おしゃれなロゴとパッケージが目を引く長期保存食、イザメシ(IZAMESHI)シリーズをご存じですか?
アルファ米はもちろん、おかずやパン、おやつなど、その種類は豊富で、どれを買おうか悩んでしまうほど。
ということで、今回は数あるイザメシセットの中から『HOME IZAMESHI』を購入!
セット内容や開封後の中身、食べてみてわかったことなどについて、徹底レビューしていきましょう。
この記事の目次
どれを買ったらいい?豊富すぎるイザメシセットのバリエーション
商品紹介の前に、なぜ『HOME IZAMESHI』を選んだのか、その理由について触れておきましょう。
というのも、イザメシの公式サイトで紹介されているアソートセット(※2023年10月現在)は全部で25種類もあり、決定するまでかなり悩んだからです。
イザメシをセット購入しようと考えている方は、ぜひ参考にして下さいね。
非常食セットを選ぶ条件を整理
まずはどのような非常食セットが欲しいのか、希望内容や条件を設定してみることにしました。
などとシミュレーションしながら条件を整理していき、希望を以下の5つまで絞りました。
- 家族全員分(4人家族想定)を備えたい
- 在宅避難用の備えを想定
- 水はすでに備えているため不要
- 非常食おかずを色々食べてみたい
- 好みの味に変えやすい白飯が入っていてほしい
この内容を踏まえ、すべてのニーズに合うものをピックアップしていったところ、なんとか以下の2択まで絞る事ができました。
- HOME IZAMESHI ¥29,160 (税込)
=4人×3日分相当 - DAILY IZAMESHI ¥11,880 (税込)
=1人×3日分相当 ※こちらの場合は×4セット購入
非常食に求める希望や条件を整理しておくことは、無駄買いの防止にもなります。
特に、非常食セットの購入は決して安い買い物ではないので、多少手間がかかってもやっておくことをおすすめします。
最終的に『HOME IZAMESHI』を選んだ理由
残った2択を条件に近い形で購入するには
- 4人分まとめて購入⇒HOME IZAMESHI
- 1人分を人数分購入⇒DAILY IZAMESHI
のどちらかになる訳ですが、今回はセット内容が想定人数の4人と合致した『HOME IZAMESHI』を購入することにしました。
他にも、箱に持ち手がついている商品や紙皿が付属しているものなど、イザメシには様々なセットがあるので、それぞれのニーズに合ったものが必ず見つかるのではないでしょうか。
また、アルファ米を作る際には水分が必要なので、アルファ米が入ったセットを購入する際は要注意!もし水を備えていない場合は、あらかじめ保存水がセットになっているものを選ぶようにしましょう。
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『HOME IZAMESHI』を購入する際の注意点
今回レビューする『HOME IZAMESHI』は、イザメシの公式オンラインストアで購入したものです。
公式サイトで購入した理由は、賞味期限の管理についての記載があったからです。
もし、賞味期限管理についての記載がないショッピングサイトで購入し、
なんて事が起きたら、長期保存できる非常食のメリットがなくなってしまいますよね。
せっかくの備えが無駄にならないよう、公式サイト以外で購入する際は、賞味期限に関する表記があるか確認してから購入するようにしましょう。
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金額はすべて同じで29,160円(送料&税込)でした!
- upstairs(https://www.upstairsstore.com/)
- スギカウ(https://www.sugicow.com/)
- 楽天市場(https://www.rakuten.ne.jp/gold/clubestashop/)
- Yahoo!ショッピング(https://shopping.geocities.jp/clubestashop/)
それでは本題!早速届いた『HOME IZAMESHI』を開封し、中身を紹介していきましょう。
非常食セット『HOME IZAMESHI』の中身を一挙紹介
届いた『HOME IZAMESHI』は、段ボール2箱に分かれて梱包されていました。
箱のサイズを計ってみると、幅36cm×奥行32cm×高さ21cmでした。
箱には商品内容が記載されたラベルが貼ってあるので、開封しなくてもどちらに何が入っているか把握できますね。
賞味期限もラベルに記載されていました。期限は商品によってばらつきがあるものの、製造日より3年以上は確保されていました。
箱を空けてみると、イザメシ達がぎっしり!!
