・アンド・アネイ)のガーゼケット2枚が今でも大活躍中!お昼寝の時だけでなく、ごっこ遊びのドレスやマントに引っ張りだこです。
出産祝いにリクエストされて、友人に贈ったことも何度かあります。いくつか種類がありますが、特に「シルキーソフト」シリーズは薄くて柔らかい素材で気持ちいい!おまけに軽いので、泊りがけで出かけるときには今でも持って行きます。
冬場、抱っこ紐やベビーカーでのお出かけに使うベビーカーブランケットやフットマフ・ダウンケープなどを取っておくのもおすすめです。
一枚布のブランケットと違い、足元をすっぽりカバーしてくれるのはメリットですね。
mama's voice
身長100センチの子どもに、赤ちゃん時代に実際に使っていたダウンケープを布団がわりに掛けてもらってみました。
1枚で使うにはサイズ的にやや心もとないですが、保温効果はお墨付き!日常的には使わないものなので、非常持ち出し袋に入れてほったらかしています。
冬に備えるおすすめ防災グッズ!寒さ対策だけじゃない必需品まとめ
防災グッズは、一度揃えて終わりではありません。 使用期限や子どもの成長、そして季節に合わせて更新していくことで、本当に使える備えになります。 中でも今回は、冬に備える防災グッズについてご紹介します。 ...
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調乳用に揃えた保温・保冷水筒も使い倒す
2019年の春に液体ミルクが解禁されました。お出かけには液体ミルクが便利ですが、粉ミルクもまだまだコストや量の調節などの面でメリットがあります。
外出時に粉ミルクを持ち歩く場合、合わせて必要なのが保温水筒。出先で確実に調乳用のお湯が手に入るとわかっている場合以外は、持ち歩いているママが多いでしょう。湯冷まし用の保冷水筒も合わせて2本水筒を持ち歩いているママもいますよね。
いつもしもでは、停電の心配があるとき、保温水筒にお湯をキープするようおすすめしています。調乳用に揃えた水筒は、その後のお出かけにも役に立ちますよ。ママの普段の持ち歩き用にしても良いですね。
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哺乳瓶・マグ専用はもったいない!保温ポーチにペットボトル
保温・保冷水筒がなくても、哺乳瓶やマグを持って外出するときに使っていた哺乳瓶ホルダー・哺乳瓶ケース・マグポーチが使えます!内側に保温・保冷用の生地が使われているものが多いので、確認してみてください。
500mlペットボトルに対応しているものも多いので、停電時に冷蔵庫のものを避難させる時、冷たさをキープするための手段として覚えておくと良いですよ。
mama's voice
夏場のお出かけや子どもの運動会などの時に、ペットボトル氷を哺乳瓶ポーチに移して持って行っています!
パズルマットがあれば敷ける・組める・遊べる
1次の備えでは、避難所の床の硬さ対策・冷たさ対策としてパズルマット・ジョイントマットをおすすめしています。
2次の備えでも紹介していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。
もしもの水害にも!命を守るベビーグッズ
もし、川の増水などで自宅が浸水し、水の中に残されてしまったら。
そんな「もしも」に、水遊びで使うグッズが助けになります。
ライフジャケット・浮き輪・アームヘルパー…とにかく浮かせる!
