「いつ起こるかわからない災害に備えて、普段からローリングストックしよう!」
防災関係でよく見かけるフレーズです。
「いつもしも」でも、ローリングストックの必要性を記事にしてきました。
でも、我が家がローリングストックを始めたのはつい最近のこと。それまでの私はストックが苦手でした。
そんな備蓄に向いてないママがローリングストックに挑戦してみたら…!?
そこには意外な気づきや発見がありました。
今回は、我が家の
- ローリングストックが必要と思ったきっかけ
- ストックとして買い足したもの
- 備蓄食料だけで乗り切る1週間の献立
- 最終的に決めたローリングストックリスト
をリアルにご紹介したいと思います。
この記事の目次
今の備えで大丈夫? 我が家の場合
毎年、日本のどこかで起こる様々な自然災害に加え、最近では世界中で新型ウィルスによる感染症が流行するなど、想定外の出来事が続いています。
いつも通りの普段の生活がどんなにありがたいものだったのか、考えさせられます。
けれど、私がローリングストックの必要性を感じたのは、もっと身近な出来事でした。
なぜローリングストックが必要なのか
私がストックが必要だと思ったきっかけ。
それは自分がインフルエンザに罹ったことでした。
実はインフルエンザと診断されたのは初めて。風邪や体調不良で寝込むことはありましたが、せいぜい一食分が作れないくらいで、それほど影響はなかったのです。
ところが、今回は数日間ダウンしてしまい、食事作りなど到底無理な状況。
残念ながら、夫は料理ができません(泣)
一人暮らし歴も長かったのに、ごはんも炊けない。唯一できるのは、スパゲッティを茹でてレトルトのソースをかけること。
で、帰宅した夫に聞かれました。
こんなやり取りは、食料品以外でもよくあることなのですが、それはさておき。
災害ほどの有事ではなくても、ママが体調悪いというだけで食事に困ってしまう家庭もあるのです。
(ちなみに、他のいつもしもメンバーの旦那さまは料理ができるそうで…羨ましいっ!)
子ども達も大きくなり、よく食べるようになったので、家族4人のストックはそれなりに量も必要です。
使いかけのパスタでは全然足りませんでした。
何をどれくらいの量ストックすればいい?
それ以来、ある程度の食料を備蓄しておくことが必要だと感じるようになりました。
そこで、ちょうどいつもしもで学んだこともあり、日常的に消費しながら備えるローリングストックをやってみようと思ったのです。
でも、ふと疑問が浮かびました。
防災リュックに入れておく災害用の非常食とは別に、ローリングストックする備蓄食料は何をどれくらい準備すればいいのでしょうか。
いつもしもで勧めているのは、
- 防災リュックに入れる非常食
⇒ 1~2日分 - 被災生活が長引いた場合の備蓄食料(ローリングストック)
⇒ 3日~1週間分
ですが、備蓄に慣れていない私は、1週間分の食料というのが具体的に何をどれくらいなのか想像がつきませんでした。
というわけで、今回は4人家族の1週間分の備蓄食料について検証してみます。
ローリングストックの収納編は▼こちらを参考にしてください。 新しい備えの形として広まってきたローリングストック。 常に一定の量を保ち、賞味期限が切れないように続けることは意外と難しいと聞きます。 張り切って挑戦した我が家(記事はこちら)も、始めて数ヶ月でグダグ ... 続きを見る
ローリングストックは続かない!? 我が家の収納・管理実践例
水だけは十分ある!はずが…
備蓄食料というと、つい食料だけに注目しがちですが、災害時には水のストックがとても大事です。
我が家では、子ども達が小さい頃からウォーターサーバーを愛用しています。サーバーの水は、12L入りのボトルを3本常備していました。
飲用や調理に必要な量の目安は1人あたり1日3Lなので、こうすればいつ災害が起こっても家族4人の3日分のストックがあることになります。(※サーバーは停電時でも水は出るようになっています)
飲料水の必要量の目安
家族の人数 | 3日分 | 1週間分 |
---|---|---|
一人暮らし | 9L | 21L |
夫婦 | 18L | 42L |
4人家族 | 36L | 84L |
未開封のボトルが3つになったら追加ボトルを注文すればいいので、ローリングストックしやすいです。
このほかに、外出時に持ち歩く500mlのペットボトルと、
災害用の長期保存水もストックしています。
4人家族の1週間分の必要な水(飲料・調理用)は84Lなので、全部合わせれば十分な量かと思いきや、500mlのペットボトルは頻繁に持ち出すので減っていましたし、長期保存水はもっとあると思ったら2Lパックが3本しか残っていませんでした。
我が家の水のストック ~before~
- ウォーターサーバーボトル12L×3
⇒ 36L - 500mlのミネラルウォーター×58本(未開封の24本×2+10本)
⇒ 29L - 長期保存水(2Lパック)×3本
⇒ 6L
合計 71L
結果は1週間分の84Lには及ばず。
水だけはしっかり備えているはず!と密かに自信があったので、少しショックでした。
我が家の備蓄は全然足りない!?