並べてみるとこの通り ↓。
量の多さに圧倒されるいつもしも編集部一同…。
【セット内容】
- アルファ米(ごはん、わかめご飯、ひじきご飯、小松菜ご飯、五目ご飯):各4袋
- おかゆ(ふわふわ玉子粥):4袋
- おかず(ごろごろ肉じゃが、煮込みハンバーグ、しっかりおでん):各4袋
- 汁もの(まんぞく豚汁)8袋
- パン(プレーンデニッシュ、メープルデニッシュ、チョコデニッシュ):各4缶
- おかし(黒みつきなこ餅):4袋
セット内容がわかったところで、次からは具体的な商品情報を見ていきましょう。
①アルファ米(ごはん、わかめご飯、ひじきご飯、小松菜ご飯、五目ご飯)
- 内容量
それぞれ100g ※調理前 - カロリー (エネルギー)
ごはん 381kcal / わかめご飯 374kcal / ひじきご飯 375kcal / 小松菜ご飯 375kcal / 五目ご飯 373kcal - アレルギー情報
特定原材料等アレルギー物質28品目不使用
主食となるアルファ米は、白飯と味付4種の計5種類です。
味をカスタムしやすい白飯はもちろん、味付アルファ米もおかずに合いそうな和風味なので、セットおかずとの組み合わせ次第で飽きずに食べられそうですね。
また、全ての味がアレルギー物質28品目不使用なので、該当アレルギーを持つ方でも安心して備えられます。
check!
アレルギー28品目(※)の内訳は下記の通り↓
【特定原材料】8品目
えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)
【特定原材料に準ずるもの】20品目
アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン
ひとつ残念だった点が、パッケージに仕上がり後の分量が表記されていなかったことです。
もしもの時に備えるなら目安量の把握は必須!という事で、のちほど試食する時に実際の量を計ってみることにしました。
②おかゆ(ふわふわ玉子粥)
- 内容量
360g - カロリー (エネルギー)
147kcal - アレルギー情報
特定原材料等アレルギー物質28品目のうち、卵のみ使用
何かと体調を崩しやすい災害時に備え、消化に良いお粥は必ずストックしておきたい主食です。寒い冬は温めて食べれば身体をポカポカにしてくれますし、もちろん、温めずにそのまま食べることもできますよ。
市販のレトルトお粥が大体200~250gなのに対し、イザメシのふわふわ玉子粥は360g、と分量はやや多めです。
という方のお腹も十分満たしてくれそうです。
卵を使用していることで、タンパク質も一緒に摂れる点も高ポイント。卵アレルギーのないお子さん用であれば、離乳食代わりにもなります。
アルファ米のように水で戻す必要がない分、手軽に食べられる主食としても重宝しますね。
③おかず(ごろごろ肉じゃが、煮込みハンバーグ、しっかりおでん、まんぞく豚汁)
今回いつもしも編集部が一番食べてみたかったのが、このおかずシリーズです。
災害時の食事は主食に偏りやすいので、おかずになる食料はマストで備えておきたいですよね。
しかも、このセット内のおかずには野菜が多く使われているので、不足しがちな栄養分を補える点でも優秀◎
中でも野菜の種類が多かったのが豚汁で、じゃがいも、にんじん、大根、ねぎ、ごぼう、と5種類も入っていました。
豚汁は他のおかずより多く、8袋も入っています。口に合えば、栄養満点の非常食おかずとして活躍してくれそうです。
notice
煮込みハンバーグのパッケージ及び内容がリニューアルされ、現在は一部内容が下記の通り変更になっています。
- 内容量:180g⇒190g
- カロリー:231kcal⇒262kcal
④パン(プレーンデニッシュ、メープルデニッシュ、チョコデニッシュ)
- 内容量
それぞれ2個 - カロリー (エネルギー)
プレーンデニッシュ 353kcal / メープルデニッシュ 361kcal / チョコデニッシュ 371kcal(※それぞれ100gあたり) - アレルギー情報
