アウトドアブームの波に乗って注目されているカセットコンロ。
防災グッズにもなるという理由で備えている人も多いのではないでしょうか。
一方で、
という人もいるかもしれません。
そこで、
- カセットコンロは本当に災害時の備えになるのか
- おすすめのカセットコンロ
- いつもの生活でカセットコンロを使う方法や注意点
- カセットボンベ(ガス)の備え方
- ヘビーユーザーの『カセットコンロライフ』
といった疑問や実際の使い方を、カセットコンロ使用歴10年超のママ目線で解説していきます。
この記事の目次
防災グッズにカセットコンロは本当に必要か
大きな災害時には、電気やガスなどのライフラインにも影響が出ます。
ライフラインが復旧するまでは一定の時間が必要とされ、時には長期にわたることもあります。
そのような場合に熱源として、各家庭でカセットコンロとカセットボンベ(ガス)を備えておくことが推奨されています。(※1)
ここでは、被災時にどのような場面でカセットコンロを使うのか、そのメリットや注意点、おすすめのカセットコンロなどを解説しましょう。
調理以外にも!災害時に使えるメリット
カセットコンロというと、真っ先に思い浮かぶのは調理の際に熱源として使用することでしょう。
2011年の東日本大震災や1995年の阪神淡路大震災など過去の大きな災害では、電気や水道、ガスが9割程度復旧するまでに下記の日数を要しています。(※2)
東日本大震災 | 阪神淡路大震災 | |
電気 | 6日 | 2日 |
水道 | 24日 | 37日 |
ガス | 34日 | 61日 |
また、内閣府による首都直下地震等を想定した各ライフラインの復旧目標日数においても、ガスの復旧は最も遅い予測となっています。電気は比較的復旧が早い予測ですが、オール電化住宅の場合、停電時は調理ができなくなる可能性があります。
災害直後の急場をしのぐためには、調理不要で開封してすぐに食べられるものが必要とされ、ひと昔前は乾パンやビスケットなどの非常食を備えていました。
ですが最近は非常食のバリエーションも豊かになり、ローリングストックなどでいつも食べているものを備蓄しておいて食事をとるという考え方が広まっています。
その際にカセットコンロがあれば、お湯を沸かしてレトルトのパウチを温めたり、ごはんを炊く、麺をゆでる、炒めるなどの簡単な調理が可能です。
温かい食事は被災時の不安な気持ちをやわらげ、身体を暖めてくれます。被災した直後は火を使わない非常食で済ませることができても、ライフラインの寸断が長引けば、温かい食事を必要とすることでしょう。
また、調理以外では、お湯を沸かせることで赤ちゃんの哺乳瓶の煮沸消毒をしたり、ホットタオルを作って体を拭くといった衛生面でも役に立ちます。
以上のことから、ライフラインが絶たれた場合に備えて食料の備蓄と
- カセットコンロ
- カセットボンベ(ガス)
- 飲料水
- (カセットコンロに合った大きさの)鍋
を用意しておくことが勧められているのです。
被災後の食事でカセットコンロが役に立った
いつもしもNEWスタッフのnegiです。実家は福島なのですが、東日本大震災で被災したときは、カセットコンロが役に立ちました。
雪国ということもあり、家では小さい頃からカセットコンロをよく使っていたのですが、被災後の食事は母が家にあった食材を使って鍋を作ってくれました。調理や後片付けもラクで、暖まることができました。
この経験から、親元を離れて一人暮らしを始めるときにも迷わず購入し、家でしゃぶしゃぶをするときなどにカセットコンロを使っています。
東日本大震災〜福島での被災経験を振り返ってみた
こんにちは、福島県出身のライターnegiです。 私は普段の生活で「防災」なんて一切考えたこともなく、毎日を過ごしていました。 12年前のあの日。 2011年3月11日、東日本大震災発生。 気がついたら ...