備えているつもりの水でも足りないなら、食料なんて危機的状況のはず。
そもそも1週間分の食料とは、どんなものを揃えればいいのでしょうか。
農林水産省のwebサイトには、大人2人の1週間分の食料として、備蓄例が紹介されています。
食品の家庭備蓄のすすめ
農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド』(※1)より引用
やはり1週間分となると、そこそこの量が必要になります。
それなのに、私がインフルエンザに罹ったときの我が家で備蓄していた食料はこんな感じでした。
大人2人分で上のリストの量が必要なので、4人家族の我が家は子どもの分をプラスする必要がありますが、それ以前に大人2人分にも足りないのは一目瞭然。
さらに備蓄と言えないほど、種類も量もバラバラで中途半端。パスタは使いかけなので何グラム残っているのかわからず、ライスヌードルは買ってみたものの、使い道に困って放置していました。
子どもの幼稚園から配られたアルファ米は、普段食べないので撮影時には賞味期限切れ(恥)
もちろん冷蔵庫には生鮮食品が入っていますし、このほかに海苔や昆布などの乾物、顆粒だしなどの調味料はストックしていましたが、これでは「もしも」のための備蓄どころか、買い物に行かずに料理のできない夫が食事を準備することも不可能。
さすがに、ストック嫌いな私も反省したのでした。
いつもしもメンバーのストックを拝見!
そこで気になったのが、一緒に「いつもしも」のサイトを作っている他のメンバーのこと。
以前、ノマリさんが「0次の備え」として、皆の防災ポーチを抜き打ちチェックしたのですが、その際も備えのレベルがダントツ最下位だった私。(大人なので誰もそんなことは言いませんでしたが、明らかでした…) 外出中に被災した時に活躍する、持ち歩き用の防災グッズ、通称「0次の備え」。 この記事では、 ほかの人は普段どんなものを持ち歩いてるか知りたい! 必要なグッズを揃えたとして、現実的に持ち歩けるの? とい ... 続きを見る
いつものバッグに入れてみた!女性向け持ち歩き防災グッズ
というわけで、今回も皆にお願いして自宅のストックを撮ってもらいました!
トコさんの場合
スーパーめぐりが趣味のトコさん。
トコさんのお家では麦茶をよく飲むので、水の代わりにストックしているそう。大豆フレークや豆乳も、大豆が好きなトコさんらしいです。
日頃から野菜を沢山摂ることを心がけているトコさんのおすすめは、パウチの野菜。ごぼうやきのこミックス、蒸したじゃがいもなど色々揃えています。
パウチ野菜は缶詰より賞味期限は短めですが、日常使いしやすいのでローリングストックするにはぴったりですね。
みよしさんの場合
次は、一人暮らしのみよしさん。
「最近は買い物に行けなくて、減る一方なんです…」と自信なさそうなみよしさんでしたが、一人暮らしにしてはストックしているのではないでしょうか。即席味噌汁なんて、4人家族の我が家よりも揃っています(汗)
パックの混ぜご飯なら温めるだけ、具の栄養も摂れて効率的ですね!
防災備蓄収納2級プランナーの資格も取得しているみよしさん。おかずのバリエーションとして、レトルトの惣菜も気になっているそうです。
ノマリさんの場合
そして、4人家族のノマリさん。
備え上手のノマリさん。パスタやうどんやホットケーキミックスなど、全体的にバランスよく揃えている印象です。
子ども向けのものは、パッケージで気分が上がるように好きなキャラクターのものを選んでいるとのこと。
ノマリさんもトコさんと同じく、レトルトパウチの大豆やひじきを揃えてました。
ストック用に買い足したもの
というわけで、防災ポーチに続いて(予想通りの)「ダントツ最下位」。
いつもしもメンバーの中で、一番家族の人数が多い&上の子は最年長なのにストックが少ないなんて、もしもの時には子どもにひもじい思いをさせてしまう可能性大です。
今まで夫にせっつかれても、長年の「荷物やストックをなるべく持たない主義」はそう簡単には直らなかったのですが、初めてのインフルエンザと他の家庭との比較という荒療治により、ようやく火が付いたのでした。
我が家の備蓄食料には何が必要?