特定原材料等アレルギー物質28品目のうち、卵・乳成分・小麦・大豆を使用
デニッシュタイプの非常食パン缶3種類です。
他社のパン缶だと大きいパンが1個入っている商品もありますが、イザメシのパン缶には小さいパンが2個入っています。
カロリー(エネルギー)表記は「100gあたり」となっていましたが、パッケージには総重量の記載がなかったため、1缶あたりのエネルギー量は不明でした。
1缶で摂取できるエネルギーは一応把握しておきたいので、後ほど試食する際に計ってみましょう。
ちなみに、保存食として販売されているパンのパッケージには、大きくわけて缶タイプとパウチタイプがあります。
缶はパウチよりかさばる印象もありますが、パウチだとこのように中身がつぶれてしまう事も…↓。
在宅避難用のストックで、かつ保存スペースに余裕がある場合は、中身へのダメージが少ない缶タイプがおすすめです。
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⑤おかし(黒みつきなこ餅)
- 内容量
148g (乾燥もち6枚入) - カロリー (エネルギー)
223kcal - アレルギー情報
特定原材料等アレルギー物質28品目のうち、乳成分・大豆を使用
フリーズドライされた乾燥もちを水で戻して食べる和スイーツです。災害時にお腹を満たしてくれる食べ物と同じように、心を満たしてくれる甘いものも大事な備えになります。
戻すための水も入っているので、アルファ米のように別途水を用意する必要がありませんね。
また、この「黒みつきなこ餅」はお餅を使っている分、普通のおかしよりボリューム満点!
腹持ちが良い分、ちょっとした軽食や朝食代わりにもなりそうです。
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『HOME IZAMESHI』14種類をすべて実食してみた
『HOME IZAMESHI』セットの内容がわかったところで、次は実際に食べていきましょう。
まずはアルファ米白飯「ごはん」から試食スタートです!
【水 VS お湯】基本の白飯「ごはん」
実はこの「ごはん」は、以前「いつもしも with Kids」内でアルファ米の作り方紹介をした際に一度試食したことがあります。
当時は水で作った物しか食べなかったので、今回は水とお湯の2パターンで作って食べ比べることにしました。
check!
その時の記事がこちら↓。開封時のお米の様子や同梱物など、子どもでもわかるよう紹介しています。
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▼【大人向け】アルファ米の作り方はこちら▼
【白飯食べ比べ】アルファ米4選と非常時に白いごはんを食べる方法まとめ
手順通りに作り、完成したお米の状態を比べてみました。
粒感にはさほど差がありませんが、水で作った方はスプーンですくった時にポロポロこぼれる感触がありました。
先ほどパッケージ情報ではわからなかった仕上がり量を計量してみると、水で作った方は225g、お湯の方は221gでした。
注水量によって誤差はあるものの、目安の仕上がり量はおおよそ220gぐらいになりそうです。
まずは、水で戻したごはんの方から食べていきます。
次はお湯で作ったごはんを実食。
お湯で作った方が比較的おいしくなりがちなアルファ米ですが、結果はというと…
以前、他社のアルファ米白飯を4種類食べ比べた際は、味や食感に結構差が出たので、今回の結果は意外なものでした。
結果的には、水とお湯両方とも普通に完食できるレベルではあったものの、残念ながら「おいしい」とまでいかないという感想がほとんどでした。
しかし、散々非常食の食べ比べをしてきた私たちにとって、これは想定済みの結果。
と色々な食材とのマッチングを試してみたところ、ついにイザメシごはんを美味しくしてくれる救世主を発見!