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こんな場合はどうする?使用する際の注意点
一方で、カセットコンロやカセットボンベによる事故事例(※3)も報告されているため、コンロを使用するのが怖いという人もいるかもしれません。
事故の多くは、誤った使用方法によりカセットボンベが熱くなりすぎて破裂したことが原因です。
カセットボンベの破裂や火災、事故の危険を避けるために、以下の使用方法を守りましょう。
カセットボンベの注意事項
- IH調理器の上で使用しない
- コンロを覆うような大きい調理器具(鍋、フライパン)を使用しない
- コンロに指定されているカセットボンベを使用する
- 調理以外の用途に使用しない
- 石綿やセラミック付きの魚焼き器を使用しない
- コンロを2台以上並べて使用しない
- カセットボンベは表示通り正しくセットする
- ストーブの近くで使用しない
- カセットボンベを40度以上になる車内等に置かない
- カセットボンベを火の中に投げ入れない
- ガスの再充填をしない
- 家具・壁・カーテンなどから15cm以上離して使用する
(参照:一般社団法人日本ガス石油機器工業会)
地震の後で余震が続く状況や、室内にガス漏れなどの可能性があるときは使用を避け、安全が確認できてからにします。
また、一酸化炭素中毒や酸欠になる場合があるので、テントや車内などの狭い空間で使用するのはやめましょう。
災害時におすすめのカセットコンロ
ライフラインが遮断された災害時に備える防災グッズとしてカセットコンロを用意するなら、以下のポイントを押さえておくと選びやすいです。
point
- マグネット式
カセットボンベの装填は、旧来のレバータイプよりも着脱の簡単なマグネット式がおすすめ。 - 圧力感知安全装置付き
カセットボンベが加熱されて温度が上がり、内部圧力が異常に上昇すると、自動的にカセットボンベがはずれてガスの供給が止まり、火を消す装置のこと。 - ヒートパネル搭載
燃焼による気化熱の影響で時間とともに火力が低下する性質を補って器具の火力を維持させる装置。これにより最後まで火力を維持し、ガスを無駄なく消費することができる。 - 内炎式バーナー
炎を内側に集中させ、鍋底から炎をこぼれにくくしてガス消費量を節減することができる。
(参照:イワタニカセットフーの特徴|岩谷産業株式会社 )
我が家のカセットコンロを買い替えるときも、上記の基準を参考にしました。
2台目のカセットコンロということと、とにかく頻繁に使うことから、テーブルにのせたくなるデザインかどうかも重視して選んだのは、カセットフー“エコプレミアム”。
最後まで比較検討しながら悩んだ、おすすめのカセットコンロを3つ紹介します。
イワタニ『カセットフー 達人スリム プラス』
カセットコンロのパイオニア、イワタニのスタンダードモデルとでも言うべき、オールマイティな万人向けのカセットコンロ。
我が家はデザインと掃除のしやすさで別のモデルにしましたが、防災向きのポイントをしっかり押さえているのはもちろん、カセットフーシリーズの中でも最もうす型なので、調理や食べるときもラクです。
こんな人におすすめ
- 1台目としてベーシックなタイプが欲しい
- 収納に場所を取りたくない
- 日常的にも防災用にも使いたい
ニチネン『マイコンロ・エコ』
お店などで業務用の利用も多いニチネンのマイコンロ・シリーズ。こちらは内炎式のバーナーで炎のロスを抑え、ガスの消費量を減らした省エネ型のモデルです。
内炎式は他にもありますが、3人以上の家族用にも対応できる大きさで、価格とのバランスも良いのが魅力。
カセットコンロは原則として同じメーカーのカセットボンベを使用することになっていますが、ニチネンのカセットボンベは比較的リーズナブルなので、ガスとセットで備えやすいというのもポイントです。
こんな人におすすめ
- 火力の強さよりもガスの消費量を抑えるエコタイプを優先
- カセットボンベと一緒に備えたい
イワタニ『カセットフー タフまる』
アウトドアが趣味の人におすすめなのが、ダッチオーブンも使えるこちら。
普段はキャンプやバーベキュー用に持ち出して使いつつ、いざという時には自宅の庭やテラスなどで使うなんてこともできます。