早速、どんなものをローリングストックするべきか考えてみました。
基準にしたのは、以下のポイントを満たしているかどうかです。
point
- 家族の好みのもの、普段から食べているもの
- 手軽に調理ができるもの
- なるべく常温で保存できて賞味期限が長いもの(3ヶ月以上)
まず、あくまでローリングストックなので、普段から消費して買い足していくものが中心です。実際に被災したらライフラインが使えるかわからないので、なるべく調理の手間が省けるものを選びました。
被災時だけでなく、今回のように体調不良だったり悪天候で買い物が億劫なとき、忙しくて手間を省きたいときにも使う想定なので、いざとなったら夫や子ども達だけで準備できるかどうかも重要です。
また、普段から消費するとはいっても、一部の主食以外は毎日食べるわけではないので、賞味期限が短いとローリングストックが難しくなります。少なくとも3ヶ月以上は賞味期限があるものにしました。(※一部3ヶ月以内のものもありますが、頻繁に食べるものならOKにしています)
そうして品目ごとに日頃の消費ペースを考え、ストックする量を決めていきました。
飲料水(4人家族の約1週間分=83L)
飲料水だけはわりと備蓄がありましたが、それでも理想には足りていませんでした。
そこで、今まで12Lボトル×3本だったストックを4本に増やすことにしました。
我が家の水のストック ~after~
- ウォーターサーバーボトル12L×4本
⇒ 48L - 500mlのミネラルウォーター×58本(未開封の24本×2+10本)
⇒ 29L - 長期保存水(2Lパック)×3本
⇒ 6L
合計 83L
理想の84Lには1L足りませんが、これくらいなら許容範囲。
あとは、500mlのミネラルウォーターの24本パックを開封したら買い足すことと、長期保存水を生協で見かけたら買い足すことを忘れなければ、無理なく続けられそうです。
大人はコーヒーやお茶もよく飲むので、水と併せてインスタントコーヒーのスティックやティーバッグも加えました。
無洗米(5kg×2=10kg)
我が家は普段から無洗米を使っています。
もちろん災害時に節水できるというメリットもありますが、とにかく楽です。人によっては口に合わないということもあるので、試す場合は少量から始めましょう。
今までは5kgの袋があと1つになったら買い足していましたが、ストックガイドでは大人2人で4kg必要とのこと。子ども達が食べる量も増えてきたので、念のため2袋を常備することにしました。
パックご飯(8個)
ご飯は多めに炊いて冷凍で保存するのもいいですが、パックご飯も便利です。ただし、どちらも食べる際に電子レンジが必要になります。湯煎でも可能ですが、少し時間がかかります。
常温でそのまま食べるなら、レトルトパウチのお粥もおすすめです。
子ども達や夫がお粥を食べないので、パックご飯を少しだけ買い足しました。普段はご飯が足りないときや、昼食に1人分だけ欲しいときに使います。
乾麺(そば=800g、パスタ=2kg)
家族そろって麺好きなので、ローリングストックは麺類を多めにしました。種類の好みは分かれるので、皆が好きなそばとパスタをチョイス。夏場であれば、茹で時間も短くてかさばらないそうめんにしようと思います。
パスタは水に漬けてから調理するという方法もありますし、早ゆでタイプは非常時にも便利ですよ。
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カップ麺(8個)
もともと大人用に数個ストックしていましたが、最近は小学生の子どもにも解禁したので買い足しです。
賞味期限が半年ほどと意外に短いので、期限が近いものを手前に置くように工夫していますが、カップ麺の容器はかさばりやすく収納しにくいというのが欠点かもしれません。