それは、サラサラ系のカレーです。
特にエスニック系は暑い夏におすすめ。さっぱり食べられるので、ぜひ一度試してみてくださいね。
他にも味噌汁やミネストローネなど、比較的サラッとしたスープと合わせると、ボソボソ感もなく美味しく食べられそうです。
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「味付アルファ米」を食べ比べ
次は白飯以外のアルファ米、わかめご飯・小松菜ご飯・ひじきご飯・五目ご飯の計4種を食べていきましょう。
条件を合わせるため、すべて水で作ったもので比較しています。
わかめご飯
まずはわかめご飯から頂きます。
パッケージの中には、乾燥わかめが結構多めに入っています。
完成したご飯はこの通り↓。パックを開封したとたん、わかめのいい香りが♪
ひと口食べてみると、
と、おおむね好評!
白飯の時と同様少しパサつきは感じたものの、わかめの味がしっかりと感じられるご飯に仕上がっていました。
小松菜ご飯
小松菜は、水を入れる前から葉と茎部分が確認できるほど、しっかりサイズで入っていました。
完成後にパッケージを開けると、しっかりした青菜の香りが漂います。
塩味はわかめご飯より強く感じたものの、おかずと一緒に食べても気にならない程度の優しい塩味。
見た目や香りの印象とは違い、小松菜の風味は少なめ。青菜が苦手な方でも食べられそうです。
ひじきご飯
3品目はひじきご飯です。
カルシウムや鉄分を豊富に含むひじきをご飯と一緒に摂れるのは、栄養面でも優秀です。
具材はわかめご飯や小松菜ご飯に比べると小さめで、ひじきや野菜が全体的に細かく入っているのが見えます。
一口目は味が薄いと感じたひじきご飯ですが、食べ進めていくとちょうど良い塩梅に。
肝心のひじきの味がほとんど感じられなかったところが残念でしたが、素材のうま味も感じる、食べ飽きない味に仕上がっていました。
五目ご飯
最後に五目ご飯を食べてみましょう。
具材はひじきご飯同様、小さくて少なめ。炊き込みご飯のような茶色い見た目を想像していましたが、仕上がったご飯の色は白いままでした。
炊き込みご飯の味わいをイメージしていた私達には少し物足りなさがあったものの、五目ご飯の味自体は美味しいと感じました。
はじめから「おかずと合わせる」前提で想定しておけば、物足りなさを感じずに食べることができそうです。
memo
残った五目ご飯をおにぎり風にして食べてみたところ、海苔の風味とあっさりご飯がピッタリで美味しかったです♪
購入した非常食が口に合わなくても、このようにアレンジ次第でおいしく食べられる事もありますよ。
おまけ~ 水多めで作ったらパサパサ感は消えるのか!?検証
ここまでイザメシのアルファ米を食べてみて、全てに共通して感じたのは「ご飯のパサつき感」でした。
ということで、注水量を多めに入れた雑炊バージョンも追加で試してみることにしました。
パッケージの内側に雑炊用の注水線が記載されているので、そこまで水を注いで1時間置きます。
食べてみると、普通に注水した時より食感が柔らかくなり、パサつきが軽減されていました。
もし、イザメシのパサつきが気になる場合は、水を多めに入れて作ってみて下さいね。
「ふわふわ玉子粥」と市販の玉子がゆ、味の違いは?
アルファ米の次は、ふわふわ玉子粥を食べていきます。
という素朴な疑問を解決するため、スーパーで購入した味の素の玉子粥「味の素KKおかゆ 玉子がゆ」と食べ比べてみることにしました。
食べる前に見た目の比較をしておきましょう。
お米の粒感に差はなさそうですが、味の素の方が玉子の量が少し多いように見えますね。
まずはイザメシの玉子粥から食べてみます。
と、残念ながら良い感想が出てこない結果に…(残念)。
次に味の素の玉子がゆを頂いてみると、
と、味の評価は味の素の玉子がゆの方に軍配が上がりました。
イザメシの玉子粥に物足りなさを感じたのは、原材料がシンプルだった事も影響しているかもしれません。
とはいえ、せっかく買ったお粥なので、我慢して食べるのはもったいない…。ということで、残ったお粥にはふりかけやスープの素などを入れ、好みの味にアレンジして完食しました。
もしもの時でも美味しく食べられるよう、念のため好みのスープの素やふりかけも一緒にストックしておくと安心ですね。
念願の「おかず系イザメシ」実食
次は、ごろごろ肉じゃが・煮込みハンバーグ・しっかりおでん・まんぞく豚汁、の計4種類あるおかず系を食べてみましょう。
商品自体の味はもちろん、ごはんと合う味なのかもしっかりジャッジしていきます!