アウトドア用ということで、ダブル防風ユニットや炎が消えにくい多孔式のバーナーが持ち味ですが、燃焼音が静かで弱火も得意なので、もちろん屋内で使用しても問題ありません。
アウトドアグッズと防災グッズは機能的に兼用することもできるので、普段はあまりカセットコンロを使用しないというのであれば、こちらをメインにして備えてもいいですね。
こんな人におすすめ
- キャンプやバーベキューなど主にアウトドアで使いたい
- 専用のキャリーケースが欲しい
- 省エネよりも火力の強さを重視
【番外編】イワタニ『カセットフー “ビストロの達人Ⅲ”』
少しお値段は張りますが、カセットコンロのヘビーユーザーが次に注目しているのがこちら。
グリルパン付きのカセットコンロです。
これ1台で、「焼く」「煮る」「蒸す」「炊く」などの多彩な調理が可能なうえ、グリル鍋とホットプレートの2役をこなす専用プレートが付いて、しかもカセットコンロとして単体でも使えるという、まさにマルチなカセットコンロ。
我が家では、カセットコンロは土鍋と組み合わせて使っています。
たまにはホットプレート調理もしてみたい、でも新たに買い足すと収納場所を取るし…と迷っていたのですが、これならホットプレートも使えるので、家族で色々楽しめそう!と心がときめいています。
いつもの生活でカセットコンロを使う方法
防災グッズとしてカセットコンロが役に立つことは知っているけれど、普段は備えっぱなしで出したことがない、という方もいますよね。
でも、いざ必要に迫られたときに使い方もわからず、説明書から読むところから始めるのはとっても不安。
非常食も試食したり、食べ慣れたものを用意することが大事なように、防災グッズも普段から使い慣れておきましょう。
アウトドアが趣味ではなくても、家で鍋を囲むのにカセットコンロを登場させるだけでOK!
現に、我が家はアウトドアどころかバリバリのインドア派ですが、東日本大震災の後で母から防災グッズとしてもらったカセットコンロを、10年間使い倒してしまいました。
子どもが小さいときは、食卓で火を使うのは不安でしたが、最初は子どもが手を伸ばしても届かないところに置くところから始め、今では少しずつ使い方や注意事項を伝授しています。
普段は安全のために電気のグリル鍋を使っているという家庭も、たまにはカセットコンロを登場させてみると、防災学習の一環になりますよ。
カセットボンベはどう備える?
カセットコンロを揃えたら、次はカセットボンベ(ガス)です。
当然ですが、カセットコンロがあっても、燃料となるガスがなければ災害時にも使うことはできません。
さらに保管方法や使用期限、廃棄の仕方など、注意すべきポイントが多いのは、実はこのカセットボンベの方なのです。
取り扱いを間違えると、重大な事故につながる恐れもあるので、一つずつ解説していきましょう。
携帯用ガスの選び方
携帯用のガスは、主にCB缶とOD缶という2種類があり、カセットコンロに使用するカセットボンベはCB缶と呼ばれています。
CB缶
OD缶
スーパーやコンビニなどで買えるので手に入りやすく、比較的安価ですが、アウトドア用のOD缶に比べると寒さに弱いという特徴があります。
キャンプやバーベキューではCB缶とOD缶を使い分けますが、家庭で使用するには、カセットコンロ×CB缶のカセットボンベという組み合わせが最適です。初心者にとっても、キッチンのガスコンロと同じ感覚で使うことが出来ますし、防災にもそのまま転用できます。
普段も防災用としても主に屋外での使用を想定している場合は、アウトドアでも使えるカセットコンロを選びましょう。
また、基本的にカセットコンロと同じメーカーのカセットボンベを使用することが推奨されています。
JIA認証とは
カセットコンロなどの家庭用のガス機器やカセットボンベ(ガス)の缶には、JIA認証マークが付いています。
これは、製品の設計に関する検査と、製品が設計通りに製造されていることを確認する検査の2段階の検査に合格した製品が、基準に適合している証として付けることができるマークです。(※4)
カセットコンロやカセットボンベを購入する際には、国内メーカーの製品で、このJIA認証マークが付いているものを選びましょう。
備蓄として何本必要?