小さな子どもに用意するなら、離乳期にもあげやすいうどんタイプや化学調味料が無添加のものもあります。
レトルトパウチ食品(約24食分)
今回、一番多く買い足したのがレトルトパウチの食品です。
レトルト食品は味が濃かったり量が多いイメージがありましたが、小学生にもなると大人並みに食べるので、いざというときに重宝します。
特にカレーは大人と子どもで辛さの好みが違うので、普段から鍋で作るよりもそれぞれ好みのものを食べることが多いです。
温めずに食べられるタイプや賞味期限が1年以上のものも多いので、普段から消費しそうなものをローリングストックに加えることにしました。
レトルトだと野菜不足が気になるかもしれませんが、野菜をちょい足しするなどのアレンジもできます。最近では、野菜をメインに使ったレトルトパウチのお惣菜も種類豊富です。
缶詰・瓶詰(合計8個)
缶詰を使ったレシピが取り上げられたり、昔に比べて格段にバリエーションも増えた缶詰ですが、普段からよく消費するかどうかは家庭によって差があるかもしれません。
我が家もあまり食べる方ではなく、コーンやツナ、トマト缶などは使っていましたが、それも最近はより軽量で開けやすいパウチや紙パックに変えていました。
とはいえ缶詰ブームも気になり、今回は話題になったものや料理に使えそうなものを少しだけ買い足しました。これから試食しておかずにもなる缶詰を探そうと思います。
自然解凍OKの冷凍食品
冷凍食品は普段もお弁当作りによく使います。なかでも自然解凍OKのものは解凍や温めの手間も省けますし、夏場は保冷剤代わりにもなるのでおすすめです。
おすすめの冷凍食品
- 枝豆(さやつき)…そのまま食べられてたんぱく質も摂れる
- ほうれん草、小松菜…汁物や麺類、レトルト食品に足せる
- フルーツ…おやつ代わりやビタミン不足が気になるときに◎
- 鶏つくね串…食器や箸がなくても串を持って食べられる
- サラダチキン…たんぱく質が豊富でアレンジが利く
冷凍庫のスペースが限られているので、ローリングストックするものは自然解凍OKのおかずや野菜、フルーツなど自分なりのルールを決めるとやりやすいですよ。
シリアル(3種類)
常温で保存でき、そのままでも食べられるシリアル。子ども達が好きなので、ストックを増やしました。
個人的にはドライフルーツ入りのザクザクしたグラノーラの方が好みなのですが、子ども達と夫は甘い加糖タイプが好きなので、プレーンも含め数種類をブレンドします。おやつの代わりにもなりますね。
ロングライフパン(8個)
よく利用している生協で発見したロングライフパン。特別な酵母を使って賞味期限を長くしたパンなのですが、試しに買って食べてみたら普通のパンとあまり変わらなかったので、ストックしました。甘い系だけでなく、シンプルなクロワッサンもあります。
朝食はパンやシリアルが多いので普段から消費しますし、子どもの軽食やおやつにもなります。
即席味噌汁、スープ(約20食分)
寒い時期は汁物があると温まりますし、手軽に野菜やショートパスタ、春雨などを足して腹持ちを良くしたり栄養バランスを調整することもできるので、色々な種類を多めにストックしました。災害時の備えとしては、そのまま食べられるレトルトパウチのスープも便利です。
常温保存可能な牛乳(1000ml×3本)
スーパーではあまり見かけませんが、常温で長期保存な牛乳もあります。開封したら冷蔵庫保存が必要なので、非常時にはライフラインが復旧してから開封することになりますが、普段使いも兼ねるローリングストックには適しています。
家ではシリアルにかけたり家族4人で飲むので1000mlをストックしていますが、200mlパックもあります。
point
豆乳も常温で保存できるので、牛乳を飲まない場合は豆乳もおすすめです。
備蓄食料だけで1週間を乗り切れる?