ごろごろ肉じゃが
最初に食べるのは、煮物の定番ともいえる肉じゃが。
パックからお皿に移してみると、じゃがいもがゴロゴロ入っているのがわかりますね。
煮汁も多めに入っています。
具材に牛肉と玉ねぎが入っているからか、甘めの牛丼を食べた時のような味わいを感じました。
ただし、
という意見も。
じゃがいもの食べ応えやホクホク感を期待してしまうと、正直がっかりしてしまうかもしれません。
とはいえ、野菜を多めに摂れる非常食おかずは貴重なので、食感に抵抗がなければ備えておいても良いでしょう。
甘めの味が好きな方には、特におすすめです。
煮込みハンバーグ
先ほども触れた通り、煮込みハンバーグはセットの商品からリニューアルされていたため、新しい方も購入して食べ比べてみることにしました。
それぞれをお皿に移してみた見た目がこちら↓。
リニューアル前のソース具材はしめじのみでしたが、リニューアル後の方にはマッシュルームの姿も見えますね。
ハンバーグの大きさは大差ないですが、フォークで刺してみると、リニューアル後の方が明らかにぎゅっと詰まっている感触がありました。
実際に食べてみると、
と、高評価!!
何より、リニューアル前後で味の差が結構あったことに驚きました。
特に多かった感想を挙げて比較しておきましょう。
リニューアル前
- 味付
⇒少し酸味が強いが、あっさりと食べられる - 食感
⇒柔らかめ - その他
⇒しめじの歯ごたえが良いアクセントになっている
リニューアル後
- 味付
⇒野菜の甘味を感じるうえ、コクもある - 食感
⇒肉感強め、食べ応えがある - その他
⇒デミグラスソースのような深みのある味わい
ソースの味付けがしっかり目で、ご飯との相性もバッチリ!
災害時のがっつりおかずとしてはもちろん、普段のローリングストックに入れたくなるぐらいレベルの高いハンバーグでした。
しっかりおでん
しっかりおでんの具材は大根、玉子、大判揚げ、こんにゃく、ちくわ、たけのこ、牛すじ、昆布、と具沢山!
パッケージを開けた瞬間から出汁の香りを感じます。
まずは出汁の味からチェックします。
次に具材も食べてみると、
ご飯とはもちろん、単体でも十分お腹を満たしてくれそうなボリューム感も、非常食向けのおかずだと言えますね。
memo
おでんは地方によって味や具材が異なるため、好みが分かれる可能性もあります。
もし気になる場合は、一度食べてみてから備えるようにしましょう。
まんぞく豚汁
寒い冬用のストックにぴったりな豚汁ですが、まずは湯煎できない状況を想定し、温めない状態で食べてみます。
器に入れてみるとちょうどお椀1杯分ぐらい。野菜などの具材がたっぷり入っています♪
1つ心配になったのが、豚の脂らしきものが目立ったことです。パッケージ内部にも白っぽいモノが…。
少し抵抗感を抱きつつ、勇気を出して一口パクリ!