カセットボンベは、たいてい3本セットで売られていることが多いようです。
あくまで防災用で普段は殆ど使わない、使ったことがないという場合は、とりあえず3本(1セット)を備えましょう。(もし使ったら、都度買い足しておきます)
週1で必ず使う我が家では、3本×3セット(9本)を常にストック。カセットコンロを使っている最中にガスが切れてしまうこともよくあるので、ローリングストックでとにかく切らさないようにしています。
カセットボンベの消費スピードは、使用頻度だけでなく気温や水の量、鍋の種類などさまざまな要因で決まるので、防災用に備えるなら災害時にどのような使い方をするかを想定してストックの数を考えましょう。
参考までに去る12月、室内温度は平均20℃くらいとして、我が家のカセットボンベの消費量は3本でした。
毎回、しゃぶしゃぶや鍋物はキッチンのコンロで一度沸騰するところまで作り、食卓では毎回弱火で1時間ほど点火しています。〆の麺や雑炊は、そのままカセットコンロで作ります。
保温性の高い土鍋を使用していますが、感覚では7~8回の鍋物をするのに約10時間点けると、カセットボンベを1本消費するというペースです。
保管場所や使用期限・廃棄の注意点
CB缶のカセットボンベは細長い形状で、立てて収納しやすいというメリットがあります。
購入したものの、しばらく使わないときは、火気や直射日光を避け、湿気の少ない気温40℃以下の涼しい場所に収納しましょう。
一度カセットコンロに装填して使用した場合も、使い切らないで保管する場合はカセットコンロから取り外し、キャップをはめてコンロとは別々に保管します。
notice
長期間カセットコンロに装填したままだと、異常燃焼やガス漏れにつながる恐れがあり、非常に危険です。必ず取り外して保管しましょう。
使用期限はある?
カセットボンベの使用期限は製造年月日から約7年です。缶の底に製造年月日が印字されています。
中身のガスは経年でも変質しませんが、容器やパッキン等が劣化してガスが漏れる可能性があります。
期限内でも、容器に錆びが発生している場合は、使用するのをやめましょう。
カセットコンロの使用期限は約10年です。使用頻度に関わらず、製造年月から10年を目途に処分することが推奨されています。
カセットボンベの廃棄方法
カセットボンベは、廃棄するときにも注意が必要です。
ボンベの缶を捨てる際は、必ず中身のガスを抜いてから、自治体ごとの処分方法に従って廃棄します。
ガスを使い切っているかどうかは、カセットボンベの缶を振るとわかります。サラサラ、シャカシャカと音がすれば、まだガスが残っています。
残ってしまったガスは、下記の方法で抜きます。
カセットボンベのガスを抜く方法
- 屋外の火の気のない、風通しのよい場所で、キャップをはずす
- ボンベを逆さまにして、コンクリートなど固い面に先端(ステム)を押しつけてガスを出し切る(※参照ページには動画もあります)
振ってみて音がしないことを確認したら、空の容器を自治体の決まりに従って処分しましょう。
カセットコンロは、カセットボンベを取り外したうえで、こちらも自治体の決まりに従って廃棄します。
コンロ以外にも使える!「もしも」のライフラインに
カセットボンベ(ガス)は、基本的にはカセットコンロに使いますが、コンロ以外の燃料としても使えます。
室内用の暖房機や、カセットガスだけで発電する発電機などです。
暖房機は、手軽に持ち運べてどこでも使用できる利便性と、電源を必要としないことから、日常生活と防災用を兼ねて備える人も多いようです。
近年の燃料費の値上がりを考えると、比較的安価なカセットボンベを使う暖房機に乗り換える人もいるかもしれませんね。
また、停電が起こるのは寒い季節とは限りません。
カセットガスだけで使える発電機なら、冬に限らず一年中の停電の備えになりますね。
多少値段は張りますが、カセットコンロと一緒にカセットガスを備えるなら、ほかの備えと兼用するのもおすすめです。
ある家族のカセットコンロライフ
そもそも、我が家がカセットコンロを使い始めたきっかけは、夫婦そろって異様にしゃぶしゃぶや鍋物が好きだったことです。
きっかけは、新婚時代に住んでいた街にしゃぶしゃぶのチェーン店『温野菜』があったこと。共働きでどちらも残業が多く、よく仕事帰りに『温野菜』で待ち合わせて夕食にしていました。
結婚して最初に買った調理器具は(なぜか)土鍋。
今でも現役のこの土鍋を使って、家でも鍋物をしていましたが、当時はキッチンのガスコンロで作ってテーブルに運んでいました。食べている途中で冷めてしまうのが難点でしたが、カセットコンロを買うという発想には至りませんでした。