川遊びに必須と言われるライフジャケット。2020年夏、ライフジャケットを推しまくる岐阜県のHPがTwitter上で話題になりました。(※11)
ライフジャケット以外にも、子ども用に浮き輪やアームヘルパーなどをお持ちの方は多いでしょう。スイミングスクールで使うところもありますね。こういった浮き具も、水害の際には役立ちます。
前提として、浮かなければならない、浮けるくらいの水位になる前の避難を心がけましょう。
浸水時の避難のリミットは、水位が大人のひざ下までのとき。ですが、これは大人の場合なので、子連れママはもっと早い段階で判断する必要があります。
【関連】子連れママの避難のタイミングとは
もし、気づいた時には避難が難しい水位になってしまっていたら、避難所などへの横移動は諦め、自宅の中のより高い部屋へ縦移動(垂直避難)してください。
家の中の高い場所に避難しても、それでも水が来てしまったときのポイントは「背浮きで」「浮いて待て」です。 とにかく浮くこと!(2021.7 訂正)
海や川で溺れたり流されたりしたときは「背浮きで」「浮いて待て」が大切ですが、災害時の場合には頭が無防備で不安があります。家の中では大型家具が、家の外ではがれきや車まで流れてくる可能性がある中では、浮き具を使う方が安心。(2021.7 追記)
【海などの水中で溺れたり流されたりしたら、浮いて待て!】「浮いて待て!」とは、衣服を着たまま、無理に泳がず、救助されるまで仰向けで力を抜き、大の字で漂流する対処法。それを子どもが実行して、救助された事例があります。#アブナイカモhttps://t.co/4qHt8CyVDC pic.twitter.com/Lv0bYqNC4l
— 消費者庁 子どもを事故から守る! (@caa_kodomo) May 18, 2018
非常時、それも危険が迫っているときに、遊び道具や習い事の道具のことを思い出すのは難しいでしょう。ぜひ、いま、頭の片隅に置いておいてください。
パズルマットも浮き具になる
ある日、子どものスイミングの見学中にビート板を見てふと「パズルマットに似てるな?」と思いつきました。
調べてみると、パズルマットによく使われているEVA樹脂(エチレン酢酸ビニルコポリマー)は、ビート板にも使われているではありませんか!
そこで、後日庭でのプール遊び中に実験してみたところ、見事に浮きました♪(1枚浮かせてもわかりづらかったので、ボックス型に組んでみました。)
浮力があるので、いざという時に
- 何枚かまとめてお腹にくくりつける
- 服の中に入れて浮袋がわりにする
といった使い方もできそうです。
水中では、服や靴の中の空気でさえ、大切な浮力になるそうです。もしもの時の浮き具として覚えておきましょう。
光るおもちゃは停電時のおまもり(2022.8追記)
ライフラインのトラブルの中で、比較的起こりやすいのが停電です。
地震や落雷のほか、送電設備の故障、あるいは強風で飛ばされたビニール袋の接触などでも発生します。
昼間ならまだ良いのですが、夕方以降に停電が発生すると、家の中が真っ暗になってしまいます。
暗闇を怖がる子どもは多いですし、見えないものにぶつかってケガをする心配もありますよね。
そんなときに活躍するのが、子どもの大好きな光るおもちゃです。
暗闇を楽しもう!懐かしいおもちゃが再び輝く
成長とともにお気に入りのおもちゃは変わるもの。
例えば、男女問わず光るおもちゃの代表格の変身グッズ。
毎日のように行われていた我が子の変身も、少しずつその頻度を落としていくことが多いですよね。
でも、変身グッズの光り方や色の多彩さは、改めて暗闇で見るとなかなか見応えあり!
停電時を想定して、ぜひ一度電気を消して使ってみてください。卒業したように見えた子どもも、新しい魅力に気づいて改めて遊び始めるかもしれません。
check!