と、高評価がある一方、中にはやはり
と、箸が進まなかったスタッフも数名いました。
そこで、もう一袋は温めて頂くことに。
湯煎で温めてみると、常温の時に気になっていた脂は溶けて見えなくなりました。
できれば常温でも美味しく食べられる非常食が理想ですが、特に寒い冬には暖かい食事が心の栄養にもなります。
カセットコンロなどで湯煎して食べられる環境が整っているなら、冬の備えとして豚汁をストックしておくのは十分アリだと感じました。
「パン缶3種類」も食べ比べ
次はパン缶3種類を試食します。
缶から出したパンは潰れそうなぐらいふんわりした感触で、割ってみるとデニッシュ生地がホロっとほぐれます。
表面の紙を剥がしてパンの重さを計ってみると、2つで92gでした。(紙と一緒に剝がれてしまった分も入れると、もう少し多いかもしれません…)
それでは、プレーン・メープル・チョコ、それぞれどんな味の違いがあるのか、食べ比べてみましょう。
プレーンデニッシュ
メープルデニッシュ
チョコデニッシュ
デニッシュ生地特有のパサつきは若干感じたものの、パン缶の味は3種類共に大好評!
特に多かったのは、
という意見でした。
非常食パンにはおやつ寄りの甘い商品も多いので、イザメシパン缶の程よい甘さは、比較的食事として取り入れやすいと感じました。
食事にもおやつにもなるハイブリッド非常食として、もしもの時に重宝しそうです。
唯一のスイーツ「黒みつきなこ餅」
ラストは非常食スイーツ、黒みつきなこ餅を実食です。
パッケージの中には、先ほど紹介したお餅と水に加え、黒みつ、きなこ、割りばしが入っていました。
まずはお餅をトレーから外袋に移し、トレーの片側に水を半分入れます。
水の中にお餅を入れて約1分浸すとプルプルに♪
割りばしで持ってみたら、ちぎれてしまうぐらい柔らかくなりました。
最後にきな粉と黒みつをかけたら完成です!
黒みつきなこ餅は、満場一致で「おいしい」と高評価◎
お餅自体の甘さがないので、黒みつときなこの量を調整するだけで好みの甘さにカスタムできる点も良いと感じました。
point
今回は災害時を想定して付属トレー上で完成させましたが、パッケージには「浸水後のお餅は別皿に移す」と表記されていました。
もし別皿で作る場合は、あらかじめお皿にラップをかけておくと、洗いものが増えないのでおすすめです。
『HOME IZAMESHI』だけで3日分の献立を考えてみた
ここまで『HOME IZAMESHI』を実際に食べてきましたが、最後はセット内容だけで3日間の献立をシミュレーションしていきましょう。
『HOME IZAMESHI』から摂取できるエネルギー量は1人あたり4,264Kcal、1日分に換算すると1,421Kcal(小数点以下は四捨五入)になります。成人女性が1日に必要なエネルギー量(1,400~2,000kcal)と大体同じぐらいですね。
こちらを目安に、メニューバランスを考慮して組み立てた献立がこちらです↓。
1日目
2日目
3日目
このように献立として組み合わせてみると「意外に多いな」「もう少し食べたいな」など、人によって意見は様々あると思いますが、実際に『HOME IZAMESHI』を食べてみると意外にボリュームがあり、これだけで十分お腹は満たせると感じました。
災害時などで実際に食べる時は、子どもと半分ずつ分ける、別のおかずを選んで家族間でシェアするなどが考えられるため、家族構成や好みで組み合わせは変わってくると思いますが、ひとつの目安にしてみて下さいね。
check!
余裕があれば、以下の食材も一緒にストックしておきましょう。
- 非常食を美味しく食べるためのアレンジ食材
ごま、海苔、ふりかけ、好みの調味料など - 不足分の栄養を摂るための栄養補助食品
ジュース、スープ、サプリなど - 普段から食べている甘いおやつや嗜好品
飴、チョコレート、コーヒーなど
他にもある!イザメシ非常食のラインナップ
冒頭でも触れた通り、イザメシには他にも様々な非常食ラインナップがあります。
ということで、こちらも何点か購入して紹介していきましょう。
表記金額はイザメシの公式オンラインストアで購入した場合です。
表記金額には送料を含みません。
おだしじんわりきつねうどん
- 内容量:73.4g(めん50g)
- 税込金額:799円
- 賞味期限:製造日より3年
お湯を注ぐだけでできるインスタントタイプのうどんです。
缶がどんぶり代わりになっているので容器は不要。洗いものを出さずに食べることができます。
ひとつ驚いたのが、熱湯を入れているのに缶を持って食べても熱くなかったこと!