使い始めたきっかけは東日本大震災
その後、妊娠をきっかけに引っ越して子どもが生まれ、育休明けで復帰する前に東日本大震災が発生。
幸い、都内に住んでいる自宅や実家、親戚にも特に被害はなかったのですが、しばらくして母から「防災用に使いなさい」とカセットコンロをもらいました。
最初は「1歳の子どもがいるのに、カセットコンロなんて危なくて…」と思っていたのですが、子どもは保育園から帰って先にごはんを済ませて寝かしつけ、夫が帰宅した後に大人だけで食事するという生活だったので、試しに使ってみたら鍋物が冷めずに最後まで美味しく食べられることを発見!(←かなり今更…)
その後、ベビーチェアに座っている子どもが手を伸ばしても届かない位置にカセットコンロをセットして、自宅で鍋物をするようになりました。
と言っても、当時はまだ冬場に週1回程度の頻度でした。
9年が経過して買い替えてみた
さらに数年後、引っ越しして2人目が生まれた家でもちょくちょく使いましたが、今の家に引っ越してからは、もっと頻繁にしゃぶしゃぶをするように。
しゃぶしゃぶや鍋のメリット
- 肉も野菜も炭水化物もバランスよく食べられる
- 調理がラク(野菜を切るだけ)
- 体が温まる(ついでに部屋も暖まる)
- 洗い物が少ない(鍋と取り皿、お箸だけ)
- 具材や出汁を適宜変えていくので飽きない(個人の好みもありますが…)
- 離乳食が終わった子どもにも取り分けられる(しっかり火を通して冷ませばOK)
- 小学生になった子ども達はもちろん、老若男女に受け入れられる
というわけで、冬場はとにかく鍋→しゃぶしゃぶ→鍋→しゃぶしゃぶの繰り返し。
あるとき、いつもしも編集部でその話をしたら皆に驚かれ(若干引かれ)、むしろこちらが驚きました。(←わりと普通だと思っていた)
そして「いつもしも」がスタートして防災の知識を身につけるうちに、カセットコンロやカセットボンベにも使用期限があることを知りました。
折しも母にカセットコンロをもらってからちょうど9年ほど経っていたので、防災の視点も入れて新しいカセットコンロを検討した結果、ちょうど10年が経つ頃に買い替えたのでした。
先週末から一気に寒くなり、温かいものが美味しい季節になりましたね🍂鍋ものが好きな我が家は、少し前に #カセットコンロ を新調しました。災害時にも役立ちますが、地震で揺れると炎が異常に拡大することもあるようです。普段から正しい使い方や危険性を知っておくのも備えのうちですね。#いつもしも https://t.co/bmuYZ011g9 pic.twitter.com/wTbDtM5aVw
— いつもしも◇ママと子どもの防災 (@itumosimo) October 21, 2021
現在も年中無休&週1~2で愛用中
新しいカセットコンロにした結果、ますますしゃぶしゃぶ&鍋好きがヒートアップ。
週末の我が家の会話は、大体こんな感じです。
というわけで、夏場は土日のどちらかはしゃぶしゃぶ、冬は土日両方と平日の寒い日の週3ペースが定着。
それでも未だに飽きません。最近では、子どもまで今日何が食べたい?と聞くと、「鍋!」と答えるようになってしまいました。(←幼い頃からの鍋教育の賜物)
カセットコンロライフは続くよどこまでも
かくして、我が家での地位を盤石にしたカセットコンロですが、悩みがないわけではありません。
子ども達が大きくなるにつれて、カセットコンロ専用のように使っている土鍋が小さく感じるようになりました。
また、カセットコンロの上に土鍋をのせると子どもには高くて取りづらいので、子ども達の分を親がよそってあげていたのですが、その習慣が定着してしまい、中学生になる息子の分まで未だに親がよそうという過保護状態に。
と夫に呟いてみたところ、
というわけで、我が家のカセットコンロライフはまだまだ続きそうです。
まとめ
ビルトインや卓上のIHクッキングヒーターが増えている昨今、カセットコンロはどことなく昭和の香りがする、レトロなアイテムと思われるかもしれません。
ですが、ひとたび災害が起きてライフラインがストップしてしまうと、最新設備のキッチンでは何もできなくなる可能性があります。
特に冬場は、温かい食事やお湯が作れないと、身も心もつらくなってしまいます。
ぜひ、いつもの生活でも、家族でカセットコンロと鍋を囲んでみてください。
湯気の立つ温かい食事を共にすることで、もしもの備えが出来ると同時に、心と体がほっこり温まりますよ。