継続的に光り続けるわけではないので、照明としての機能は望めませんが、
- 暗闇ではなくなること
- 気分が上がること
の2点において、光るおもちゃはとても優秀と言えます。
変身グッズのほかには、
- カプセルトイ
- イルミネーション(電池式)
- ケミカルライト
などもおすすめです。
おうちにあるおもちゃをチェックして、停電時でも取り出しやすいところに備えてみてくださいね。
【関連】ケミカルライトを備えよう
深夜のママを支えたベビーグッズも立派な備えに(2023.1追記)
産後しばらくは、とにかく睡眠不足との戦いですよね。
特に深夜の授乳やおむつ替えは、眠い上に、ほかの家族を起こさないように気を遣います。
はじまりは授乳ライト
そんな深夜のママを助けてくれるのがランタンです。
授乳に焦点をあてて授乳ライトと呼ばれたりもしますね。
- 枕元に置けて、
- 手探りで点灯できて、
- 持ち運びもできて、
- 明るすぎない、
そんなランタンは、災害時にも頼りになります。
「いつもしも」でもたびたびご紹介しているノマリ家のランタンも、実は最初は授乳用に購入したもの。
引っ掛けられるタイプだと、おむつ替えの時はベビーベッドの柵に、非常時はドアノブや階段の手すりにかけられて便利です。
今や完全に防災用という認識で、購入のきっかけをすっかり忘れていました(笑)
えるふ家で活躍中のランタンも、もともとは授乳用だったそうです。
授乳期だけ使うと思うと高く感じても、高機能で飽きのこないデザインのものを選ぶと、その後も防災用ランタンとして長く頼りになりますよ!
寝たまま水分補給できるペットボトルストロー
また、深夜の授乳のとき、枕元に水分が欠かせなかった方はいませんか?
ペットボトルに付けられるストローは、横になったまま飲み物を飲めるので、出産のための入院グッズとしても推奨されていますよね。
産後も、授乳しながら、あるいは寝転がったままでも気軽に飲める便利グッズです。
こちらは、防災とはちょっと異なりますが、体調不良時にとても便利!
新型コロナやインフルエンザなど、高熱で身体を起こすのもつらい時のために、取っておくと役立ちますよ。
第7波で #家庭内感染 を経験した我が家、夏は無事だった2人がなんと #第8波 で罹ってしまいました💦今までの経験を活かした #自宅療養の備え に加えて、夏と冬の違いや変更点も💡
身近に増えてきたと思ったら、明日は我が身かもしれません。今のうちに備えておくことをおすすめします!#いつもしも pic.twitter.com/ljjQUGAgUE— いつもしも◇ママと子どもの防災 (@itumosimo) December 2, 2022
まとめ
子どもの成長とともに使わなくなり、家で眠らせているベビーグッズを、防災グッズとして使う方法をご紹介しました。
いつもしもでは、防災グッズや非常食について、
- 消費しながら補充する=ローリングストック
- 期限までほったらかしておく=スリーピングストック
の2種類で管理することをおすすめしています。
ローリングストックは便利ですが、どうしても管理に手間がかかるので、ほったらかしておけるものはほったらかしていこう!という方針です(笑
もう使わないけど、もしもの時には使えるかも…というベビーグッズはスリーピングストックに最適。
安全に運んだり衛生状態を保ったり、かつて大切な我が子を守ってくれたグッズたちはきっと非常時にも活躍してくれます。
「収納に余裕があれば」が前提ではありますが、せっかくの便利なグッズ、捨てる前に非常時に活かせないか検討してみましょう。
これからベビーグッズを揃えようとしているママたちも、卒業後の使い方を知って、選ぶ手助けにしてみてくださいね。
参考サイト
※1 製品の寿命と買い替えの目安は?|エルゴベビーよくある質問
※2 家の中の事故に気を付けましょう|消費者庁
※3 東日本大震災を体験したママが今も続ける「1日1防災」とは?|ウーマンエキサイト
※4 清浄綿について|一般社団法人 日本衛生材料工業連合会
※5 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
※6 医療用医薬品 : 塩化ベンザルコニウム|KEGG MEDICUS
※7 紙おむつのしくみ|ムーニー
※8 ノロウイルスで嘔吐 どうやって消毒すればいい?|日経Gooday 30+ ヘルスUP
※9 1日排尿回数と1回排尿量|医療法人星丘会泌尿器科 山田クリニック
※10 驚異の消臭袋BOS 非常用トイレセット 取扱説明書
※11 水難事故等に関するQ&A(よくある質問)|岐阜県HP
※12 やけど処置について|兵庫県立こども病院 救急科