直接熱湯が缶に触れない2層構造になっていたので、この辺りに秘密がありそうですね。
小豆が入った雑穀玄米ごはん / 生姜の風味の牛そぼろごはん
- 内容量:各170g
- 税込金額:各454円
- 賞味期限:製造日より3年
イザメシの缶詰シリーズ「IZAMESHI CAN」の中から、ご飯ものを2つ購入してみました。
白米に比べて栄養価の高い玄米が使われているので、災害時の栄養不足にも役立ちますね。
缶詰を開けると上までぎっしりご飯が!
普通に炊いたご飯に比べると少しやわらかめで、ご飯とお粥の中間ぐらいの仕上がり具合になっています。
雑穀玄米ごはんの感想
牛そぼろごはんの感想
食感や味の好みによって評価が分かれたものの、トータル的に味のクオリティは高評価でした。
何より、調理せずにご飯が食べられる手軽さが良いですよね。
やわらかいご飯が苦手でなければ、非常食ストックの候補に入れてみてはいかがでしょう。
旨味溢れる貝出汁醤油ラーメン
- 内容量:195g(めん80g)
- 税込金額:1,080円
- 賞味期限:製造日より3年
京都のラーメン店、麵屋優光とのコラボ商品です。
おいしそうなパッケージにひかれ、思わず購入してしまいました。
完成したラーメンがこちら↓。大きめチャーシューと極太メンマの存在感がすごい!!
ひとつ気になったのは、作る工程で使うお湯の量。
お湯を入れて戻すカップのインスタント麺とは違い、麺を茹でる、具を湯煎する、スープを薄める、と3工程でお湯を使うことになります。
もし災害時に貝出汁醤油ラーメンを作りたい場合は、
- 少なめのお湯でゆでる
- ゆで汁でスープを薄める
などの工夫をすれば、節水することができますよ。
何より、災害時にお店クオリティのラーメンが食べられる贅沢感は心の栄養にもなるので、ラーメン好きにはおすすめしたい非常食です。
濃厚トマトのスープリゾット
- 内容量:265g
- 税込金額:594円
- 賞味期限:製造日より3年
イザメシのプレミアムシリーズ「IZAMESHI Deli(イザメシ・デリ)」の中から、1袋で食事になるリゾットをチョイス。
トマト以外にも玉ねぎ、にんじん、キャベツ、セロリ、パプリカ、コーン、枝豆、と色々な野菜が入っています。
開封すると、トマトのさわやかな香りがします。
本格的な分トマトの酸味が強めなので、子ども用にストックする場合は、口に合うか事前に試食しておくと安心できますよ。
厚焼きたべっ子どうぶつ
- 内容量:120g
- 税込金額:475円
- 賞味期限:製造日より5年
ギンビスたべっ子どうぶつとのコラボ商品です。
卵不使用なので、卵アレルギーのお子さんでも食べられますよ。
スーパーなどでよく見かけるたべっ子どうぶつと比べてみると、非常食バージョンの方がふっくら厚焼き仕立てです。
試しに開封後2週間以上経ったものも食べてみましたが、開けた直後と味は変わらず、サクサク感もちゃんと残っていました。
缶のデザインがかわいいので、食べた後は小物入れなどに再利用するのもアリですね。
まとめ
イザメシの長期保存食セット『HOME IZAMESHI』を様々な角度からレビューしました。
非常食をセット購入してみてわかったメリットは、何といっても「もしもの時に食べるものが十分にある」という安心感が得られる所です。
通常いつもしもでは「非常食は一度食べてみてから備える」ことをおすすめする機会が多いのですが、
- 予算的に食べ比べる余裕がない
- とりあえず家族分を買っておきたい
という方であれば、セット購入の方かマッチするかもしれませんね。
「まだ非常食を揃えていない」という方は、この機会に非常食セットの購入を検討してみてはいかがでしょう。