こうして揃えた我が家のローリングストック。これらを使った1週間分の献立はどうなるのでしょうか。
試しに朝昼晩のメニューを考えてみました。
1週間の献立を作ってみた
ローリングストックしている食材だけで過ごす、1週間分の献立です。
ローリングストックするものと量を決めたら、それらを使った献立を作ってみることをおすすめします。
実際に書き出して想像してみると、改めて気づくことが沢山ありました。
他にも、パスタが多すぎたことやカップ麺だけでは量が足りないことも盲点でした。
demerit
- 野菜が足りない
- 量が足りないものもある
- いくら好きでも同じメニューが続くと飽きる
そこで、これらの問題点をどのように解決するかを考えてみました。
野菜不足は「ちょい足し」で解消
ローリングストックの食材だけで1週間を乗り切らなくてはいけないような事態は、災害に限らず非常事態と言えます。ある程度の栄養の偏りには目をつぶっても仕方ないのではないか、そんな風に考えていました。
とはいえ、実際に献立表を作ってみると、最低でも1日のうちのどこかで野菜を摂らないと!と実感します。
非常時だから仕方がない一面もありますが、非常時こそ体調を崩さないためにも栄養バランスは大事です。
野菜をメインに使ったレトルトの惣菜を追加してもよいのですが、子どもの好みではないこともあります。
手っ取り早く野菜を摂るためには、ちょい足しアイテムが大事です。
おすすめの野菜ちょい足しアイテム
- レトルトパウチの野菜
- 乾燥野菜ミックス
- 野菜ジュース
- 粉末青汁
パウチや乾燥野菜は汁物に加えると簡単に摂れるので、1日のどこかで味噌汁やスープを添えるようにしました。
野菜ジュースはそのまま飲めますし、粉末青汁はシリアルなどに混ぜて摂れます。他にも常温で保存できる玉ねぎやにんじんもローリングストックにしました。
自然解凍OKの冷凍野菜の種類を増やすのもおすすめです。家族の好みの野菜を日頃から冷凍保存しておけば、立派なローリングストックになります。
量が足りないなら副菜をプラス
大人や小学生の子どもにはカップ麺だけだと少し足りないので、週2回の予定を1回に減らし、食べるときには副菜を足すことにしました。自然解凍OKの冷食やレトルトの惣菜を少し増やすつもりです。(ちなみに子どもはカップ麺を2個にしたいそうですが、そこは栄養バランスを考えて親ストップです!)
解決法はどれも「ちょい足し」。
栄養バランスを整えるためにも、ワンパターンで飽きてしまわないためにも、そして量を調整するためにも、野菜やパウチ、乾物などのちょい足しアイテムをローリングストックに加えることをおすすめします。
毎日食べられる主食に変化をつける
好きなものばかり食べ続けても大丈夫な人もいると思いますが、我が家の場合、いくら麺類が好きでも1週間にパスタ5食分はやりすぎでした。
献立を作ってみると、パスタなら3食まで、そばも1回で十分。カップ麺も1回に抑えてストック量を減らす代わりに野菜などの具材を足しやすい袋麺も常備しようと思いました。ご飯は毎日でも大丈夫なので、麺の回数を減らしてご飯を増やし、ローリングストックにはおかずやご飯のおとものバリエーションを増やすことに。
変化をつけるため、缶詰やパウチ野菜を使ってチャーハンや炊き込みご飯にするのもいいですね。
【決定版】我が家のローリングストックを公開
こうして試行錯誤して決めた、我が家のローリングストックです。
大人2人と小学生&園児の子ども2人の1週間分の量です。これを基本としてストックしておき、「いつも」の食事に使った分だけ買い足していけば、「もしも」の事態にも備えられます。
point
ローリングストックのメリットの一つは、いざというときに慌てて買いだめしたり無駄買いしなくて済むということです。
普段の買い物では、使った分だけ都度補充するようにしましょう。まとめ買いは賞味期限も同じ時期に偏ってしまうので、おすすめしません。
同じ理由で、最初に基本の量を揃える際も一度に買うのではなく、少しずつ揃えていきましょう。
ローリングストックのほかにも、実際に「やってみた」防災の検証シリーズはまだまだあります!
リアルなレポートに興味のある方はぜひ読んでみてください。
まとめ
インフルエンザでダウンした経験から「いつも」の備えが大切だと実感し、一念発起して始めたローリングストック。
家族の食習慣や好みを考えて1週間分の備蓄食料を揃え、それらを使った献立も作ってみて感じたこと。
それは、「実際にやってみないとわからない」ということです。
これからローリングストックに挑戦する人には、同時に1週間分の献立を考えてみることをおすすめします。
日常生活で少しずつ使う分には差し支えなくても、「もしも」の事態にローリングストックしている食料でどうにか乗り切ることを考えると、改めて足りないもの=備えておくべきものが見えてきます。
それぞれの家庭で食習慣や好みは変わります。
ぜひ、”我が家オリジナルのローリングストック”を考えてみてくださいね。
参考サイト